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科目名 製剤学1 
担当者氏名

丹羽 敏幸

全開講対象学科 薬学部(6年)薬学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数 1.5 
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門薬学教育部門 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習:各回の授業計画で示した範囲の教科書の内容を事前に読んでおくこと.
事後学習:講義内容に関する問題を課題として与えるので,講義内容を復習しつつ次回の講義までに問題を解答しておくこと.
毎回,講義時間以上の2倍以上の自学自習をすること. 
履修上の留意
本講義を履修するためには,物理化学1,2の知識が必要である.本講義では,製剤に関する物理化学的基礎,並びに製剤材料や製剤自身の特性について広く知識を習得する.特に,分散系製剤の種類や性質,半固形製剤の性質,固形製剤の原料となる粉体の性質,更には製剤からの薬物溶出機構について学ぶ.したがって,物理化学における自由エネルギー,エントロピー,理想溶液論,溶液の束一的性質,反応速度論など基礎的な理論に関する知識を習得しておく必要がある.また本講義は,製剤学2および製剤設計学を学ぶ上でも重要な科目である. 
授業の概要と目的
まず物理化学の基礎である溶液論について学び,次いで薬物の分解反応速度論,乳剤・懸濁剤の性質について学ぶ.後半には半固形製剤の粘弾特性や固形製剤の原料となる粉体の性質,製剤化技術や製剤分析技術について学ぶ.この講義を通じて,医薬品製剤化のための基礎知識を習得し,臨床現場で利用できる技能を身につける.(科目ナンバリングコード:PP21504)
本授業はCP②およびDP②,③に該当する. 
サブタイトル
製剤学への招待 
到達目標
医薬品製剤を製造し,それを取り扱う際に必要となる薬物や製剤材料の基礎物性を列挙・説明できる.また,それらの物性の評価・測定法に関する原理や機構を解説できるとともに,法則や理論式を使って物性値を計算にて求めることができる. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 物質の溶解  溶液の束一性,製剤の等張化
[C1(2)⑥-1] [E5(1)①-4] [E5(2)①-4] 
2. 反応速度論(1)  反応速度(反応次数と反応速度定数),反応速度式
[E5(1)④-2] [C1(3)①-1,2,3] 
3. 反応速度論(2)  分解速度に関わる因子,医薬品の分解と安定性,複合反応
[E5(1)④-3] [ C1(3)①-6,7] 
4. 溶解過程と溶出(1)  崩壊・拡散・溶出,溶解速度式
[E5(1)①-3,4] 
5. 溶解過程と溶出(2)  製剤からの放出,膜透過
[E5(1)①-5] 
6. 界面化学と分散系(1)  界面特性,界面活性剤の種類と性質
[E5(1)③-1,2] 
7. 界面化学と分散系(2)  コロイド分散,乳剤,懸濁剤,凝集と安定化
[E5(1)③-3,4] 
8. レオロジー(1)  流動現象(弾性,粘性,粘弾性),流動曲線
[E5(1)②-1] 
9. レオロジー(2)  粘度と粘度計,高分子溶液の粘度と分子量
[E5(1)②-2] [E5(1)④-1] 
10. 粒子・粉体(1)  粉体の一次物性:粒子径と粒度分布,粒子形状,測定法,粉体の二次物性:充填性・流動性
[E5(1)①-1] 
11. 粒子・粉体(2)  粉体の二次物性:粉体の力学的性質,粒子間付着力,粉体と水:吸着,吸湿,ぬれ
[E5(1)①-1,2] 
12. 製剤化技術と製剤分析(1)  分子集合体(複合体,包接化合物,固体分散体),微粉砕
[E5(1)④-3] 
13. 製剤化技術と製剤分析(2)  結晶多形と検出法(粉末X線回折,熱分析)
[E5(1)①-2] [E5(2)②-4] 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 製剤学 改訂第7版  山本昌,岡本浩一,尾関哲也 編集  南江堂 
2. 配布プリント     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 製剤化のサイエンス -基礎とCMC-  永井恒司,園部尚 編集  じほう 
2. コアカリ対応 薬剤学  川島嘉明,米谷芳枝,山本いづみ 編集  丸善 
3. 製剤化のサイエンス  日本薬学会 編集  東京化学同人 
4. コンパス 物理薬剤学・製剤学 改訂第2版  大塚誠,湯淺宏 編集  南江堂 
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
定期試験成績(95%),授業中の取り組みや課題の達成度(5%)にて評価する.なお,授業回数の3分の2以上の出席がない場合は,欠格として定期試験の受験資格を認めない.
定期試験の講評は,当該期の授業改善アンケート授業科目別報告書の教員のコメント欄に明記する. 
受講生へのメッセージ
製剤学1の学習範囲は,医薬品を製造する際に必要となる基本的な知識・技能を身につけることである.ここで得た知識が製剤学2及び製剤設計学を学ぶ上で必要となるので,十分理解しておくことが大切である.
[関連科目:物理化学1,物理化学2,物理化学3,製剤学2,製剤設計学,医薬品開発論] 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2019/12/11 17:26


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