シラバス参照

科目名 科学の最前線と歴史 
担当者氏名

山岸 健三

近藤 歩

大浦 健

広瀬 正史

奥村 裕紀

太田 貴之

黒川 裕介

土屋 文

上山 智

全開講対象学科 農学部生物資源学科
農学部応用生物化学科
農学部生物環境科学科
年次 1年次 
クラス A・B・C・D・E・F 
講義学期 前期 
単位数
必選区分  
学期・曜日・時限  
部門 教養教育部門-自然科学科目群 
備考  



準備学習・事後学習
この講義では毎回テーマが大きく変わります.シラバスを参考にするか,もしくは各講義の最後に次週のテーマに関する参考資料が提示されますので,それらを基に準備学習(予習)をしておいてください.また,講義後は講義時間の2倍を目安に復習を行い,レポート形式でまとめておく.レポートの提出が課せられているときはきちんとレポートを提出すること.それぞれの担当者からレポートに対する講評を行う予定です. 
履修上の留意
この講義では担当者ごとにテーマが大きく変わります.受講生はシラバスに基づいてあらかじめ次の講義テーマから十分な予習を行うとともに,講義後も復習により理解を深めるよう努力してください. 
授業の概要と目的
本科目はDP1,CP1に該当し,教養教育部門の自然科学系の科目です.自然科学と言っても,できるだけ農学とは縁のない分野の話題について,その歴史や研究上の苦労,そして最前線の情報などを提供します.受講生には,農学以外の自然科学の世界を広く知ることと,新しい発見の裏には研究者の絶え間ない努力があることを認識し,高い教養を身につけてもらうことを目的としています.(科目ナンバリングコード:生資AA10102、応化AB10102、生環AE10102) 
サブタイトル
科学史,研究者の苦労,科学の最前線 
到達目標
農学を取り巻く自然科学の世界を広く知ることと,新しい発見の裏には研究者の絶え間ない努力があることを認識し,大学における勉学と研究活動に夢を持つ. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. ガイダンス.生きている星,地球 担当:山岸健三  本講義の内容を解説する.地球には生命が溢れていますが,地球という惑星は生命を存続させるための奇跡的な条件を備えています.これらの条件を解説し,この稀な惑星である地球の存在を認識していただきたい. 
2. 男の運命 担当:近藤 歩  ヒトの1個の細胞には,23対46本の染色体がある.このうち,22対44本までは,男性と女性の共通の染色体である.そして,残り1対の染色体が性を区別する性染色体である.ここでは,男性と女性のちがいをつくりだす性染色体の問題について解説する. 
3. 科学の発展と分析化学 担当:大浦 健  分析化学は科学の基盤となる学問であるとともに,現在の科学の発展に多大な貢献をしている.本講義では分析化学の基本理念から産業技術の発展に対しどのような役割を担ってきたかを解説する. 
4. 地球環境問題と分析技術 担当:大浦 健  近年の産業発展の側面として環境破壊が大きな社会問題となっている.本講義では環境保全における分析技術の役割について解説する. 
5. 地球観測 担当:広瀬正史  宇宙からの諸現象の観測は,新たな課題や応用につながる数多くの知見をもたらした.今後も続くのだろうか.衛星搭載降水レーダ等を題材とし,地球観測プロジェクトをめぐる幾つかの視点を紹介する. 
6. 大気現象を精確に把握する試み 担当:広瀬正史  変動する環境の実態把握や予測に様々な科学技術が利用されている.本講義では,降水を捉える遠隔探査技術などの取り組みを紹介する. 
7. タンパク質の成り立ち 担当:奥村裕紀  タンパク質は私たち生命体を構成する重要な分子のひとつであり,ほとんどの生命現象において,中心的な役割を担っている.生体内で様々なタンパク質が作られ,機能し,役目を終えるまでの過程を追う. 
8. タンパク質の研究方法 担当:奥村裕紀  多種多様なタンパク質の構造と機能について解明することは,生命現象を深く理解し,多くの病気の原因をつきとめ,私たちの健康を維持する方法を見出すことにつながる.タンパク質の構造や機能の研究方法の基礎的な技術について,伝統的なものから近年発展したものまでを概観する. 
9. 分子生物・遺伝学(バイオテクノロジー)とは? 担当:黒川裕介  近年ニュースなどでも登場するお馴染みのキーワード「バイオテクノロジー」,これを多少専門的に置き換えると分子遺伝学・分子生物学・生化学などの農学分野が融合した学問領域・技術と言い表すことができる.本講義ではこの広い意味で(曖昧に)用いられるバイオテクノロジーという技術が,どのような学術的歴史の中で生まれたのかを丁寧に解説する. 
10. イネ基礎研究を利用してアフリカ・アジア食糧問題に挑戦する 担当:黒川裕介  1940-60年代に深刻な食糧問題が発生すると予想された中,数多といる研究者の中から農学者たちが立ち上がり,優良イネ/コムギ品種を作出したことで,食糧危機を回避した歴史がある(これを緑の革命と呼ぶ).本講義では,バイオテ クノロジーを用いて,アフリカ・アジアで「第2の緑の革命」を 目指す名古屋大学の熱き農学者たちのエピソードを,実体験を込めて語っていく. 
11. 半導体デバイス(LSI)の最前線と歴史 担当:太田貴之  半導体デバイスは,テレビ,携帯電話,コンピュータといった電子機器のみならず,自動車などの機械にも組込まれており,日常生活になくてはならないものとなっている.半導体デバイスの開発の歴史や技術について紹介する. 
12. 原子力発電の歴史と仕組み 担当:土屋 文  原子力を利用したエネルギー供給源は,東日本大震災以前まで日本の全エネルギー消費量の約3割を担っていた.講義では、第二次世界大戦後,日本の経済成長に原子力発電を必要とした経緯,東日本大震災以降の原子力発電の現況と今後のエネルギー政策のあり方について学ぶ.また,原子力発電システムの基礎的な仕組みを理解する. 
13. 核融合研究の現状 担当:土屋 文  核融合炉は,ウランに替わり,水素を燃料とした将来型の原子力エネルギー供給源装置である.講義では,核融合発電の実現に向けた研究の現状と課題について学ぶ. 
14. LEDの歴史と応用分野 担当:上山 智  LED開発の歴史,応用分野とその特徴などについて解説する. 
15. LEDの課題と先端研究 担当:上山 智  LEDの課題とそれを克服するために新技術,先端的な研究の動向を解説する. 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特にありません     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特にありません     
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
各担当者が実施する小テストもしくはレポートの採点を集計します(100%).それぞれの担当者からレポートに対する講評を行う予定です.出席が講義回数の2/3に満たない場合には欠格とします. 
受講生へのメッセージ
農学部の学生は自然科学と言っても生物学や化学に知識が偏っています.この授業では,地学や物理学の分野を中心に,それぞれの専門分野の歴史と,現在の最新の情報を提供していただき,大学における勉強の目的や研究の面白さに刺激されてください. 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2020/07/03 10:58


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