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科目名 構造解析学 
担当者氏名

井藤 千裕

全開講対象学科 薬学部(6年)薬学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数 1.5 
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門薬学教育部門 
備考  



準備学習・事後学習
毎回、講義時間の2倍以上の自学自習をすること。授業計画で指定した範囲の教科書を事前に読んでおくこと。また、毎回授業の際に配布する授業内容に係る宿題プリントを中心に授業内容を復習すること。 
履修上の留意
有機化合物の骨格、官能基、および立体化学等の知識が重要な要素をしめるため、有機化学を充分に理解した上で受講することが望ましい。テキストを必ず持参すること。遅刻、居眠りなど受講にふさわしくない行為は厳禁。
 なお、授業計画と実際の進行度合は、前回授業の振り返りの度合により多少ズレることがある。 
授業の概要と目的
近年の分光技術やコンピュータの進歩により、各種スペクトル法による構造解析は臨床における医薬品を含む有機化合物の同定、確認、定量、さらには構造解明の手段としてますます重要になってきている。また、各種スペクトルによる分析法は、有機化学はもとより、分析化学、物理化学、生物化学など薬学のあらゆる分野での研究に広く適用されてきている。本科目では、スペクトルを用いた構造解析の基礎知識を得ること、および簡単なスペクトル解析の技術を習得することを目的とする。ここで学ぶ内容は医薬品の創生に関わる知識として必要不可欠であるとともに、臨床現場でも生体分子、医薬品などの化学物質の構造や存在状態の考察や薬物の相互作用等の解析・理解に繫がる。(科目ナンバリングコード:PP21346)
本授業はCP②およびDP②に該当する。 
サブタイトル
有機化合物の各種スペクトル法による構造解析 
到達目標
質量分析法、核磁気共鳴分光法、赤外分光法、および可視・紫外分光法の原理が理解できる。またそれぞれのスペクトルを読み取り解析することにより、医薬品や簡単な有機化合物の化学構造を解明できる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 質量分析法(1)  質量分析法、イオン化法、高分解能質量分析、ハロゲンの特殊性について習得する。テキストp2~p16
[SBOC2(4)③-1, SBOC3(4)③-1, SBOC3(4)③-2] 
2. 質量分析法(2)  不飽和度、窒素ルール、フラグメンテーションについて習得する。テキストp16~p35
[SBOC3(4)③-3, SBOC3(4)③-4] 
3. 核磁気共鳴分光法(1)  核磁気共鳴分光法、ラーモア周波数、FT-NMR、化学シフト、スペクトル表記について習得する。テキストp38~p52
[SBOC2(4)②-1, SBOC3(4)①-1, SBOC3(4)①-2, SBOC3(4)①-3] 
4. 核磁気共鳴分光法(2)  化学シフトの基準物質、電子雲による遮蔽、官能基の磁気異方性による遮蔽、官能基の磁気異方性について習得する。テキストp52~p62
[SBOC3(4)①-1, SBOC3(4)①-2, SBOC3(4)①-3] 
5. 核磁気共鳴分光法(3)  カップリング、結合定数について習得する。テキストp62~p74
[SBOC3(4)①-4] 
6. 核磁気共鳴分光法(4)  複雑なカップリングパターン、化学的等価と磁気的等価、非等価な水素のいろいろ、デカップリング、酸素に結合した水素について習得する。テキストp74~p88 「アドバンスト」
[SBOC3(4)①-1, SBOC3(4)①-2, SBOC3(4)①-3, SBOC3(4)①-5] 
7. 核磁気共鳴分光法(5)  酸素に結合した水素、窒素、硫黄に結合した水素、NOE、13C NMR、DEPTについて習得する。テキストp88~p105 「アドバンスト」
[SBOC3(4)①-1, SBOC3(4)①-2, SBOC3(4)①-3, SBOC3(4)①-5] 
8. 核磁気共鳴分光法(6)  炭素の化学シフト、二次元NMRについて習得する。テキストp106~p118 「アドバンスト」
[SBOC3(4)①-1, SBOC3(4)①-2, SBOC3(4)①-3, SBOC3(4)①-5] 
9. 赤外分光法  赤外分光法、振動の種類、官能基と特性吸収について習得する。テキストp120~p126
[SBOC2(4)①-3, SBOC2(4)①-6, SBOC3(4)②-1, SBOC3(4)②-2] 
10. 紫外分光法  紫外分光法、発色団と助色団について習得する。テキストp128~p131
[SBOC2(4)①-1, SBOC2(4)①-6] 
11. 構造解析法、旋光性  分子構造を決める手順について習得する。テキストp134~p142
[SBOC3(4)④-1]
光学活性化合物と旋光性について習得する。スミス有機化学5章P211~P213
[SBOC2(4)①-5, SBOC2(4)①-6] 
12. 演習1  演習を通して構造解析学の総復習を行う。テキストp145~p157
[SBOC3(4)④-1] 
13. 演習2  演習を通して構造解析学の総復習を行う。テキストp157~p165
[SBOC3(4)④-1] 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. ビギナーズ 有機構造解析  川端 潤  化学同人 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 有機化合物のスペクトル解析入門  岡田惠次、小嵜正敏訳  化学同人 
2. はじめての有機スペクトル解析  宇野英満、築部 浩編  丸善 
3. 有機化学のためのスペクトル解析法  野村正勝監訳  化学同人 
4. 物理系薬学3 生体分子、化学物質の構造決定  日本薬学会編  東京化学同人 
授業方法の形式
講義、演習 
成績評価方法及び評価基準
定期試験(90%)の結果に,レポート(10%)を加味して総合的に評価する。ただし、定期試験で6割以上とることが必須。(定期試験は、スペクトルを読み取り解析することにより、医薬品や簡単な有機化合物の化学構造を解明できる能力(技能)を測れるものである。)課題(レポート)については、授業内で継続的に解説、講評、質問対応などを行う。定期試験の講評は、薬学部ポートフォリオの当該期の授業改善アンケートの「教員フィードバック」欄でコメントします。授業回数の3分の2以上の出席がない場合は欠格とする。 
受講生へのメッセージ
日本薬局方においても、各種スペクトルによる分析法が多くの医薬品の確認試験法や定量法に適用されていることから、本科目を修得することは医薬品を取り扱う上で必要不可欠である。薬剤師国家試験出題の内容を含むことから、疑問点を残さないように充分に理解しておく必要がある。
[関連科目:基礎有機化学I、有機薬化学I、有機薬化学II、有機薬化学III] 
参考URL
画像
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更新日時 2020/03/05 16:57


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