シラバス参照

科目名 理論経済・経済史研究指導(1年次) 
科目名(英字) Research Guidance in Economic Theory and Economic History 
担当者氏名

松尾 秀雄

対象研究科・専攻 経済学研究科経済学専攻修士課程 
学期 通年 
単位数



準備学習・事後学習
ローザ・ルクセンブルク著の『経済学入門』を読み進める。受講生に明確な研究テーマの具体的内容があれば、それにあわせて臨機応変にテキストを変えていく。毎回、授業時間の2倍の自学自習を必要とする。 
授業の概要と目的
テキストを少しずつ読み進めて、疑問点を中心に議論したい。 
到達目標
マルクス経済学の理論構造を理解する。とりわけ歴史的な事実と理論との関係性を考察したい。 
授業内容
番号 【項目欄】 【内容欄】
1. ローザの翻訳を中心に読む場合は、以下の計画を立てる。  一年間の計画 
2. 経済学の対象  経済学の対象  諸学説の検討 
3. 国民経済の本質  「国民経済の本質」の部分を読む。 
4. 国民経済か世界経済か  当該箇所から議論すべき問題点を探す。 
5. 農業国と工業国の対立  ローザに特徴的な周辺部分からの搾取論を考える。 
6. 国民経済が自立しうるか否かをテーマにする  他者との相互交流の範囲と共同体の自立性を考察する。 
7. ゾンバルトなどのドイツ歴史学派の学説検討  当該箇所を読む。議論。 
8. 資本主義国の中心国と周辺国  資本主義は永遠に継続するかどうかのローザの叙述を考える。同時にイギリスが世界資本主義の中心国であるという旧来からの学説に欠陥がないか議論する。 
9. 原始共産社会の歴史的な位置  マウラーの発見 
10. 同上箇所  ゲルマン民族のマルク共同体の研究 
11. 同上箇所  ロシアの農民についての発見ーミール共同体 
12. 同上箇所  スラブ民族のマルク共同体 
13. モルガンの学説  家族の発見 
14. マルクスとエンゲルス  共産主義への移行か、歴史的共同体そのものの継続か 
15. モーガンの『古代社会』  ローザの紹介による学説の確認 
16. 『共産党宣言』  歴史的発展段階論の通説をいかに批判すべきか 
17. リッペルトによるマルクス批判  マルクスに対するリッベルトなどの批判の内容 
18. 私的所有の問題  私的所有の問題としての議論の立て方を研究する 
19. 原始的種族における共産主義  ローザの研究成果と人類学の地平 
20. ビュッヒャーの段階論・分類論。発展史観論  この内容を素材にしてあらゆる社会に共通な経済原則論を対峙させる。 
21. 経済史的な諸事実  古代ギリシャ共同体などのローザの研究成果を検証する 
22. 資本主義の理論:賃金法則  労働力の商品化 
23. 基本的人権の問題  生産手段・生産力・労働意欲の再形成 
24. 労働時間をめぐる闘争  歴史的な事実はどうなっているのか 
25. 労働時間・剰余労働時間・必要労働時間  マルクス理論の搾取の構造 
26. 労賃の引き下げ  生理的な最低限度まで労賃水準は切り下げられる 
27. 労働組合の効能  ローザが労働組合をどのように論じたか 
28. 失業と資本主義の矛盾  産業予備軍 
29. ローザ理論の総括  宇野理論に連なる純粋資本主義社会を想定した場合の問題点 
30. ローザ理論の総括  資本主義の矛盾というローザの結語についての議論 
授業形態・方法
ゼミ 
成績評価方法及び評価基準
平常点(発言の積極性と内容:45%・授業の態度:35%・授業への参加度合:20%)で評価する。 
その他(履修条件・関連科目など)
特になし 
テキスト
番号 【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 経済学入門  ローザ・ルクセンブルク  御茶の水書房 
参考資料文献等
番号 【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 使用しない。     
参考URL
画像
ファイル
更新日付 2020/03/12 14:57


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