シラバス参照

科目名 ハンドエンジニアリング 
担当者氏名

磯部 真人

岩間 守正

髙﨑 伝

早藤 英俊

大久保 美克

全開講対象学科 理工学部交通機械工学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分  
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-交通機械工学専門教育科目 
備考 本授業はCP2・3・4およびDP2に該当する 



準備学習・事後学習
毎回、受講する実習課題(実習課題1~6)の予習を1.5時間またはそれ以上行い、事前レポートを作成し、授業開始時に提出すること。受講後は復習として、内容を整理、考察したものを事後レポートとしてまとめ、指定された期限までに提出すること。

事前レポートについては授業内で解説、問題点の指摘等を行うが、事後レポートについては必要に応じて個別に対応する。 
履修上の留意
この科目を受講する学生は製図Ⅰの単位修得と同等の技能的知識が不可欠である。本科目は、実務分野からの視点で学習することを主眼に置いた、交通機械工学科でエンジニアを目指して専門分野の学習に取り組む学生のための、入門講座である。機械の構造、力や運動の伝達、材料と加工の方法などを実際に体を動かしながら学習を進める。実習課題1~6は少人数のグループに分けて実施する。また、これら6つの実技課題は関連があるので、休まず受講する必要がある。

2年次開講の交通システム実習Ⅰ、交通システム実習Ⅱ、3年次開講の交通システム実験Ⅰは、本科目と強い繋がりがあるので、本科目の単位を修得後に履修することが望ましい。

新入生オリエンテーション(在学生ガイダンス)でテキストおよび関連資料の入手方法、授業運営のスケジュール、受講時の注意事項の詳細とを示した資料を配付するので、予めテキストを購入し初回授業に持参すること。

全体講義を欠席すると、以降の授業を受講できないので注意すること。 
授業の概要と目的
「ものづくり」を行うためには,それにどのような機能が要求されるかを知った上で、材料や構造を決定しなければならない。さらに,どのような道具や手順によって作り上げていくのかの検討も重要である。本実習では,実際にものづくりを行うことにより,製品の機能,材料,構造,工作法などを有機的に結びつけた総合学習を目指すと共に,高学年で開講される専門科目で学ぶ工学的なメカニズムを実体験により学ぶことを目的とする。

交通機械との関連:自動車(原動機、変速機、構造部品、加工),航空機(翼、加工),鉄道車両(電動機、加工)(科目ナンバリングコード:TT11105) 
サブタイトル
「もの」を観て,「もの」に触れて「もの」を知る。 ~ 物づくりを理解するための基礎学習 ~ 
到達目標
何をしなければならないかを理解し,つぎに,なぜそうすべきかを理解した上で作業できるようになる(予習と実技との連携)。機械や工具、測定機器の正しい使い方を学ぶ(観て、触れて覚える)。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 全体講義1  受講者の確認後、運営方法,テキストの補足資料の配付,工具と測定具の取り扱いについて説明する。技術者として必要な「安全」と「環境」への意識について,作業者の視点で講義する。

○実習概要,受講上の留意事項,工具と測定具の使用法,内容を理解できる。「安全と環境」に対する意識を持つことができる。 
2. 全体講義2

実習課題の事前学習1 
実習課題1~3について,実習概要,作業手順,使用する機器,工具,測定具等を説明する。

○各実習課題の内容、準備すべき(予習)事項が理解できる。 
3. 全体講義3

実習課題の事前学習2 
実習課題4~6について,実習概要,作業手順,使用する機器,工具,測定具等を説明する。

○各実習課題の内容、準備すべき(予習)事項が理解できる。 
4. 実習課題1

切削加工(1) 
旋盤による切削加工を通して,工作機械の取り扱い方法を習得する。旋盤の操作方法,バイト形状,切削速度等の基本事項を学習した後,実際に切削を行う。

 ○旋盤により旋削作業ができ,旋盤の機能と操作方法が理解できる。 
5. 実習課題1

切削加工(2) 
丸棒を旋盤により,指定寸法に切削加工する。

○バイトの形状と材質,切削速度が切削性能に与える影響,バイトの送りなどを理論と体験の両面から理解できる。 
6. 実習課題2

手仕上げ(1) 
手動工具(弓鋸,やすり)を使用してアルミ材を翼型に加工する。先ず,翼形状を機能面から理解し,つぎに,手動工具の使用法,寸法測定器の使用法,設計寸法通りの仕上げ方などを学習する。

