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科目名 船舶工学 
担当者氏名

宮本 雅広

前川 明寛

全開講対象学科 理工学部交通機械工学科
年次 4年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分  
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-交通機械工学専門教育科目 
備考 本授業はCP2・4およびDP3に該当する 



準備学習・事後学習
毎回、授業計画に示されているテキストの推定範囲を読み、また講義後、講義内容を復習して理解、追認して下さい。講義時間の2倍の自学自習をして下さい。 
履修上の留意
船舶の歴史は古代より長く、船体構造と多種多様な機器から成る海上輸送の為の大型プラント製品であり、関連分野は多岐にわたっています。しかし、その基本性能は比較的シンプルな力学から成立っています。

この力学は船舶のみならず他種の交通機械、機器、プラントにも応用出来る汎用性の高いものであるので、受講者はこの点について留意して会得してもらいたいと思います。

一般の工業力学(主に「力と動力」について)、材料力学(主に「梁の曲げ」について)、流体力学(非圧縮性流体の「抵抗」/「翼」について)の知識が必要です。

授業中に演習問題を実施しますが、その内容と解答例を堅実に理解、追認、確認する事が必要です。

テキストと演習問題がある講義には電卓を必ず持参して下さい。 
授業の概要と目的
船舶や船舶輸送全般を概観して、船舶の役割や性能、基礎的な理論を学び、船舶に関する一般的な知識(船舶工学の一部)を習得すると共に工学的素養の一つとなることを目的とします。実感し易いよう、付図、写真等を極力示します。演習問題を通じて理解を確実なものとします。
(科目ナンバリングコード:TT4110) 
サブタイトル
船の力。

船を支える技術と理論。

船の役割と可能性。 
到達目標
船舶や船舶輸送に関連する一般的な資料、文献を調査、通読するに際し、実物を想起し、その内容および基本的根拠を正しく理解出来る程度の知識を修得する。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 1.船の能力と進化の歴史

2.専門用語とその内容-1

担当者 前川 明寛 
船舶はその大きな多種多様な能力と多機能性ゆえに、様々に進化発展して来た。その経緯および歴史に残る諸船を通観し説明する。

○船舶の基本的能力と多様な可能性についてが理解できる。

一部、主要な寸法、用語の定義、常用されている工業単位等を説明する。資料、写真等でも紹介する。

○主要用語の意味の一部が正確に理解できる。

講義後、資料A-1、A-2を再読し、理解、確認する事。(2時間) 
2. 2.専門用語とその内容-2

3.船の種類と構造-1

担当者 宮本 雅広 
主要な寸法、用語の定義、常用されている工業単位等を説明する。

○主要用語の意味が正確に理解できる。

船舶の各種貨物の特性とそれに対応する船体構造を説明する。

○積荷の特性と船体構造の関係及び各種船舶の全貌が理解できる。 

事前に資料A-2、A-3を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-2、A-3を再読し、演習問題を復習し、理解、確認すること。(2時間) 
3. 3.船の種類と構造-2

担当者 宮本 雅広 
現在の船舶は専用化されており、積荷の性状に応じた形態が開発されている。各種貨物の特性とそれに対応する船体構造を説明する。また、船体の支持方法、推進方法、荷役方法、用途等各種観点から分類して、各種船舶の特徴及び全貌を概説する。資料、写真等でも紹介する。

○積荷の特性と船体構造の関係及び各種船舶の特徴、全貌が理解できる。

事前に資料A-3を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-3を再読、復習し、理解・確認すること。(2時間) 
4. 4.浮力

担当者 宮本 雅広 
船が水に浮く原理を説明する。また、任意形状の船体浮力計算法を説明する。

○アルキメデスの原理、船の重量測定法が理解できる。

○船体の浮力計算が出来る。

事前に資料A-4を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-4を再読し、演習問題を復習し、理解・確認すること。また、参考資料B-4を読み理解を深めること。(2時間) 
5. 6.復原性-1

担当者 宮本 雅広 
船は浮くだけでなく外力により横転しない復原性能が必要である。自由表面をはさんで一部が水中にある浮体の力学を説明する。

○簡単な形状の船の安定性問題を解くことが出来る。

事前に資料A-6を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-6を再読し、演習問題を復習し、理解・確認すること。(2時間) 
6. 6.復原性-2

 船体動揺と耐航性

担当者 宮本 雅広 
船の動復原性を論じ、強風、波浪下の船の安定性を説明する。

○荒天下の船の安定性が理解できる。

船舶の波浪中動揺および耐航性一般を概説する。

○波浪中動揺の特徴と耐航性に関する設計上の知見を得ることができる。

事前に資料A-6を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-6を再読、復習し、理解・確認すること。また、参考資料B-6を読み船の横揺れについて理解を深めること。(2時間) 
7. 7.抵抗と推進-1

