シラバス参照

科目名 基礎化学 
担当者氏名

北垣 伸治

全開講対象学科 薬学部(6年)薬学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数 1.5 
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 教養教育部門-薬学準備教育科目群 
備考  



準備学習・事後学習
・準備学習:本科目の内容は、高校の化学と大学の有機化学の橋渡しを兼ねているため、事前にシラバスの授業内容を確認し、高校化学の教科書、指定されたテキスト、および配付資料の該当する内容に目を通して授業に臨むこと。
・事後学習:その日に習った内容について、テキスト、配付資料、板書等を総合して自分なりのノートを作成し、さらにテキスト等の練習問題を解き、知識の定着に努めること。
・毎回、講義時間の2倍以上の自学自習をすること。 
履修上の留意
・大学で学ぶ化学、特に有機化学は、高校で学ぶ化学とは異なり、理解を伴わない暗記に頼った学習はそぐわない。本科目ではそれを踏まえて、なぜそのように考えるのかといった理由付けや、他の事象との関連性を大事にし、テキストに書かれていない説明に時間を割く。したがって、テキストに書いてある内容については、自学自習を求める。
・生命現象を含む化学反応の多くは、原子や電子にまで立ち帰り、結合や構造の諸原理に基づいた説明が可能である。本質的な原理を学ぶことで、様々な有機分子の性質や反応を論理的に理解しようとする学問が有機化学である。有機化学は臨床につながる薬学の他の学問分野の基礎を成し、本科目ではその有機化学の基礎を学ぶため、受講生には高い習熟度が求められる。得た知識を必要に応じて使えることができる様、自分なりに整理し、テキストや資料の問題を解くことによって使い方を学ぶこと。
・ポートフォリオを多用するので、頻繁にチェックすること。
・授業計画と実際の進行度合は、前回授業の振り返りの度合により多少ズレることがある。 
授業の概要と目的
「基礎化学」では、化合物の成り立ちを理解する上で、改めて原子の構造や結合の様式を学び直す。その過程で、有機化合物や無機化合物の物理的性質及び化学的反応性が、それらの化学構造や電子的状況に基づいていることを理解する。
ここで学ぶ内容は医薬品の創生に関わる知識として必要不可欠であるとともに、臨床現場でも体内動態変化の考察や薬物の相互作用等の理解に繫がる。
本授業はCP①およびDP②に該当する。(科目ナンバリングコード:PP10303) 
サブタイトル
原子の電子配置から結合様式および化学構造を理解し、分子の化学的性質を予測するための基礎を学ぶ 
到達目標
・電子配置に基づいて元素の諸性質を説明することができる。
・軌道の概念を理解し、結合の成り立ちと様式を説明することができる。
・混成軌道の概念を理解し、それに基づき分子の形を説明することができる。
・オクテット則に基づき、ルイス構造式を書くことができる。
・共鳴の概念を理解し、混成体に寄与する共鳴構造を書くことができる。
・結合の極性と分子全体の極性に基づき、分子間力について説明することができる。
・分子間力と分子の物性の関連性について説明することができる
・ルイス酸とルイス塩基を識別し、それらの間の反応における電子の流れを曲がった矢印で示すことができる。
・ブレンステッド酸の強さを決定する因子を理解し、酸の相対的な強さを見積もることができる。
・ブレンステッド塩基の強さを決定する因子を理解し、塩基の相対的な強さを見積もることができる
・代表的な酸-塩基反応の平衡がどちらに傾くかを判断することができる。
・代表的な典型元素の酸化物、オキソ酸の構造を書き、その性質を説明することができる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 構造と結合(スミス第1章)
[C1(1)①1]、薬学準備教育(5)①② 
1.1 周期表(原子の構造、周期表、元素の性質、原子軌道、電子配置) 
2. 構造と結合(スミス第1章)
[C1(1)①2]、薬学準備教育(5)①② 
1.1 周期表(原子軌道と電子配置)、1.2 結合 
3. 構造と結合(スミス第1章)
[C3(1)①3] 
1.3 ルイス構造式、1.4 異性体、1.5 八電子則の例外、1.8 有機分子の構造式の書き方 
4. 構造と結合(スミス第1章)
[C3(1)①3,4] 
1.8 構造式の書き方、1.6 共鳴 
5. 構造と結合(スミス第1章)
[C1(1)①][C3(1)①4] 
第1回小テスト(第1回〜4回の講義範囲)
1.7 分子の形の決定、1.9 混成軌道、1.10 エタン、エチレン、アセチレン 
6. 構造と結合(スミス第1章)
[C1(1)①2]、薬学準備教育(5)①② 
1.11 結合の長さと結合の強さ、1.12 電気陰性度と結合の極性、1.13 分子の極性 
7. 酸と塩基(スミス第2章)
[C2(2)①1,2][C3(1)①5,9]、薬学準備教育(5)③ 
2.1 ブレンステッド・ローリーの酸と塩基、2.2 ブレンステッド・ローリーの酸と塩基の反応、2.8 ルイス酸とルイス塩基 
8. 酸と塩基(スミス第2章)
[C3(1)①4,5,9][C3(3)⑥][C3(3)⑦1] 
第2回小テスト(第1章1.6〜1.13)
2.3 酸の強さとpKa、2.4 酸-塩基反応の結果の予測、2.5 酸の強さを決定する因子 
9. 酸と塩基(スミス第2章)
[C3(1)①4,5,9][C3(3)⑥][C3(3)⑦1] 
2.5 酸の強さを決定する因子、2.6 一般的な酸と塩基 
10. 酸と塩基(スミス第2章)
[C3(1)①4,5,9][C3(3)⑥][C3(3)⑦1]
有機分子と官能基(スミス第3章)
[C1(1)②][C3(3)①1]、薬学準備教育(5)② 
2.5 酸の強さを決定する因子、2.6 一般的な酸と塩基
3.1 官能基、3.2 官能基の概要 
11. 有機分子と官能基(スミス第3章)
[C1(1)②][C3(3)①1]、薬学準備教育(5)② 
第3回小テスト(第2章)
3.3 分子間力、3.4 物理的性質 
12. 有機分子と官能基(スミス第3章)
[C1(1)②]、薬学準備教育(5)②
無機化合物
[C3(5)①]、薬学準備教育(5)②③ 
3.4 物理的性質
典型元素、オキソ酸 
13. 無機化合物
[C3(5)①] 
典型元素、オキソ酸、遷移元素とこれまでのまとめ 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. スミス有機化学 上(第5版)  山本尚、大嶌幸一郎 ほか  化学同人 
2. 配付資料     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 困ったときの有機化学(第2版)上  D.R.クライン  化学同人 
2. ソロモンの新有機化学(第11版) I  池田正澄、上西潤一、奥山格ほか  廣川書店 
3. 無機化学  青木 伸  化学同人 
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
小テスト(30%)
定期試験(70%)
2/3以上の出席がない場合は欠格とする。
課題(小テスト、宿題など)については、授業内で解説、講評、質問対応などを行う。
定期試験の講評は、薬学部ポートフォリオの当該期の授業改善アンケートの「教員フィードバック」欄でコメントする。 
受講生へのメッセージ
「基礎化学」は1年次後期の「基礎有機化学」、2〜3年次の「有機薬化学1〜3」につながる導入部分の内容であるため、本科目の理解度が後継科目の理解度に必ず反映される。わからない点は後回しにせず、できる限り早い段階で問題点をクリアしておくこと。日頃の予習、復習が重要です。 
参考URL
1. 特になし   
画像
ファイル
更新日時 2020/07/03 10:59


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