シラバス参照

科目名 生命・食料・環境・エネルギー 
担当者氏名

山岸 健三

平児 慎太郎

北越 香織

井内 尚樹

田村 廣人

山中 三四郎

全開講対象学科 農学部生物資源学科
農学部応用生物化学科
農学部生物環境科学科
年次 1年次 
クラス A・B・C・D・E・F 
講義学期 前期 
単位数
必選区分  
学期・曜日・時限  
部門 教養教育部門-自然科学科目群 
備考  



準備学習・事後学習
この講義では毎回テーマが大きく変わります.シラバスを参考にするか,もしくは各講義の最後に次週のテーマに関する参考資料が提示されますので,それらを基にディベイトができるくらいに準備学習(予習)をしておいてください.また講義時間の2倍を目安に復習し,レポート形式でまとめておくこと.レポートの提出が課せられている場合にはしっかりレポートを提出すること.それぞれの担当者からレポートに対する講評を行う予定です. 
履修上の留意
この講義では担当者ごとにテーマが大きく変わります.シラバスを参照に十分な予習(下調べ)をしておかないと,講義の話についてこれない可能性があります.また復習により,15回の講義を通して現代社会が抱える問題を整理し,将来の日本や世界をどのように変えてゆくべきか,自分なりに考えてください. 
授業の概要と目的
本科目はDP1,CP1に該当し,教養教育部門の基軸科目で,農学部の背景にある現代社会が抱える重大な問題に理系・文系を問わずに考えていくことを目的としています.「生命」については多様な生物の存在意義と,現在急速に進んでいる自然破壊について議論する.「食料」については人口問題とからめて食料の供給と消費問題と,農業が荒廃した日本が抱える問題について議論する.「環境」については,とりわけ地球規模で問題となっている温暖化について議論する.「エネルギー」については有限の資源である化石エネルギーと原子力,無限の資源である自然エネルギーについて議論する.(科目ナンバリングコード:生資AA10103、応化AB10103、生環AE10103) 
サブタイトル
人口爆発による食料不足・エネルギー不足・地球環境の悪化・自然破壊 
到達目標
人口爆発により食料不足,エネルギー不足,地球環境の悪化,自然破壊が限界に達しつつある.将来の日本を担う学生諸君にはこれらの諸問題を十分に認識し,今後の人生について真剣に考えていただくことが到達目標である. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. ガイダンス.生命の多様性と尊厳 担当:山岸健三  本講義の目的と内容を解説する.生命の多様性がなぜ重要なのか,なぜ人間以外の生物の存在を尊重しなければならないのか? 生物資源(遺伝子資源)が重要なのか? 生物の歴史を振り返りつつ,議論する.次回の話題と深く関連しているので十分に復習すること. 
2. 農耕の発達と人口爆発 担当:山岸健三  人類は1万年前くらいから農耕を始め,爆発的に人口を増やし,自然を破壊し,生物の多様性までも激減させた.四大文明に象徴されるように,人類は農業と人口爆発により,自然を破壊しましたが,やがて人類自身も崩壊しました.人類の歴史と将来について議論する. 
3. 里山の崩壊を考える 担当:山岸健三  農業は確かに自然破壊だが,日本列島は雨の多い特殊な気候のため,農業によって新しい自然環境が形成された.稲作を通して,人間が自然に手を加えることによって多様性の高い生態系「里山」が作られ維持されてきた.しかし,この数十年の間にその里山も崩壊してきた. 
4. 農業の多面的機能 担当:平児慎太郎  農業は食料生産以外にも様々な機能を担っている.本講義では,棚田に着目し,農村景観や農村社会,生態系を維持するための機能‐農業の多面的機能‐について説明し,その着眼点の重要性について述べる.また,棚田(地域資源)を利・活用した地域活性化の取り組みにも言及する. 
5. 中山間地農業を考える 担当:平児慎太郎  日本の国土の2/3は山地であり,これも含めた中山間地域に農地の半分が賦存する,と言われている.すなわち,中山間地農業を考えることは日本農業の有り様と深く結びついている.耕作放棄地,高齢化,零細規模等ネガティブなファクターが多い中山間地農業の実態を整理し,その問題点を理解する.次回の話題と深く関連しているので十分に復習すること. 