担当者 宮本 雅広 
船舶の設計において所要動力の推定は極めて重要である。諸形状体の抵抗、船体に働く抵抗成分やその推定方法を説明する。

○船体抵抗の推定方法の概要が理解できる。

事前に工業力学(力と動力)、流体力学(抵抗と翼)を復習し、資料A-7を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-7を再読、復習し、理解・確認すること。また、参考資料B-7を読み理解を深めること。(2時間) 
8. 7.抵抗と推進-2

担当者 宮本 雅広 
プロペラの特性、プロペラと船体の相互作用、船を走らせる為の機関出力の推定方法を説明する。

○機関の所要出力の推定方法の考え方を理解し、模擬的推進性能計算問題を解くことができる。

船舶の操縦性一般及び関連機器を概説する。

○船舶の操縦性と関連機器への知見を得る事ができる。

事前に資料A-7を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-7を再読し、演習問題を復習し、理解・確認すること。(2時間) 
9. 9.船舶輸送の役割と特徴

担当者 宮本 雅広 
物流統計から見た日本経済に果す船舶の役割や輸送効率等から見た船舶輸送の特徴についてを説明する。

○船舶の役割、主要資源の輸入先、航海所要時間、輸送効率について理解できる。

事前に資料A-9を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-9を再読し、演習問題を復習し、理解・確認すること。(2時間) 
10. 10.省エネルギと環境対策

担当者 宮本 雅広 
省エネルギーの為の技術開発や海洋・大気の汚染防止への取組み、国際ルール動向を概説する。

○船舶における省エネルギー対策及び環境汚染防止対策の内容、動向が理解できる。

事前に資料A-10を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-10を再読、復習し、理解・確認すること。(2時間) 
11. 5.船体強度-1

担当者 宮本 雅広 
船体形状と浮力の分布、船体及び積荷の重量分布、波との関係等、船体強度の基本的考え方を説明する。

○船体強度の基本的考え方が理解できる。

事前に材料力学(梁の曲げ)を復習し、資料A-5を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-5を再読、復習し、理解・確認をすること。(2時間) 
12. 5.船体強度-2

担当者 宮本 雅広 
浮力分布、船体及び積荷の重量分布、波との関係から船体に働く力を説明し、許容応力と部材寸法の計算を概説する。

○船体強度設計の考え方が理解できる。

事前に資料A-5を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-5を再読、復習し、理解・確認すること。(2時間) 
13. 5.船体強度-3

担当者 宮本 雅広 
浮力分布、船体及び積荷の重量分布、波との関係から船体に働く力を説明し、許容応力と部材寸法の計算を概説する。また、局部強度等を概説する。

○船体強度設計法の考え方を理解し、模擬的強度計算問題を解くことができる。また、局部強度等の概念が理解できる。

事前に資料A-5を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-5を再読し、演習問題を復習し、理解・確認すること。また、参考資料B-5を読み、船の脆性破壊について理解を深めること。(2時間) 
14. 8.船の建造及び建造精度と溶接-1

担当者 宮本 雅広 
造船設備、建造工程及び船級協会について概説する。資料・写真等でも紹介する。

○造船の建造工程、品質保証体系の概要が理解できる。

船の建造精度基準について概説する。

○船の建造精度基準とその重要性について理解できる。

事前に資料A-8を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-8を再読、復習し、理解・確認すること。(2時間) 
15. 8.船の建造及び建造精度と溶接-2

担当者 宮本 雅広 
船の建造精度基準と溶接及び溶接強度について概説する。

○船の建造精度と溶接の重要性、溶接強度について理解できる。

船の溶接施工と熱影響による歪の関係について概説する。

○溶接の熱影響による変形のメカニズムが理解できる。

事前に資料A-8を読むこと。(2時間)

講義後、資料A-8を再読、復習し、理解・確認すること。(2時間) 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 担当教員作成のプリントを使用する。資料A(基本講義資料)と資料B(参考資料)とから成る。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特に指定なし。     
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
理解度確認テスト100%。

ただし、出席回数が授業回数の3分の2に満たない場合は欠格とする。 
受講生へのメッセージ
知識が増えればそれだけ視野も広くなり物事に対する興味や理解も深くなります。

地球上の70%が海であり、古代より浮力により水に浮くという原理を利用し、船は進化し、また人類の発展に寄与してきました。船の持つ大きな役割、能力、可能性を知り、共感してほしいと思います。

加えて、船は世界を舞台とする他に類を見ない大量輸送が可能な交通輸送機関でもあり、世界中の人達が親しみをもっているので、船について理解を深めることはそれだけ世界の人達との交流を深め易くするとも言えると思います。 
参考URL
1. 特になし。   
画像
ファイル
更新日時 2020/07/03 11:12


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