準備学習・事後学習
|
|
講義だけでは教科書の内容や課題をカバーできません、各講義後に教科書の講義該当箇所を精読し章末問題に取り組んでください。これを事前・事後学習(2時間/1講義)とします。毎回、授業時間の2倍の自学自習が必要です。
|
|
|
課題・定期試験に対するフィードバック
|
|
確認テストは翌週の講義中に、定期試験については学務システムでフィードバックします。
|
|
|
履修上の留意
|
|
講義の理解度及び外部講師の招聘等により授業計画が変更されることがあります。授業計画の変更がある場合には講義中にお知らせします。
|
|
|
授業の概要と目的
|
|
2022年5月岸田首相は個人の金融資産を貯蓄から投資にシフトさせる「資産所得倍増プラン」を掲げ、2024年1月からは新NISA(少額投資非課税制度)が始まりました。企業や家計に眠る現預金を成長産業への投資につなげてもらいたい、老後に備えて若いうちから金融資産所得を増やしてもらいたいということが政府の意図です。これら意図の是非は別にして、貯蓄から投資へという流れの中、私たちは証券市場を通じて株式や債券を購入し、自らの判断で運用する必要に迫られています。授業ではこのような資産運用の場としての証券市場の仕組みを理解すること、そして、資産運用、資産形成に役立つ知識を習得し将来の資産形成に備えることを目的とします。
|
|
|
アクティブ・ラーニング
|
|
計算問題を講義中に行い解答してもらうことがあります。理解できた人は一緒に受講している人に教えてもらいます。
|
|
|
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
|
|
|
|
実務経験と授業内容の関係
|
|
企業勤務経験を活かし、証券市場を使ったファイナンスの基本的な知識と手法、株式についての考え方について講義する。
|
|
|
科目ナンバリングコード
|
|
|
|
サブタイトル
|
|
|
|
到達目標
|
|
①証券市場の仕組みと役割を理解する ➁適切な割引率を用いて資産のファンダメンタルズ計算ができる。 ③NISAを利用した資産形成の準備ができる。
|
|
|
授業計画
|
|
| |
|
【項目欄】
|
【内容欄】
|
|
1.
|
イントロダクション(証券と投資)
|
本講義(金融政策論)の講義目的、学習内容、学習方法、事後学習、評価方法を確認します。また、金融市場の機能と証券の役割、2024年から始まった新NISAについて解説します。 教科書:第1章
|
|
2.
|
株式会社
|
会社の定義、株式会社の歴史と特徴、株主の権利を講義します。株式会社に内在する問題を考えてもらいます。 教科書:第6章
|
|
3.
|
株式市場1
|
株式市場の機能(発行市場と流通市場)について講義します。株式指数の算出方法を学んだ後、株式指数日経225の採用銘柄変更を考えてもらいます。 教科書:第6章
|
|
4.
|
株式市場2
|
証券取引の歴史や証券取引所での取引の仕組みと株式取引・信用取引の仕組みについて学習します。 教科書:第6章
|
|
5.
|
評価の基本原理
|
お金の時間概念を学習したのち、割引率を使って資産評価の基本を学習します。 教科書:第2章
|
|
6.
|
株式分析
|
資産評価の手法を使った株価の計算を学習します。 教科書:第7章
|
|
7.
|
企業分析
|
株式のファンダメンタルとなる企業の財務指標を学習します。 教科書:第3章
|
|
8.
|
確認テストと解説(7回までの振り返り)
|
第1~第7回までの知識が定着しているかを確認テストで調査します。テスト終了後、7回までのまとめ解説を行います。
|
|
9.
|
債券市場
|
日米それぞれの金融危機を通じて、債券市場と債券価格の関係を学習します。 教科書:第4・13章
|
|
10.
|
債券分析
|
債券価格の決定を通じて、金利の構造や債券価格と利子率の関係を学習します。 教科書:第5章
|
|
11.
|
ポートフォリオと資本市場理論
|
リスクの計算と分散投資によるリスク低減を学習します。 教科書:第9章
|
|
12.
|
行動ファイナンスと投資
|
典型的な株式投資の失敗と、株式投資が感情に左右されることを学習します。 教科書:第10章
|
|
13.
|
投資信託
|
投資信託について学習し、投資信託を使った長期投資のシミュレーションを行います。また、オルタナティブ投資についても学習します。 教科書:第8章
|
|
14.
|
デリバティブス
|
先物取引、オプション取引の基本を学習します。 教科書:第12章
|
|
15.
|
まとめ
|
近年の証券市場の動向について1~14講義の知識を使って考察します。
|
|
|
|
テキスト
|
|
| |
|
【書籍名】
|
【著者】
|
【出版社】
|
|
1.
|
入門証券論
|
榊原茂樹ほか4名
|
有斐閣コンパクト
|
|
|
|
参考文献
|
|
| |
|
【書籍名】
|
【著者】
|
【出版社】
|
|
1.
|
図説 日本の証券市場
|
日本証券経済研究所
|
日本証券経済研究所
|
|
2.
|
臆病者のための株入門
|
橘玲
|
文芸春秋
|
|
|
|
授業方法の形式
|
|
|
|
授業の実施方法
|
|
|
|
成績評価方法
|
|
確認テスト30%、定期(期末)試験70%。 ただし、6回以上欠席した場合は欠格とする。
|
|
|
成績評価基準
|
|
到達目標に到達しているかを確認テストと定期試験に分けて調査します。確認テスト、期末試験では計算問題に加えてキーワードやシステムを問う選択問題および記述問題を出題します。それぞれ60%以上の正解率をもって合格(C)とします。
|
|
|
受講生へのメッセージ
|
|
金融知識あるいは金融リテラシーをつけて、将来の資産形成に備えてください。
|
|
|
参考URL
|
|
|
|
画像
|
|
|
|
ファイル
|
|
|
|
更新日時
|
|
2024/02/09 18:18
|