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科目名 臨床心理・倫理学 
担当者氏名

飯田 耕太郎

亀井 浩行

全開講対象学科 薬学部(6年)薬学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数 1.5 
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門薬学教育部門-基幹科目群 
備考  



準備学習・事後学習
薬学入門のヒューマニズムを復習しておくこと。
毎回、講義時間の1.6倍以上の自学自習をすること。 
履修上の留意
心理学とはどんな学問かを考え、臨床現場への関りについて学ぶ。さらに、精神障害における臨床症状の特徴について症例から学び、心理面からの支援策について考える。
薬剤師は医療の担い手として患者の命に関わる専門家として、薬物治療に関する知識や技能だけでなく、患者のプライバシー保護から生命の尊厳に対する判断まで適切な倫理性を身につけることが求められている。 
授業の概要と目的
現代社会はその複雑な状況下から心の問題を指摘し得るものが少なくない。臨床心理学の始まりは、学童の精神発達とその臨床を中心に発展してきたが、今日では、成人の精神障害、さらには精神健康の維持、増進に関連する課題解決に期待と関心が集まっている。本講義では、将来、薬剤師として医療、福祉分野に関ることを前提に、必要な心理学的諸問題について考える。
 医療の担い手にとっての基本的な倫理と、現代医療が直面する生命の尊厳に関わる代表的な倫理的問題を学び、倫理的基盤に基づいて予防、治療、延命などの医療の目的を理解する。(科目ナンバリングコード:PP21230)本授業はCP②およびDP①、⑤に該当する。 
サブタイトル
今日の社会では「こころ」に関る諸問題が社会事象としてクローズアップされている。心理学は人間理解の学問として、その重要性は益々大きくなろう。
 将来”自分たちは医療の専門家になるのだ”という思いを持ち、”医療の専門家としてふさわしい倫理観”をもてるようになってほしい。 
到達目標
「こころ」の問題と精神分析の基本が理解できる。さらに、精神障害者の症状とともにコミュニケーション能力を高めるための他者理解の考え方が理解できる。
生命・医療に係る倫理観を身につけ、医療の担い手としての感性を養う。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 心理学入門
(亀井)
[薬学アドバンスト教育ガイドラインA2] 
心理学の歴史上の発展から、心理学の考え方の変遷を理解し、現代の心理学に求められる役割を考える。 
2. 臨床心理学
―こころのタイプの分析 ―
(亀井)
[薬学アドバンスト教育ガイドラインA2] 
ユングとフロイトの理論から交流分析までの性格分析のあり方と必要性を学ぶ 。自己分析を実際に行い、自己理解・他者理解につなげる。 
3. がん患者の心理的理解(1)
(亀井)
[薬学アドバンスト教育ガイドラインA2] 
がん患者が告知を受けてからの心理的変化について学ぶ。 
4. がん患者の心理的理解(2)
(亀井)
[薬学アドバンスト教育ガイドラインA2] 
がん患者の心理的変化とメンタルケアのあり方と重要性について学ぶ。 
5. 臨床心理学
―精神疾患の理解―
(亀井)
[薬学アドバンスト教育ガイドラインA2] 
ストレスの要因と心身症との関連について学ぶ。
統合失調症、うつ病、躁うつ病、不安障害などの精神障害の分類と各障害の臨床症状の特徴について学ぶ。 
6. 症例から学ぶ(1)
ー統合失調症の症例ー
(亀井)
[薬学アドバンスト教育ガイドラインA2] 
統合失調症の臨床的特徴について症例から学ぶ。
症例ビデオを観察し、グループディスカッションを行い、心理面からの支援策について発表する。 
7. 症例から学ぶ(2)
ーうつ病の症例ー
(亀井)
[薬学アドバンスト教育ガイドラインA2] 
うつ病の臨床的特徴について症例から学ぶ。
症例ビデオを観察し、グループディスカッションを行い、心理面からの支援策について発表する。 
8. 医療の担い手が守るべき倫理規範を学ぶ(飯田)[A(2)①,②,③]  医療従事者の倫理として、生命倫理の諸原則、倫理規範、患者の基本的権利、倫理の必要性、プライバシーの保護、薬剤師の倫理について学ぶ。 
9. 死にかかわる倫理的問題(1)(飯田)[A(2)①]  安楽死、尊厳死について学ぶ。死に関る倫理的問題についてグループ討議し、自らの考えを述べる。 
10. 死にかかわる倫理的問題(2)(飯田)[A(2)①]  脳死、臓器移植について学ぶ。脳死、臓器移植に関る倫理的問題についてグループ討議し、自らの考えを述べる。 
11. 医療行為に関わる心構え(1)(飯田)[A(2)②,③,④]  臨床研究における倫理規範(ヘルシンキ宣言)について学ぶ。ヒトを対象とする研究において遵守すべき倫理について学ぶ。 
12. 医療行為に関わる心構え(2)(飯田)[A(2)②,③,④]  患者の基本的権利の内容(リスボン宣言等)および患者の自己決定権とインフォームドコンセントの意義について学ぶ。 
13. 誕生に関わる倫理的問題(1)(飯田)[A(2)①,②,③,④]  生殖医療について学ぶ。生殖医療に関る倫理的問題についてグループ討議し、自らの考えを述べる。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. こころの健康を支える臨床心理学   山蔦 圭輔著  学研 
2. 薬学概論Ⅰスタンダード薬学シリーズⅡ1  日本薬学会  東京化学同人 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. ヒューマニズム・薬学入門スタンダード薬学シリーズ1  日本薬学会  東京化学同人 
2. 薬学生・薬剤師のためのヒューマニズム  後藤恵子、他  羊土社 
3. 薬剤師のモラルディレンマ  松田 純、他  南山堂 
授業方法の形式
講義/グループディスカッション/発表 
成績評価方法及び評価基準
臨床心理学は定期試験(100%)で評価する。臨床倫理学は定期試験(100%)で評価する。なお、それぞれで60点以上を取得しないと合格にならない。出席は加点要素とはしないが、臨床心理学及び倫理学のそれぞれについて2/3以上の出席がない場合は欠格とする。 
受講生へのメッセージ
3年生の科目「臨床コミュニケーション」につながる科目である。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2020/07/03 11:12


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