 ○製品の機能を理解し,工具の使用法ができる。 
7. 実習課題2

手仕上げ(2) 
アルミ材を弓鋸で切断し,やすりで翼型に加工し,紙やすり等で指定寸法に仕上げる。

○製品の機能を理解した上で、用途に合わせた仕上げ加工ができる。 
8. 実習課題3

歯車と変速機構(1) 
各種歯車の観察と寸法の測定,歯車の回転比の測定を行う。

○歯車の種類とそれらの基本諸元が理解でき、平歯車,差動歯車の動作が理解できる。 
9. 実習課題3

歯車と変速機構(2) 
遊星歯車による変速装置模型を操作し、歯車の回転比の測定を行う。

○遊星歯車の動作が理解できる。 
10. 実習課題4

穴あけとネジ加工(1) 
ボール盤で穴あけ加工を行い、これにタップを用いてネジ加工を行う。

○タップによるネジ加工の手順が理解でき,加工できる。 
11. 実習課題4

穴あけとネジ加工(2) 
丸棒にダイスによるネジ加工を行う。

○ダイスによるネジ加工の手順が理解でき,加工できる。 
12. 実習課題5

アーク溶接 (1) 
アーク溶接機,保護具の使用法,アーク電流や溶接手順を学ぶ。母材の開先加工と標点の刻印などの準備を行う。基本練習を行った後,組み立て溶接,本溶接の順で作業を行う。

○アーク溶接作業の手順が理解でき、アークを出し,溶接することができる。 
13. 実習課題5

アーク溶接 (2) 
加工材料に標点を刻印し,加工前の寸法測定を行った後,アーク溶接を行う。つぎに,溶接後の形状観察,寸法測定を行い,溶接により生じる変形,歪み等を調べる。

○アーク溶接の要領、溶接による歪みの発生が理解できる。 
14. 実習課題6

直流3極モーター(1) 
市販のキットを用いて直流3極モーターを組み立てる。組立後,電源を接続し,モーターが回転することを確認する。電源の極性と回転方向を調べる。

○組み立てたモーターを動作させることができる。 
15. 実習課題6

直流3極モーター(2) 
組み立てたモーターの回転子に負荷(摩擦抵抗)を掛けたときの電流の変化を測定する。回転子を別のモーターで回転させたときに発電機として働くことを確認する。

○サーキット・テスタによる電圧値,電流値,抵抗値の測定ができる。逆起電力が理解できる。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. ハンドエンジニアリング   中島公平、早藤 英俊 他   交通機械工学科 
2. 資料配付     
参考文献
授業方法の形式
実習 
成績評価方法及び評価基準
各課題共、実技の成果をまとめたレポート(100%)で評価する。最終成績評価は全課題出席者を対象に、6課題の平均点を成績評価点とする。 
受講生へのメッセージ
「ものづくり」の出発点は自らの手によって,作図・加工・組立を行うことです。この過程で,「もの」に関心を傾け,よく観察することが,あらゆる物理的な現象の理解や工学的な発想の手助けになります。「もの」を実際に作ったり,「もの」の機能を体感することによって,ものづくりの楽しさと難しさや作り手と使い手を結びつける重要な要素を学ぶことができます。また,この実習を通じて,これから学ぶエンジンや自動車工学,航空工学、鉄道車両工学などを理解する上での大きなヒントを得るはずです。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2020/03/03 11:04


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