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科目名 薬の作用 
担当者氏名

平松 正行

全開講対象学科 薬学部(6年)薬学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数 1.5 
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門薬学教育部門-基幹科目群 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習として、2年次前期までの関連講義の内容を理解しておくこと。また、2年次後期の関連講義とも関連づけて学びながら、分からなかったことは復習して理解しておくように努めること。 事後学習として、適宜、練習問題を解き、考え方を身につけること。 毎回、講義時間の2倍以上の自学自習をし、理解に努めること。 
履修上の留意
機能形態学(解剖学、生理学)、分子生物学、身体変化のメカニズム、薬物動態学などの科目とも密接に関連している。 また、3年次以降の薬理・病態や薬物治療マネジメントに繋がる基礎科目となるので、しっかりと理解をしておくよう努めること。
講義は、パワーポイントを用いて進める。 講義プリントなどは、ポータルサイトにアップするので、各自、講義前に印刷して授業に臨むこと。 分からないところは、教科書や参考書などで復習しておくこと。
覚えることが多い科目だが、単に丸覚えしていては、臨床現場では使えない知識となる。 何故、この病気の患者に、この薬が効果を示すのかを、常に考えながら理解して記憶していくように努めること。 
授業の概要と目的
疾病と薬物の作用に関する知識を修得し、医薬品が作用する過程を理解する。 医薬品を薬効に基づいて適正に使用できるようになるために、薬物の生体内における作用に関する基本的事項を修得する。 また、神経系に作用する医薬品の薬理および疾患の病態・薬物治療に関する基本的知識を修得するため、自律神経系に作用する薬について修得する。 
3年次以降の薬理・病態や薬物治療マネジメントを理解する基礎知識を身につけることを目的とする。(科目ナンバリングコード:PP21501)
本授業は、CP②および、DP②、③に該当する。 
サブタイトル
薬の効き方(Basic Pharmacology)、薬理学の基礎となります。 
到達目標
医薬品を薬効に基づいて適正に使用できるようになるために、薬物の生体内における作用に関する基本的事項を修得する。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 講義全般に関するガイダンス
薬理学について 
薬理学および関連する学問について説明ができる。
【E1(1)1-1】
薬とは何か、どういう目的、用途で使うべきなのか、説明ができる。 
2. 薬の作用(1)  薬の用量と作用の関係を説明できる。
薬物の主作用と副作用、毒性との関係について説明できる。
薬物の副作用と有害事象の違いについて説明できる。
【E1(1)1-1】、【E1(4)1,2】 
3. 薬の作用(2)  アゴニスト(作用薬、作動薬、刺激薬)とアンタゴニスト(拮抗薬、遮断薬)について説明できる。
【E1(1)1-2】
薬物が作用する仕組みについて、受容体、酵素、イオンチャネルおよびトランスポーターを例に挙げて説明できる。
【E1(1)1-3】 
4. 薬の作用(3)  代表的な受容体を列挙し、刺激あるいは遮断された場合の生理反応を説明できる。
【E1(1)1-4】 
5. 薬の作用(4)  薬物の作用発現に関連する代表的な細胞内情報伝達系を列挙し、活性化あるいは抑制された場合の生理反応を説明できる。
モノアミン(ドパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、ヒスタミン)系、アセチルコリン等神経伝達物質
【E1(1)1-5】
(【C6(6)2-1〜5】参照) 
6. 薬の作用(5)  薬物の作用発現に関連する代表的な細胞内情報伝達系を列挙し、活性化あるいは抑制された場合の生理反応を説明できる。 
アミノ酸(γ-アミノ酪酸(GABA)、グルタミン酸)系、ペプチド系神経伝達物質
【E1(1)1-5】
(【C6(6)2-1〜5】参照) 
7. 薬の作用(6)  薬物の体内動態(吸収、分布、代謝、排泄)と薬効発現の関わりについて説明できる。
【E1(1)1-6】 
8. 薬の作用(7)  薬物の選択(禁忌を含む)、用法、用量の変更が必要となる要因(年齢、疾病、妊娠等)について具体例を挙げて説明できる。
【E1(1)1-7】 
9. 薬の作用(8)  薬理作用に由来する代表的な薬物相互作用を列挙し、その機序を説明できる。
【E1(1)1-8】
(【E4(1)2-5、4-5、5-5】参照)
薬物依存性、耐性について具体例を挙げて説明できる。
【E1(1)1-9】 
10. 薬の作用(9)
神経系に関する総論 
講義 1〜9までの範囲で、小テストおよび解説

自律神経系を理解するのに必要な神経系に関する総論的な内容を説明できる。 
11. 自律神経系に作用する薬(1)  交感神経に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用を説明できる。
【E2(1)1-1】 
12. 自律神経系に作用する薬(2)  副交感神経に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用を説明できる。
【E2(1)1-2】 
13. 自律神経系に作用する薬(3)  神経節に作用する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用を説明できる。
3年次に実施される実習で自律神経系に作用する代表的な薬物の効果を確認する方法、作用について概説できる。
【E2(1)1-3、4】 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. みてわかる薬学 図解薬理学  鍋島 俊隆、井上 和秀(編)  南山堂 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. NEW薬理学  田中 千賀子、加藤 隆一(編)  南江堂 
2. 疾患薬理学  成田 年(監修)  ネオメディカル 
3. 薬がみえる vol.1  医療情報科学研究所(編)  メディックメディア 
4. 今日の治療薬2020  浦部 晶夫、島田 和幸、川合 眞一(編)  南江堂 
5. 治療薬マニュアル2020  北原 光夫、上野 文昭、越前 宏俊(編)  医学書院 
授業方法の形式
講義と小テスト 
成績評価方法及び評価基準
定期試験で60点以上を合格とする。復習小テスト、レポート課題を実施する。評価は定期試験の成績(80%)に、復習小テスト(10%)、レポート点(10%)などを加算し評価する。なお、2/3以上の出席がない場合は欠格とする。
小テストについては、授業内で解説、講評、質問対応などを行う。また、定期試験の講評は、薬学部ポートフォリオ、または、当該期の授業改善アンケート授業科目別報告書の教員のコメント欄に明記する。 
受講生へのメッセージ
薬は単に生体に作用する化学物質ではなく、患者の生体と相互に作用し合う物質です。 関連する講義における病気の基礎知識などを基に、何故、薬が病的状態を改善できるのかを考えながら講義に臨んで下さい。 単に薬の名前や作用を覚えるだけの知識では、臨床現場で使える知恵にはなりません。 
参考URL
1. 薬学部生アクセスページ 講義資料、レポート課題など提示 
2. 医薬品医療機器情報提供ホームページ 添付文書などの検索 
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更新日時 2020/03/05 10:49


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