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科目名 有機薬化学1 
担当者氏名

森 裕二

全開講対象学科 薬学部(6年)薬学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数 1.5 
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門薬学教育部門 
備考  



準備学習・事後学習
毎回、講義時間の1.5倍以上の自学自習をすること。準備学習:講義範囲の教科書の内容を確認して講義に望む。事後学習:ノートなどに書き留めた講義内容をあらためて理解し、自身で個々の化学反応や内容が記述できるように復習をする。 
履修上の留意
化学反応は基質と試薬間の電子の移動により、生成物を与える。その生成物を導くために基礎有機化学では、立体配置、立体配座、ニューマン投影式等を学んだ後、化合物の立体構造を考えながら、置換反応と脱離反応を学んだ。有機薬化学Ⅰにおいても電子の移動を基本として化学反応を理解する。この有機薬化学Ⅰでは、これまでのσ結合の反応と異なり、主にπ結合への反応を取り扱い、さらにカチオン、アニオンと異なる新しい反応種ラジカルの反応性を学ぶ。これらの反応は、酸化還元過程を含むので、生化学の内容を理解する上で、また臨床現場でも体内動態変化の考察や薬物の相互作用等の理解に繫がる。そのため、あらためて基礎化学の内容や基礎有機化学の内容も復習しておくことが必要となる。なお、基礎有機化学で説明できなかった内容から始める。 
授業の概要と目的
生体内の反応は多重結合への反応やラジカル種が関わる反応が至る所で起こっており、その中には酸化・還元過程を含んでいる。これらの反応過程は生体内反応を理解する上では、必須の内容となる。(科目ナンバリングコード:PP21326)
本授業はCP②およびDP②に該当する。 
サブタイトル
π結合及びその反応とラジカル種の発生と反応 
到達目標
多重結合の反応性やラジカル反応を理解し、説明できること。また、化学反応の基本である酸化還元反応を記述、説明できること。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. アルコール、エーテルとその関連化合物
スミス有機化学 9章 
エーテル、チオール・スルフィドについて
C3(3)③2、C3(3)①1 
2. アルコール、エーテルとその関連化合物
スミス有機化学 9章 
エポキシドの開裂
C3(3)③2 
3. アルケン
スミス有機化学 10章 
命名法、ハロゲン化水素化反応、マルコフニコフ則、 
4. アルケン
スミス有機化学 10章 
水和反応、ハロゲン化反応、ハロヒドリンノ生成C3(2)②1-2 
5. アルケン
スミス有機化学 10章 
ヒドロホウ素化反応-酸化反応、水和反応との比較
C3(2)②1-2 
6. アルキン
スミス有機化学 11章 
アルキンの命名法、アルキンの合成、ハロゲン化水素の付加、ハロゲンの付加 
7. アルキン
スミス有機化学 11章 
水の付加、ヒドロホウ素化反応-酸化反応、
C3(2)②3 
8. アルキン
スミス有機化学 11章 
アセチリドアニオンの反応
C3(2)②3 
9. 酸化と還元
スミス有機化学 12章 
還元剤、アルケンの還元、アルキンの還元、極性を持つ結合の還元
C3(2)②2-3 
10. 酸化と還元
スミス有機化学 12章 
酸化剤、エポキシ化反応、ジヒドロキシ化反応
C3(2)②2-3 
11. 酸化と還元
スミス有機化学 12章 
アルケンの酸化的開裂、アルキンの酸化的開裂、アルコールの酸化
C3(2)②2-3 
12. ラジカル反応
スミス有機化学 15章 
ハロゲン化反応の一般的な特徴、アルカンのハロゲン化反応、ハロゲン化反応の機構
C3(2)①1 
13. ラジカル反応
スミス有機化学 15章 
塩素化反応と臭素化反応の比較、ハロゲン化反応の立体化学、アリル炭素上でのラジカルによるハロゲン化反応、二重結合へのラジカル付加
C3(2)①1 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. スミス有機化学 上 第5版  山本尚、大嶌幸一郎 ほか  化学同人 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 困ったときの有機化学  D. R. クライン  化学同人 
2. ウオーレン 有機化学 上、下  野依良治 ほか  東京化学同人 
授業方法の形式
講義形式 
成績評価方法及び評価基準
期末に行う試験(100%)。3分の2以上の出席がない場合は欠格とする。 
受講生へのメッセージ
分からなくなったら「困ったときの有機化学」を読み返してください。
有機化学は一つ一つ積み上げていくことで、先の内容が理解できるようになっている。しかも有機薬化学1の内容は、基礎有機化学の内容と同様に有機化学の中で最も基本的な反応で構成されているので、 有機薬化学2や有機薬化学3を学ぶ上で、非常に重要な部分である。そのため学んだ各反応を理解し、記述できるように練習することが、先の学習内容を理解する上で大切です。
もっと突っ込んで学びたい人は「ウオーレン有機化学」を見てください。 
参考URL
1. 分子設計化学研究室ホームページ  「分子設計化学研究室」で検索 
画像
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更新日時 2020/07/03 11:02


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