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科目名 分析化学 
担当者氏名

金田 典雄

村田 富保

全開講対象学科 薬学部(6年)薬学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数 1.5 
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門薬学教育部門 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習:事前に配布する講義プリントを参考に、事前に教科書を予習しておくこと。
事後学習:各講義終了後に「基礎分析化学~解説と問題」等の問題を解いて復習し、理解を深めておくこと。
準備学習・事後学習とも、毎回、講義時間の1.6倍以上の自学自習をすること。 
履修上の留意
分析化学は薬学における最も基礎的な科目の一つであり、高校の化学の知識を確実に身につけていることが必須である。高校で学ぶ濃度計算(%、mol/Lなど)を復習し、容量分析法の基礎をもう一度見直しておくこと。また、1年次に行った入門実験のうち、分析系の内容を身につけていること。前半(1〜7回)の容量分析では、計算問題を数多くこなし、化学平衡の考え方をしっかり身につけること。後半(8〜13回)の分光分析、分離分析(HPLC)、イムノアッセイでは、それぞれの原理を考えて理解するよう留意してほしい。
授業には教科書を必ず持参すること。遅刻、私語など受講にふさわしくない態度は厳禁。 
授業の概要と目的
前半(1〜7回)では種々の化学平衡とそれらに基づく各種の容量分析法を解説する。後半(8〜13回)は微量分析法として汎用される紫外・可視吸光分析、蛍光分析、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、さらにイムノアッセイについてその原理と応用について解説する。これらの分析化学の基礎知識は、将来、薬剤師として必須であり、臨床において患者の血中薬物濃度測定等に活用されていることを理解する。本授業はCP②及びDP②に該当する。(科目ナンバリングコード:PP21323) 
サブタイトル
種々の化学平衡、容量分析、紫外・可視吸光分析、蛍光分析、試料の前処理、高速液体クロマトグラフィー、イムノアッセイ 
到達目標
(1)化学平衡を理解し、応用できる(2)容量分析法を理解し、含量計算ができる(3)紫外・可視吸光分析ならびに蛍光分析を理解し、応用できる(4)試料の前処理法と分離分析法の原理を理解し、応用できる(5)イムノアッセイの原理を理解し、応用できる 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 分析化学の基礎(1)  分析法の分類、分析化学に求められる条件、平衡定数、質量作用の法則、酸解離定数、塩基解離定数、pKaとpKb
教科書:p.46-56
[C2(1)1-3,C2(2)1-1,C2(2)1-2] 
2. 分析化学の基礎(2)  共役酸-塩基、溶液のpHの求め方、pHとpKaの関係式、緩衝液
教科書:p.58-70,p.74-77
[C2(2)1-2,C2(2)1-4] 
3. 中和滴定/
非水滴定法 
酸-塩基滴定(リン酸、水酸化ナトリウム、アスピリンなど)、非水滴定
教科書:p.138-154,p.72-73,p.186-191
[C2(3)2-1] 
4. キレート滴定法  金属指示薬、キレート滴定の種類、 pHと錯体生成定数、マスキング剤、日本薬局方医薬品(乾燥水酸化アルミニウムゲル、塩酸エタンブトールなど)の定量
教科書:p.163-168
[C2(3)2-2] 
5. 酸化-還元滴定法(1)  過マンガン酸塩滴定(オキシドールの定量)、ヨウ素滴定(ヨージメトリー、ヨードメトリー)、ヨウ素液の標定、チオ硫酸ナトリウムの標定、日本薬局方医薬品 (アスコルビン酸、サラシ粉の有効塩素など)の定量
教科書:p.169-179
[C2(3)2-4] 
6. 酸化-還元滴定法(2)  臭素液、臭素滴定(フェノールの定量)、ヨウ素酸塩滴定 (ヨードチンキの定量)、電気滴定法
教科書:p.178-184
[C2(3)2-4] 
7. 紫外・可視分光分析法  電磁波の種類・エネルギー・波長、 Lambert-Beerの法則、分子吸光係数、比吸光度、吸収スペクトル、分光光度計の基本構成、二波長分光分析法
教科書:p.197-220
[C2(4)1-1] 
8. 蛍光分析法  電子遷移と蛍光、蛍光スペクトル、励起スペクトル、 Stokesの法則、蛍光強度、蛍光偏光度、蛍光光度計の基本構成、自然蛍光法、 蛍光誘導体化法、蛍光分析の特徴
教科書:221-231
[C2(4)1-2] 
9. クロマトグラフィーと分離分析 
(1) 
高速液体クロマトグラフィー、 HPLCの基本構成、検出器、基本用語(保持時間、分離度、理論段数など)
教科書:p.243-248,p.277-279,p.283-288
[C2(2)5-1, C2(2)5-2] 
10. クロマトグラフィーと分離分析 
(2) 
分離機構 (吸着、分配、イオン交換、サイズ排除、アフィニティー)、逆相クロマトグラフィー
教科書:p.266-272
[C2(5)1-1,C2(5)1-3] 
11. クロマトグラフィーと分離分析 
(3) 
誘導体化法、前処理法、定量法 (絶対検量線法、内標準法、標準添加法)
教科書:p.273-274,p.289-292
[C2(5)1-3,C2(6)1-1,C2(6)1-2] 
12. イムノアッセイ(1)  抗原、抗体、ハプテン、標識イムノアッセイの原理、B/F分離、RIA
教科書:p.366-373
[C2(6)2-2] 
13. イムノアッセイ(2)  EIA、ELISA、ホモジニアスEIA、ヘテロジニアスEIA、 蛍光偏光イムノアッセイ、TDM
教科書:p.374-382
[C2(6)2-2] 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 基礎薬学 分析化学 第4版  中村 洋 (編)  廣川書店 
2. 講義用プリント     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 基礎分析化学―解説と問題―  田中秀治、金田典雄(編)  廣川書店 
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
1~6回の授業終了後に中間試験(50%)を行います。7~13回終了後に、その範囲で定期試験(50%)を行います。両方の得点の平均が60%以上を合格とします。ただし、出席回数が2/3以上を満たさない場合は欠格とします。なお、定期(追再)試験の講評は、薬学部ポートフォリオの当該期の授業改善アンケートの「教員フィードバック」欄でコメントします。 
受講生へのメッセージ
平衡定数K、酸解離定数pKaのもつ意味などは、物理化学、生化学、薬物動態学などでも必要になるので、この授業でしっかり理解してください。分析化学は練習問題を解かないと実力がつかないので、参考文献にあげた問題集を購入して、できるだけ多くの問題を解くようにしてください。
[関連科目:物理化学II、生化学I、分子生物学I、分子生物学II、構造解析学、免疫学、薬物動態学I、薬物動態学II] 
参考URL
画像
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更新日時 2020/07/03 11:10


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