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科目名 経済データ分析2 
担当者氏名

勝浦 正樹

全開講対象学科 経済学部経済学科
経済学部産業社会学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分  
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-フィールドワーク・実習部門 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習として,各回の授業計画で指定したテキストの該当部分を事前に1時間程度かけて,読んでおくこと.事後学習としては,3時間程度かけて,宿題として出された演習問題は必ず解く(次回の授業でチェックする)とともに,テキストの該当部分を再度読みながら,授業中に行った演習問題を復習すること.またレポートは自分でデータを収集して作成するので,どのようなテーマにするのかを意識して,普段から各種メディアをチェックしておくこと.レポートはコメントをつけた上で返却する予定であるので,それを参考にして次のレポートを作成すること.授業期間中に行われた課題(レポートを含む)については,授業内において,継続的な解説,講評等を行う.定期試験については,講評を行って,Campusmate-Jの講義連絡登録により,受講者に送信する. 
履修上の留意
経済データ分析1は履修済みであること(前提科目).また統計学1・2の知識を前提とする.さらに関連科目としては,計量経済学などがある.履修希望者が定員を超えた場合,経済データ分析1の第1回目の授業における課題やコンピュータリテラシー・統計学1・統計学2(ならびにその他の科目)の履修状況などによって,受講者を決定することがある. 
授業の概要と目的
この授業の目的は,実際の経済データをいかに分析するのかを,コンピュータを用いながら,実践的に理解することにある.経済データ分析1で学んだ方法を発展させ,経済分析で最もよく用いられる回帰分析による経済データの分析について学習する.回帰分析を経済データに適用する際の様々なテクニックについて,できるだけ実践的に説明する.毎回の授業でコンピュータによって練習問題を解くとともに,レポートでは自ら設定した課題を解決することを試みる.回帰分析に関するレポートのテーマを自ら選択することによって,自主的な探究心を育むとともに,現実の経済・社会の諸問題を分析し,解決していく能力を身につけていく.(科目ナンバリングコード:経済EE21203、産社EI21203)本授業はDP2/CP2、3に関連する。 
サブタイトル
回帰分析の理論と応用・実際 
到達目標
自分の興味のあるデータを回帰分析によって分析し,その結果がどのような意味をもつのかを的確に読み取ることができるようにする. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. イントロダクション,基本統計量(1)  講義の概要を説明した上で,基本統計量を算出する上で必要な概念(和記号Σ,偏差など)について講義し,それらの練習問題の演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に経済データ分析Ⅰの内容を復習しておき,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書78-84ページを読むこと. 
2. 基本統計量 (2)  平均の性質を確認し,分散・標準偏差,基準化変量などの意味と計算方法について講義し,演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書101-125ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書101-125ページを読むこと. 
3. 単回帰分析 (1)  回帰分析の目的について説明した上で,散布図の描き方,相関係数の意味と計算の仕方を講義し,演習を通じて,理解度の確認を行う.また,第1回レポートについて説明を行う.事前に教科書333-342ページを読み,講義後には,再度教科書333-342ページを読み,レポートのためのデータを検討・収集をすること. 
4. 単回帰分析 (2)  最小2乗法による回帰直線の求め方を解説し,推定された係数の解釈のし方について講義し,演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書343-345ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書343-345ページを読むこと.またレポートを作成すること. 
5. 単回帰分析 (3)  推定値,残差の計算方法と,回帰直線の性質について講義し,演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書345-349ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書345-349ページを読むこと. 
6. 単回帰分析 (4)  決定係数の定義と計算方法について講義し,演習を通じて,理解度の確認を行う.さらに,分析ツールによる回帰分析の計算の演習を行い,その出力の見方について説明する.事前に教科書349-353ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書349-353ページを読むこと. 
7. 重回帰分析  重回帰分析の基本について説明した上で,単回帰分析との違いとして,偏回帰係数,自由度修正済決定係数などについて講義し,演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書353-362ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書353-362ページを読むこと.また,返却されたレポートで指摘された問題点を検討すること. 
8. 回帰係数の区間推定と仮説検定  回帰係数の推定量の標本分布について説明した上で,区間推定,仮説検定について講義する.演習を通じて,理解度を確認しながら,仮説検定の手順を身につける.事前に教科書368-385ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書368-385ページを読むこと. 
9. 回帰分析の出力の要約  回帰分析の基本的な部分についてまとめ,いくつかの分析例を示した上で,出力結果の要約方法について講義し,演習を通じて,理解度の確認を行う.そして,第2回のレポートについて説明する.事前に教科書13章,14章を復習し,講義後にはレポートの準備をすること. 
10. 経済理論と回帰分析  消費関数,エンゲル関数などを用いて,経済理論と回帰分析の関連について実例を用いながら講義し,具体的なデータを用いた演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書363-364ページを読み,講義後にはレポートの準備をすること. 
11. 実質化と相対価格  時系列データに回帰分析を適用する際の注意点として,金額データを実質化すること,価格を相対価格に変換することなどについて例題を解きながら講義し,演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書28-30ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書289-30ページを読むこと. 
12. 需要関数,多重共線性  一般的な需要関数について講義した上で,実際のいくつかの財・サービスに関する需要関数の推定について演習を行う.それをもとに,説明変数の選択方法や多重共線性(定義,影響,検出,対処)について講義し,実際のデータでの演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書385-390ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書385-390ページを読むこと. 
13. ダミー変数(1)  ダミー変数の必要性と作成方法,係数の意味など基本的事項について講義し,いくつかの例でダミー変数を用いた推定に関する演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書402-403ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書402-403ページを読むこと. 
14. ダミー変数(2)  複数のダミー変数の利用,突発ダミー,構造変化の処理などについて講義した上で,いくつかの例に関する演習を通じて,理解度の確認を行い,結果の解釈ができるようにする.そして第3回のレポートについて説明する.事前に返却されたレポートで指摘された問題点を検討し,講義後にはレポートの準備をすること. 
15. ダミー変数(3),まとめ  ダミー変数の応用例をあげ,係数ダミー,季節ダミーの作成方法について講義した上で,演習を通じて,理解度の確認を行う.さらにこれまでのまとめを行う.事前にレポートの準備を行い,講義後にはレポートを仕上げ,試験に向けて学習する. 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 統計学【第2版】  刈屋武昭・勝浦正樹  東洋経済新報社 
2. 配布プリント     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 入門計量経済学―Excelによる実証分析へのガイド  山本拓・ 竹内明香  新世社 
2. 例題で学ぶ初歩からの計量経済学  白砂堤津耶  日本評論社 
授業方法の形式
講義ならびにコンピュータによる演習 
成績評価方法及び評価基準
平常点(授業中の発表・練習問題実施状況,宿題)20%+レポート50%+定期試験30%(ただし,レポートが1回でも未提出の場合は,単位を与えない).出席は加点要素とはしないが,6回以上欠席した場合は欠格とする(遅刻は出席と認めない). 
受講生へのメッセージ
実際の経済データを用いて,いろいろな計算を行い,そこから何を読み取るか,ということを繰り返し行っていき,自主的かつ持続的な探究心を育てていくので,根気よく続けることのできる学生諸君に受講してほしい.欠席するとついていくのが大変になるので注意すること.また成績評価では,自分でいかに適切なテーマ(データ)を見つけることができるのかを重視するので,テーマの選択は目的意識をもって慎重に行ってほしい. 
参考URL
1. 総務省統計局(http://www.stat.go.jp/) データ収集 
2. 日経テレコン21(http://t21ipau.nikkei.co.jp/ipauth/auth/auth?sid=1) データ収集 
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更新日時 2020/02/10 17:52


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