| |
|
【項目欄】
|
【内容欄】
|
|
1.
|
ケインズ研究の歴史
|
諸外国におけるケインズ研究の起こりと現状について概観する。特に、新古典派総合との関係で、アメリカに注目する。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
2.
|
日本でのケインズ研究
|
日本におけるケインズ経済学の導入と現状について概観する。また、ケインズ経済学を3期に分割できることと、それぞれの期間の特徴について学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
3.
|
自然科学と道徳科学
|
ケインズ経済学の特異性を理解するために、自然科学と道徳科学の違いについて学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
4.
|
道徳科学としてのケインズ経済学
|
ケインズ特有の科学主義批判、とくにいわゆる合成の誤謬という考え方が、ムーア等の哲学者からの影響があった可能性について学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
5.
|
道徳科学的観点からの批判
|
社会的公正、自由、政府機能の拡大等についての、ケインズ独自の考え方について学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
6.
|
計量経済学批判
|
ケインズがなぜティンバーゲンやフリッシュの計量経済学を批判したのかを理解する。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
7.
|
一般理論と新古典派
|
ケインズの主著「一般理論」と新古典派経済学の違いについて理解する。初めに新古典派の体系についてまとめ、そのあとで、貯蓄と投資の関係についての、両者の理解の仕方の違いについて学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
8.
|
ケインズと労働市場
|
ケインズによる新古典派労働市場分析批判について学ぶ。また、ケインズが貨幣数量説に対してどのような態度をとったかについても学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
9.
|
方法論的個人主義とは何か
|
新古典派の方法論的個人主義と労働市場分析について学ぶ。労働市場を巡る、ケインズと新古典派の対立点について理解を深める。非自発的失業の存在の導出について学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
10.
|
ケインズの有効需要論
|
ケインズがどのようにして有効需要論に到達したかを学ぶ。政府部門と海外部門を考慮に入れた場合の有効需要を導く。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
11.
|
マクロ変数間の関係
|
マクロ変数の間で客観的関係が成り立つ例について学ぶ。また、カルドアによるケンブリッジ分配理論について学ぶ。さらに、ケインズのマクロ理論がなぜ20世紀科学主義と呼ばれるのかを理解する。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
12.
|
投資と貯蓄の理論
|
投資と貯蓄概念上、新古典派とケインズとではどのように違っているかを明らかにする。また、ミクロの投資概念とマクロの投資概念の違いを、在庫減がある場合と他社の株や社債を購入する場合を例にあげて理解する。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
13.
|
ケインズの利子率決定論
|
コンソル債(永久確定利付き債)の価格と市場利子率の関係を明らかにし、ケインズの利子率決定論を理解する。ケインズの投資理論と新古典派の投資理論の違いを理解する。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
14.
|
合成の誤謬とは何か
|
合成の誤謬とは何かについて、貯蓄のパラドックスと企業の合理化問題を例に説明する。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
15.
|
ケンブリッジ・サーカスについて
|
ケンブリッジ・サーカスのケインズ理論に与えた影響について学ぶ。特に乗数理論と貯蓄曲線のシフトという考え方に焦点を当てる。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
16.
|
ケインズの利子理論
|
ケインズにとって利子とは何か、また、ケインズは利子率と消費、貯蓄の関係をどのように考えたのかを明らかにする。 90年代日本の不況において消費者選択理論が反証された事実について学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
17.
|
ケインズの乗数理論
|
即時的乗数と波及論乗数の違いを理解し、サムエルソン理論の問題点について学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
18.
|
波及論的乗数理論の修正
|
ケインズがなぜ社会全体の産出額から使用費用を除いたのかを理解した上で、原材料費を含んだ乗数の波及過程について説明する。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
19.
|
ケインズの貨幣理論
|
ケインズが社会全体の貨幣量Mをどのようなものと考えたかを理解する。また、 投機的動機に基づく貨幣需要が利子率に関係するというケインズの見解についても理解する。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
20.
|
ヒックスのIS-LM理論
|
ヒックスの指摘したケインズモデルの二つの問題点について学ぶ。ヒックスとケインズの投資理論上の見解の違いを明らかにする。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
21.
|
IS-LM理論の日本における応用
|
ヒックスのIS-LM理論について学ぶ。90年代の日本において、IS-LM分析に基づいた政策がどのように展開したかについて学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
22.
|
JSミルについて
|
JSミルの理論における一般社会学と特殊社会学の違いを明らかにする。また、ミルとマーシャルの分配論について学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
23.
|
ミルとムーアによる功利主義批判
|
ミルとムーアによる功利主義批判の内容を学び、有機的統一の原理とは何かを理解する。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
24.
|
有機的統一の原理について
|
有機的統一の原理というものが、ケインズの一般理論構築上でどのような役割を果たしたかを解明する。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
25.
|
オックスフォード調査について
|
オックスフォード調査の内容について学び、ケインズの価格メカニズムの考え方を明らかにする。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
26.
|
収穫不変は正しいか
|
金利と資金移動の関係、財価格と消費者需要の関係を明らかにし、なぜ収穫不変の仮定が合理的かについて考える。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。
|
|
27.
|
価格理論
|
マークアップ理論、 固定価格制度、および価格二分法について学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。自分の研究テーマについて考える。
|
|
28.
|
ケインズとリカード
|
ケインズの時代とリカードの時代の違いについて学ぶ。ケインズの時代の需要の特徴について学ぶ。テキストの該当箇所を予習し、授業後は小レポートの復習をすること。自分の研究テーマについて考える。
|
|
29.
|
プレゼンテーション
|
自分の研究テーマについて、順番にプレゼンテーションを行う。教員からのコメントを考慮し、内容改善をする。
|
|
30.
|
プレゼンテーション(継続)
|
プレゼンテーションを継続し、全員終了後に教員が講評を行う。
|
|