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科目名 現代資本主義入門(経済学科1年次) 
担当者氏名

渋井 康弘

全開講対象学科 経済学部経済学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-専門基礎部門 
備考  



準備学習・事後学習
毎日、新聞(見出しだけでも良いから)に目を通し、現代資本主義の中で進行している諸事象について、現実感覚をもつようにすること。

毎回、授業時間の2倍の自学自習が必要です。 
課題・定期試験に対するフィードバック
成績評価の根拠はオフィス・アワーでお伝えします。また定期試験の講評を、Campusmate-Jの「講義連絡登録」により、受講者に配信します。 
履修上の留意
主に日本資本主義に注目しながら、現代資本主義のさまざまな側面を扱います。講義の中から自分の今後の研究テーマを見つけ、ゼミナールの選択に生かすこともできるでしょう。 
授業の概要と目的
毎回、現代資本主義の理解に不可欠なテーマをひとつ取り上げ、検討します。経済学におけるものの考え方、現代資本主義を分析するための基礎視角を身につけて下さい。 
アクティブ・ラーニング
講義は一方的に話すだけのものにはせず、各回、こちらから質問する時間を設けます。質問されたときは、分からなくてもとにかく考えて、答えをひねり出してください。それを繰り返しているうちに、自分の意見を持てるようになるはずです。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はDP2/CP2に関連する。 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
経済EE11004 
サブタイトル
現代資本主義を理解するための基礎的な視点と、ものの考え方 
到達目標
複雑な現代資本主義のあらゆる側面に関して、一定の知見を持って、自分なりの見解を言えるようにしましょう。



全15回の授業を、自分の言葉で説明できるようになることを目標にしてください。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 大学での学び  高校での勉強と大学での研究。 
2. GDPの概念  GDPという概念は経済実態の何を反映し、何を反映していないか。 
3. 経済学とはどのような学問か  経済学しかやっていない経済学者は、本当の経済学者ではない。 
4. 階層的下請構造  日本の産業を支える膨大な中小企業群。 
5. 日本的生産方式の検討  世界が注目したリーン・プロダクション。 
6. 日本産業の輸出依存体質(1)  一挙に確立され、輸出を前提に拡大した新鋭重化学工業。 
7. 日本産業の輸出依存体質(2)  集中豪雨的輸出の後に来た平成不況と輸出依存の限界。 
8. 情報技術と日米関係  軍事関連で基本技術御開発する米国と、それを民生産業で応用する日本。 
9. 不安定な国際通貨制度(1):IMF体制の成立と崩壊  米国国際収支赤字膨大化の下での金・ドル交換停止とIMF体制崩壊。 
10. 不安定な国際通貨制度(2):安定した基軸通貨は?  国際通貨の不安定性がもたらす国際紛争。 
11. 金融暴走の時代  アメリカ主導の金融自由化と金融部門の暴走・肥大。 
12. 石油づけ文明と石油ショック  エネルギー転換の下で起こった石油ショックと、石油価格変動を利用した投機の蔓延。 
13. 公害と地球環境問題  産業公害のグローバリゼーションとしての地球環境問題。 
14. 輸出依存体質と内部留保  変わらぬ輸出依存体質の下での経済停滞と、大企業に蓄積される内部留保。 
15. 現代経済学と市場  新自由主義の台頭と世界的な格差拡大。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 「現代資本主義入門」資料  渋井康弘  非売品(配信します) 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特になし     
授業方法の形式
講義 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
定期試験100%。毎回の講義をきちんと理解しないと良い成績は取れません。 
成績評価基準
毎回の講義をきちんと理解しないと良い成績は取れません。C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
初回から本格的に講義をしますので、きちんと出席してください。当然のことですが、講義中の私語は厳禁。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2024/02/07 14:37


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