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科目名 和漢医薬学 
担当者氏名

能勢 充彦

全開講対象学科 薬学部(6年)薬学科
年次 4年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数 1.5 
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門薬学教育部門 
備考  



準備学習・事後学習
伝統医学は、いわゆる西洋医学とは異なる点が多いものの、共通する考えもあります。両者を対比させながら考えるように留意して下さい。
また、本講義では新たな概念や基礎知識を学ぶことになるため、①事前に教科書の指定する部分を熟読することに加え、②配信される講義データを事前に出力すること、さらに、③毎回、講義時間の2倍もしくは1.6倍の自学自習をすることを課します。 
履修上の留意
「和漢医薬学」は、中国医学に端を発し、わが国で独自の発展を遂げた「漢方医学」への入門編の講義です。西洋医学とは、その成り立ちや基本概念、理論など異なる点を持ち、複数の生薬を組み合わせた処方を薬剤として用います。本邦の現代医学に於いては、西洋医学と相補的な医学として、これからの全人的医療への役割が期待されています。「薬用植物と生薬」の知識だけでなく、生理学、薬理学などの基礎知識をも十分に復習しつつも、新しい概念や理論を受け入れる「柔軟な思考力」を準備して下さい。 
授業の概要と目的
本邦において使用されてきた漢方薬について理解するために、東洋医学理論など漢方医学の考え方、診断法、代表的な漢方処方の特長や有害事象について講述する。現代医療において、漢方薬を有効に活用していくための基礎知識を修得し、漢方薬を正しく用いるための考え方を身につけることを目標とする。本授業は
CP②およびDP③、⑤に該当する(科目ナンバリングコード:PP41544)。 
サブタイトル
漢方薬の処方設計を理解し、適正に使用することを目的に、漢方医学の基本理論や生薬の特性に基づいた漢方薬の特徴を、系統的に修得する。 
到達目標
1.漢方医学の特徴について、西洋医学と対比させて概説できる。2.漢方薬と民間薬、代替療法との相違について概説できる。3.代表的な処方について、その構成や薬能を理解し、適応症や有害事象、使用上の注意について説明できる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 和漢医薬学総論(1)  講義の概要(オリエンテーション)
漢方の歴史、漢方医学の特徴など概論。
[E2(10)1-1, 1-4, 2-3] 
2. 和漢医薬学総論(2)  民間薬、代替療法などとの相違など概論。
[E2(10)1-1, 1-3, 1-4, 2-3] 
3. 漢方医学の基礎概念と基礎理論(1)  漢方医学の構造や基礎概念、基礎理論。
[E2(10)1-2, 2-1] 
4. 漢方医学の基礎概念と基礎理論(2)  漢方医学の構造や基礎概念、基礎理論。
[E2(10)1-2, 2-1] 
5. 漢方治療の基本法則と実際(1)  漢方医学の基礎概念や理論を通して、治療原則を詳述する。
[E2(10)1-2, 2-1] 
6. 漢方治療の基本法則と実際(2)  漢方処方についての気味や配合原則を解説する。また、漢方医学の診断法(四診)や弁証法(八鋼弁証)について解説する。
[E2(10)1-2, 2-1] 
7. 漢方治療の基本法則と実際(3)  六経弁証、五臓弁証など。
[E2(10)1-2, 2-1] 
8. 漢方治療の基本法則と実際(4)  気血津液弁証(1)。
[E2(10)1-2, 2-1] 
9. 漢方治療の基本法則と実際(5)  気血津液弁証(2)。
[E2(10)1-2, 2-1] 
10. 現代医療における漢方治療の実際(1)  日本薬局方に収載される漢方処方エキスの現代医療における適用と使用上の注意(1)。
[E2(10)2-2, 3-1] 
11. 現代医療における漢方治療の実際(2)  日本薬局方に収載される漢方処方エキスの現代医療における適用と使用上の注意(2)。
[E2(10)2-2, 3-1] 
12. 現代医療における漢方治療の実際(3)  日本薬局方に収載される漢方処方エキスの現代医療における適用と使用上の注意(3)。
[E2(10)2-2, 3-1] 
13. 臨床を知る  漢方相談薬剤師による臨床現場についての特別講義。
[E2(10)1-1, 1-2, 1-3, 2-1, 2-2, 3-1] 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 学生のための漢方医学テキスト  日本東洋医学会学術教育委員会  南江堂 
2. 適宜ファイルサーバーにて配信する     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 生薬の働きから読み解く 図解 漢方処方のトリセツ  川添和義  (株)じほう 
2. 現代医療における漢方薬改訂第2版  日本生薬学会監修  南江堂 
3. 薬学生のための漢方医薬学  山田陽城ら  南江堂 
4. 医学生のための漢方医学【基礎編】  安井廣迪  東洋学術出版社 
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
定期試験の成績(100%)で評価する。ただし、出席回数が3分の2以上の出席がない場合は欠格とする。
尚、各講義後のリアクションペーパーについては授業内で継続的に質問対策などを行い、定期試験については、講評などをまとめたペーパーを成績発表後に研究室前に掲示する。 
受講生へのメッセージ
現在、厚生労働省承認漢方処方は294処方を数え、医療用漢方製剤も148処方存在する。また、薬局製剤の中には192処方(212品目)の漢方薬があり、薬剤師にとって重要な医薬品である。高齢社会を迎え、多岐にわたる症状を抱えた患者さんや西洋薬では対応しきれない症状にも漢方薬の効果が期待されており、実際に奏功する症例も報告される中、医療人としての可能性を高めるためにも、本講義を通じて「漢方医学」に興味を持ち、各自の知識や技能を高めてもらいたい。
[関連科目:薬用植物と生薬,医薬品資源化学] 
参考URL
画像
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更新日時 2020/07/03 11:12


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