シラバス参照

科目名 金融論 
担当者氏名

新井 大輔

全開講対象学科 経済学部経済学科
経済学部産業社会学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分  
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-歴史・政策・金融部門 
備考  



準備学習・事後学習
前回の講義内容をしっかりと理解して次の講義に臨んでください。毎回4時間程度の復習が必要です。授業期間内に行われた課題については、授業内において解説します。 
履修上の留意
特になし。 
授業の概要と目的
社会的な貯蓄と投資を仲介し,社会全体の資金をさまざまな部門や企業などに配分する金融システムは,証券市場を介した直接金融と銀行や保険会社に代表される金融仲介機関を介した間接金融に大別される。各国の金融制度がどのような形をとるかは,これら金融システムの組み合わせによって決まる。また,金融機関や企業,家計など経済主体の間で金融取引が行われる金融市場では,資金の需給関係は基本的に金利メカニズムによって調整されている。



 しかし,金融市場は常にリスクの過小評価によるバブルや,その崩壊がもたらす金融危機などシステミックなリスクを孕んでおり,本質的に不安定である。したがって,金融市場の規制・監督,セーフティネットの存在や,マクロ経済政策としての金融政策が必要になる。



 本講義は,以上のような金融制度の総体についての基本的な理解の獲得を目的とする。また,特に1980年代以降,アメリカを中心に生じた,金融の自由化,金融のグローバル化,金融の証券化などの問題も検討する。(科目ナンバリングコード:経済EE21414、産社EI21414)本授業はDP2/CP2に関連する。 
サブタイトル
金融制度の基礎 
到達目標
1.金融制度を構成する個々の基本的な仕組みについて簡潔な説明ができるようになる。



2.1.を踏まえて、金融制度の役割をより大きな文脈の中で理解し、金融制度の将来的なあり方について自分なりの展望を描けるようになる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. ガイダンス  この授業で何を学ぶか。 
2. 2つの金融システム  直接金融と間接金融。 
3. 金融制度と金融機関  各国の金融制度の特徴と各種金融機関の役割。とりわけ銀行の機能。 
4. 金利体系と金利メカニズム  資金の需給関係を調節する金利の役割。 
5. 有価証券と証券取引所  各種有価証券の特徴とその大規模な取引を可能にする証券取引所の役割。 
6. 株式制度と株式会社  証券取引所における莫大な株式の取引を前提に成立している株式会社制度の歴史と現状。 
7. 株価変動とバブル  証券市場の本質的な問題点としての投機およびバブルの膨張と崩壊のメカニズム。 
8. 金融市場の不安定性  証券市場における投機・バブルと銀行制度の相互作用によって生じる金融恐慌のメカニズムと歴史的諸形態。 
9. 金融市場の規制・監督・セーフティネット  金融市場が孕む不安定性を管理し、金融恐慌のダメージを緩和するための諸方策としての規制・監督・セーフティネット。 
10. 中央銀行と金融政策  マクロ経済政策の柱としての金融政策とその主体としての中央銀行の役割。 
11. 外国為替と資本取引  国家をまたいだ貨幣・資本取引の仕組み・制度と近年における国際資本取引の急膨張。 
12. IMF体制の崩壊と金融デリバティブ  1970年代における戦後IMF体制(ブレトンウッズ体制)の崩壊がもたらした経済主体にとっての各種リスクの増大と金融デリバティブ市場の急激な発展。 
13. 金融の証券化と仕組み証券  1980年代における「経済の金融化」と「金融の証券化」の過程で膨張してきた仕組み証券市場の構造。 
14. 金融恐慌と金融制度改革  現代の金融恐慌の発現形態と金融制度改革の展望。 
15. 授業のまとめ  授業のまとめ。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 指定しません。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 必要に応じて紹介します。     
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
定期試験(100%)で評価します。 
受講生へのメッセージ
不断の金融革新、頻発する金融危機、終わりのない金融制度改革。金融にまつわる問題は、今最も注目されている経済事象のひとつです。金融の問題を金融の問題としてのみ理解するのではなく、実体経済と関わらせながら、ひいては大きな時代認識(今私たちが生きている時代が一体どんな時代なのかということについての認識)と結びつけながら、それらが私たち自身にとって持つ意味を考えて行きましょう。 
参考URL
画像
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更新日時 2020/03/03 14:47


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