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科目名 専門ゼミナール2 
担当者氏名

勝浦 正樹

全開講対象学科 経済学部経済学科
経済学部産業社会学科
年次 3年次 
クラス  
講義学期 通年 
単位数
必選区分 選択必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-ゼミナール部門 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習としては,テキストの該当箇所を予習しておくとともに,報告の分担にあたっている場合は,プレゼンテーションの準備をしておくこと.事後学習としては,その日学習した内容を,もう一度パソコンを使って操作を確認するとともに,テキストの該当箇所を熟読し復習しておくこと.毎回,授業時間の半分の自学自習時間が必要である. 
課題・定期試験に対するフィードバック
授業期間中に行われた課題については,授業内において,継続的な解説を行う.
期末レポートについては,講評を行って,WebClassの掲示板により,受講者に提示する. 
履修上の留意
統計学1・2は履修済み(または履修中)であり,経済データ分析1・2を履修中であること.関連科目としては,計量経済学などがある.また,統計検定を受験することが望ましい. 
授業の概要と目的
このゼミナールの目的は,統計学的な方法を用いることによって,現実の経済・社会の諸問題を分析し,解決する能力を身につけることである.そのためにまず基本的な統計学的な方法を理解し,その後で,各自が興味をもつテーマに関するデータを収集・分析し,プレゼンテーションを行う.自らのテーマを選択することによって,自主的かつ持続的な探究心を育み,他者との議論を通じて,より深い分析を行っていく.テーマは,経済に関連したものに限らず,各人の興味によって,スポーツ,教育,環境,地域,福祉,文化などでも構わない. 
アクティブ・ラーニング
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はDP2/CP2、3に関連する。 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
経済EE31101、産社EI31101 
サブタイトル
統計的方法によるデータ分析 
到達目標
ある問題(課題)が与えられたときに,どのようにデータを収集し,どのような統計的手法を用いればよいのかを適切に判断し,分析を行った上で,結果を正確に読み取り,その意味するところを的確につかむことができるようにする.また,統計検定3級レベルの知識を確実に習得できるようにする. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. イントロダクション  ゼミナールの目的,運営の仕方などについて説明する.また,各自の興味のあるテーマなどを発表し合い,相互理解を深めるとともに,今後の予定などについても話し合う.
授業後には,次週の発表の準備を行うこと. 
2. 予備報告  各自の興味のあるテーマについての簡単なプレゼンテーション(5分程度)を行い,互いに質問し合うなど簡単なディスカッションを行う.
事前には発表の準備を行い,授業後は発表時のコメントを整理し,指摘された事項について調べておくこと. 
3. PowerPoint の基本操作 (1)  PowerPointの簡単な操作方法についてパソコンを利用して学習した上で,演習を行い,一通り簡単なプレゼンテーションが行えるようにする.
事前に教科書2の第1章~第2章を読み,授業後はその日行った演習を再度自分で操作してみること. 
4. PowerPoint の基本操作 (2)  インパクトのあるスライドをつくるための文字の調整,図の挿入などについてパソコンを利用して学習した上で,演習を行う.
事前に教科書2の第3章~第4章を読み,授業後はその日行った演習を再度自分で操作してみること. 
5. PowerPoint の基本操作 (3)  Excelで作成した表やグラフを取り込む方法などをパソコンを利用して学習した上で,演習を行う.
事前に教科書2の第5章~第6章を読み,授業後はその日行った演習を再度自分で操作してみること. 
6. PowerPoint の基本操作 (4)  より効果的なプレゼンテーションを行うための方法をパソコンを利用して学習した上で,演習を行う(たとえば,アニメーションや図の作成など).
事前に教科書2の第7章~第10章を読み,授業後はその日行った演習を再度自分で操作し,また,次週のプレゼンテーションの準備を行うこと. 
7. PowerPointによる報告  PowerPointを用いて,自分の興味のあるテーマ(第2回の授業で報告した内容)についてプレゼンテーションを行った上で,そのテーマについてのディスカッションを行う.
事前に教科書2の全体を復習し,プレゼンテーションの準備を行うこと.授業後は発表時のコメントを整理し,指摘された事項について調べておくこと. 
8. Excelによる統計分析 (1)  Excelの基本的な操作を復習する.とりわけ,表示形式,関数などについて確認し,表形式のデータの作成について学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第1章を読み,授業後は再度教科書1の第1章を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
9. Excelによる統計分析 (2)  表形式のデータの基本的な分析,とりわけ構成比,増加率の計算についてゼミナール形式で学習し,演習する.
事前に教科書1の第2章を読み,授業後は再度教科書1の第2章を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
10. Excelによる統計分析 (3)  Excelによる統計分析 (2) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
Excelによる様々なグラフの作成方法及びその解釈についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第3章を読み,授業後は再度教科書1の第3章を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
11. Excelによる統計分析 (4)  Excelによる統計分析(3) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
大量のデータの表の作成について確認した上で,人口密度,人口増加率についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第4章を読み,授業後は再度教科書1の第4章を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
12. Excelによる統計分析 (5)  Excelによる統計分析 (4) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
データのソート,条件にあったデータの抽出についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第5章を読み,授業後は再度教科書1の第5章を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
13. Excelによる統計分析 (6)  Excelによる統計分析 (5) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
度数分布とヒストグラムの作成方法と階級幅の調整についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第6章1節を読み,授業後は再度教科書1の第6章1節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
14. Excelによる統計分析 (7)  Excelによる統計分析 (6) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
ローレンツ曲線とジニ係数についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第6章2節を読み,授業後は再度教科書1の第6章2節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
15. 前期のまとめ  Excelによる統計分析 (7) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
前期のまとめを行い,総合的な問題を演習し,夏休みの課題について説明する.
事前に教科書1の第1章~第6章を読み,授業後は夏休みの課題レポートを作成すること. 
16. 夏休みの課題の報告  夏休みの課題について,プレゼンテーション及びディスカッションを行う.
