準備学習・事後学習
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配布されたテキストの内、その週に取り上げる部分を読んでくること。特に読み上げを担当する者は、漢字を調べ、内容を理解した上で、務めを果たすこと。そして日常的に世界、特にヨーロッパの出来事に注意を払い、授業で学んだことを肉付けするように努めること。
授業の最後に、勉強だけではなく、大学生活や就職活動を含めた、4年間の総括をレポートにまとめてもらうが、その感想については、研究室で個別に語り合うことになる。
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履修上の留意
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3年次に専門演習Ⅰ(西洋法制史)を受講した者に限る。
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授業の概要と目的
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第二次世界大戦直後、「ヨーロッパ」が胎動を始めた時代、フランスの歴史家リュシアン・フェーヴルが行った連続講義「『ヨーロッパ』とは何か?」を学ぶ。講義は28回、各回が本にして15頁ほどであり、一部抜けている部分があるが、一回が90分、30回のこの演習にぴったり収まる分量になっている。まず講義に接し、次いでそのテーマについて語り合うことになる。(科目ナンバリングコード:LL41101)本授業はCP3およびDP1に該当する
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サブタイトル
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「ヨーロッパ」の歴史を学び、現在のEU(ヨーロッパ連合)の姿に触れながら、「ヨーロッパ」と世界の未来を考える。
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到達目標
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大学での最後の1年、さらに認識を深め、視野を広げ、知的に飛翔すること、そして大学生活を締めくくること。
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授業計画
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【項目欄】
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【内容欄】
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1.
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コレージュ・ド・フランスにおけるリュシアン・フェーヴルの連続講義
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講義の概要とリュシアン・フェーヴル教授の紹介
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2.
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ブリジット・マゾンによる序文
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手書きのノートに始まるこの書物の時代的役割
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3.
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第1課
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概論-「ヨーロッパ」の定義
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4.
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第2課
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いかにして「ヨーロッパ」は命名されたか
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5.
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第3課
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ヨーロッパ、ヘレニズム、地中海
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6.
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第4課
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ヨーロッパ、ローマ帝国、地中海
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7.
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第5課
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ローマ帝国の滅亡とヨーロッパの出現
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8.
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第6課
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フランク王国(カロリング朝)-ヨーロッパの予示
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9.
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第7課
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前課の続き-カール大帝とカロリング帝国
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10.
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第8課
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ヨーロッパ、その萌芽-カロリング帝国
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11.
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第9課
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ヨーロッパとキリスト教世界
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12.
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第10課
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ヨーロッパと封建制
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13.
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第11課
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ヨーロッパと経済復興
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14.
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第12課
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ヨーロッパと経済復興-金貨の歴史
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15.
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第13課
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東方に対するヨーロッパの劣等感とその払拭
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16.
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第18課(第14課から17課までは抜け落ちている)
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16世紀とヨーロッパ
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17.
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第19課
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キリスト教を理念とするヨーロッパの世界制覇
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18.
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第20課
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16世紀末から17世紀のヨーロッパ
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19.
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第21課
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18世紀のヨーロッパ
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20.
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第22課
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『法の精神』とヨーロッパ
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21.
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第23課
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革命-ヨーロッパという幻想と、「国民」の衝突、そして沈没するヨーロッパ
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22.
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第24課
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ナポレオンとヨーロッパ
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23.
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第25課
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もうひとつの暗礁、「民族」
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24.
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第26課
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妄想としてのヨーロッパ
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25.
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第28課(第27課は抜け落ち)
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結論-ヨーロッパを作り上げることの可能性
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26.
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付録1
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避けることのできない問題、すなわち、2つの世界大戦とヨーロッパ
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27.
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付録2
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フェーヴルの講義に対する批判的考察
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28.
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現在のヨーロッパを考える(1)
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「ヨーロッパ連合EU」の歴史と現状
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29.
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現在のヨーロッパを考える(2)
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「ヨーロッパ連合EU」の未来を考える
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30.
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総括
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卒業演習レポートの準備
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テキスト
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【書籍名】
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【著者】
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【出版社】
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1.
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ヨーロッパとは何か?
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リュシアン・フェーヴル
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刀水書房
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参考文献
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授業方法の形式
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成績評価方法及び評価基準
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平常点(授業態度)が50%、年度末のレポートが50%。
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受講生へのメッセージ
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参考URL
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画像
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ファイル
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更新日時
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2020/11/21 12:44
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