6. 過疎,高齢化と集落機能 担当:平児慎太郎  わが国では,農業に限らず1次産業に強く依存した地域では総じて過疎化,高齢化が並進している.こうしたことは地域経済の弱体に止まらず,“限界集落”ということが指摘されるように,生活の場(集落機能)の崩壊にも繋がっている.この点に着目し,その対応策について考究する. 
7. 食の安全 担当:北越香織  食の安全に対する諸要因,食中毒とその予防,食を取り巻く化学物質の安全対策について話題を提供する.次回の話題と深く関連しているので十分に復習すること. 
8. 食と健康 担当:北越香織  食の働きと健康,機能性食品,特定保健用食品について話題を提供する. 
9. 「3・11」以降のエネルギーを考える―自然エネルギー生産と農学― 担当:井内尚樹  「3・11」以降,エネルギー生産のあり方が,根本的に問い直される事態となりました.同時に,この問題は人間にとって自然とは何か,自然と人間との関係を考え直すものでした.講義では,EUの農家の自然エネルギー生産と農業生産あり方を踏まえつつ,「自然の恵み」を生かした「農学」のあり方を考えます. 
10. 自然エネルギーを基礎にした地域経済の活性化について 担当:井内尚樹  再生可能エネルギー分野で太陽光,風力発電などが話題となっています.「自然の恵み」には,森林資源を利活用したエネルギー生産,畜産糞尿,下水汚泥などをメタン発酵し,バイオマス熱電併用による自然エネルギー生産などもあります.地域資源を利活用することによって,自然エネルギー生産を基礎にした循環型地域経済を考えます. 
11. 地球温暖化の現状 担当:田村廣人  地球の大気の変化について概観し,今日の地球温暖化現象を考察しましょう.次回の話題と深く関連しているので十分に復習すること 
12. 微生物と地球温暖化および温室効果ガスの削減 担当:田村廣人  地球温暖化は農業と密接な関係があります.特に,微生物がどのように地球温暖化に役割を果たしているのか,また,微生物を使って温室効果ガスの削減が可能なのかを考察しましょう. 
13. 原子力エネルギーの是非 担当:山中三四郎  最初に東日本大震災に起因して発生した福島第1原発の爆発事故について解説する.また,この事故により日本で稼働している原子炉の多くは停止状態となっている.最近,健全な原発の再稼働について議論されている.本講義では再稼働の是非についても考える.次回の話題と深く関連しているので十分に復習すること. 
14. バイオマスエネルギーの現状と課題 担当:山中三四郎  福島第一原発の事故を踏まえて再生可能エネルギーの促進を目的としたFIT制度が導入された.この制度にはバイオマスエネルギー活用も含まれている.しかしながら,バイオマスエネルギーの活用は順調に進んでいるわけではない.本講では中部電力碧南火力発電所におけるバイオエネルギー活用を例にとり,バイオマスエネルギー活用の現状と課題について考える. 
15. 名城大学の歴史と発展 担当:山岸健三  2026年に迎える名城大学開学100周年を前に,名城大学の立学の精神『穏健中正』を説明する。また,県下で最も古い農学部(1950年開設)の歴史の概略を紹介し,卒業後社会で与えられた課題を解決するグループのリーダーとして活躍する人材となることを考える。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特にありません     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特にありません     
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
担当者ごとにレポートを課します.全ての担当者のレポート採点を集計します:授業外レポート100%.それぞれの担当者からレポートに対して講評を行う予定です.出席が講義回数の2/3に満たない場合には欠格とします. 
受講生へのメッセージ
人口爆発により食料不足,エネルギー不足,地球環境の悪化,自然破壊が限界に達しつつある.日本に住んでいると何も感じとれないが,将来の日本を担う学生諸君には諸問題を十分に認識し,今後の生き方について真剣に考えてもらいたい. 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2020/10/10 15:31


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