事前にレポートを作成し,プレゼンテーションの準備を行うこと.授業後は発表時のコメントを整理し,指摘された事項について調べておくこと. 
17. Excelによる統計分析 (8)  分布の位置を表す代表値・散らばりの尺度についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第7章1・2節を読み,授業後は再度教科書1の第7章1・2節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
18. Excelによる統計分析 (9)  Excelによる統計分析 (8) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
度数分布表からの平均・分散等の計算方法についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第7章3・4節を読み,授業後は再度教科書1の第7章3・4節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
19. Excelによる統計分析 (10)  Excelによる統計分析 (9) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
散布図と分割表の作成についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第8章1節を読み,授業後は再度教科書1の第8章1節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
20. Excelによる統計分析 (11)  Excelによる統計分析 (10) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
相関係数についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第8章2節を読み,授業後は再度教科書1の第8章2節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
21. Excelによる統計分析 (12)  Excelによる統計分析 (11) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
Excelのマクロの作成とユーザー定義関数についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第6章4節を読み,授業後は再度教科書1の第6章4節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
22. Excelによる統計分析 (13)  確率分布と中心極限定理についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第10章1~3節を読み,授業後は再度教科書1の第10章1~3節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
23. Excelによる統計分析 (14)  乱数を使ったシミュレーションについてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第10章4節を読み,授業後は再度教科書1の第10章4節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
24. Excelによる統計分析 (15)  母平均と母分散の推定と信頼区間についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第11章1節を読み,授業後は再度教科書1の第11章1節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
25. Excelによる統計分析 (16)  Excelによる統計分析 (15) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
母平均及び母分散の仮説検定についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第11章2節を読み,授業後は再度教科書1の第11章2節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
26. Excelによる統計分析 (17)  Excelによる統計分析 (16) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
2つの母集団の同一性の検定についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第11章3節を読み,授業後は再度教科書1の第11章3節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
27. Excelによる統計分析 (18)  Excelによる統計分析 (17) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
2つの母集団の同一性の検定についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第11章3節を読み,授業後は再度教科書1の第11章3節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
28. Excelによる統計分析 (19)  Excelによる統計分析 (18) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
分散分析,相関係数を使った検定についてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第12章2~3節を読み,授業後は再度教科書1の第12章2~3節を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
29. Excelによる統計分析 (20)  Excelによる統計分析 (19) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
単回帰分析,重回帰分析,ダミー変数などについてゼミナール形式で学習し,演習を行う.
事前に教科書1の第13章を読み,授業後は再度教科書1の第13章を読んで復習した上で,その日行った演習を再度自分で操作してみること. 
30. まとめ及び次年度へのガイダンス  Excelによる統計分析 (19) に関するプレゼンテーション及びディスカッションを行う.
これまでの総まとめを行い,総合的な問題を演習する.またゼミナールⅢ(卒業研究)に向けてのガイダンスを行う.
事前に教科書1の13章を読み,授業後はレポートの作成を行う. 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. Excelによる統計入門 第4版  縄田和満  朝倉書店 
2. できる PowerPoint 2019 Office 2019/Office365両対応  井上香緒里他  インプレス 
3. 原因と結果の経済学  中室牧子・津川友介  ダイヤモンド社 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. プレステップ統計学Ⅰ 記述統計学  稲葉由之  弘文堂 
2. プレステップ統計学Ⅱ 推測統計学  稲葉由之  弘文堂 
3. できる Excel 2019 Office 2019/Office365両対応  小舘由典他  インプレス 
4. データの分析 改訂版  日本統計学会編  東京図書 
授業方法の形式
ゼミナール形式・演習・発表・討論  
授業の実施方法
成績評価方法
平常点(課題・宿題の達成状況,報告内容)50%+レポート50% ただし,課題等が未提出の場合(発表の無断欠席を含む)は,単位を与えない. 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
無断欠席は厳禁.コンピュータをできる限り活用するつもりであるが,コンピュータの使用方法を習得することが目的ではなく,コンピュータを用いて統計データを分析する方法を身につけることが目的であるということを忘れないでほしい.上記のテキストは受講者の希望等を反映して変更することもあり得る(変更の場合,授業計画は一部変更される). 
参考URL
1. 総務省統計局(http://www.stat.go.jp/) データ収集 
2. 日経テレコン21(http://t21ipau.nikkei.co.jp/ipauth/auth/auth?sid=1) データ収集 
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更新日時 2022/03/03 16:28


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