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科目名 薬物投与設計 
担当者氏名

灘井 雅行

全開講対象学科 薬学部(6年)薬学科
年次 4年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数 1.5 
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門薬学教育部門 
備考  



準備学習・事後学習
薬物動態学1、薬物動態学2の内容を十分理解していること。なお、毎回、講義時間の2倍以上の自学自習(予習・復習)が必要である。 
履修上の留意
近年、医療における薬物療法の重要性が高まるとともに、個々の患者の病態や生理状態に応じた薬物療法を行い、その有効性と安全性を確保することが問題となってきている。このためには個々の患者に対して最適な血液(組織)中濃度を得るための薬物投与計画を立案すること、すなわち、薬物療法の個別化が求められる。
本科目は、個々の患者に応じた薬物療法の個別化を行うために必要な知識と技能を習得を目的としており、薬剤師が薬物療法にかかわるためには必須の内容であるので、確実に自分のものにできるよう学習に励むこと。 
授業の概要と目的
本科目では、臨床的に薬物体内動態や薬物に対する感受性を変化させる要因として考慮すべき遺伝的素因、年齢的素因、妊娠や栄養状態などの生理的素因とともに、患者が有する疾患やその合併症が薬物体内動態に及ぼす影響について概説するとともに、臨床現場で遭遇するであろう種々の患者にとって最適な薬物投与計画を立案するための考え方を学ぶ。本授業はCP②およびDP③、⑤に該当する。(科目ナンバリングコード:PP41543) 
サブタイトル
薬物投与計画を立案する。 
到達目標
個々の患者に最適な薬物投与計画が立案できる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 薬物投与計画の立案(1)  医薬品添付文書の理解と患者の薬物速度論的パラメータに基づいた薬物投与計画の立案についての考え方
[E3(3)①1] 
2. 治療的薬物モニタリング(1)  治療的薬物モニタリング(TDM)の意義、対象薬物と血中薬物濃度測定法
[E4(2)②1,2] 
3. 治療的薬物モニタリング(2)  治療的薬物モニタリング(TDM)を行う際の採血ポイント、資料の取り扱い、薬物固有の注意点
[E4(2)②1,2] 
4. 年齢的素因(1)  新生児、乳児、小児、幼児、小児における薬物治療と薬物投与設計
[E3(3)①1] 
5. 年齢的素因(2)  高齢者における薬物治療と薬物投与設計
[E3(3)①2] 
6. 生理的要因(1)  薬物の効果に影響する生理的要因(性差、閉経、日内変動など)と薬物投与設計
[E3(3)④1]
妊婦、授乳婦における薬物治療と薬物投与設計
[E3(3)④2] 
7. 生理的要因(2)  栄養状態の異なる患者における薬物治療と薬物投与設計
[E3(3)④3] 
8. 合併症(1)  腎疾患患者における薬物治療と薬物投与計画
[E3(3)③1] 
9. 合併症(2)  肝疾患患者における薬物治療と薬物投与計画
[E3(3)③2] 
10. 合併症(4)  心臓疾患患者における薬物治療と薬物投与計画
[E3(3)③3] 
11. 遺伝的要因  薬物の作用発現に及ぼす遺伝的素因、薬物体内動態に影響を及ぼす遺伝的素因、遺伝的素因を考慮した薬物治療計画、コンパニオン診断に基づく薬物治療
[E3(3)①1, 2, 3,E3(3)⑤2] 
12. 薬物投与計画の立案(2)  ポピュレーションファーマコキネティクッスの概念と薬物投与設計への応用
[E4(2)②3] 
13. 薬物投与計画の立案(3)  患者の生理状態と薬物動態パラメータに基づいた薬物投与設計
[E3(3)①1,E4(2)②4] 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 臨床への薬物動態学  岩川精吾 他 編集  廣川書店 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. Applied 臨床薬物動態学  岩城正宏 他  京都廣川書店 
2. 新しい図解薬剤学  森本雍憲 他  南山堂 
3. 臨床薬理学  日本臨床薬理学会 編集  医学書院 
授業方法の形式
講義(一部演習を含む) 
成績評価方法及び評価基準
定期試験(100%)の成績から評価する。なお、2/3以上の出席がない場合は欠格とする。
試験については、講評を研究室前に掲示するか、補講を実施するなどで周知する。 
受講生へのメッセージ
薬剤師が医療チームの一員として個々の患者の薬物投与計画を立案し、医師にアドバイスすることは薬物治療をより有効かつ安全に施行するために不可欠である。臨床現場において、薬剤師としての責務を果たせるよう、薬物治療の個別化に対する知識と技能を身に付けて欲しい。
[関連科目:薬物動態学1・2、疾患と治療2・3・4、臨床微生物学、薬剤学、製剤設計学、薬物治療学] 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2020/07/03 11:12


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