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科目名 行政学 
担当者氏名

髙松 淳也

全開講対象学科 法学部法学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分  
学期・曜日・時限  
部門 専門教育科目-政治学部門 
備考 学生便覧に基づき全体として講義時間の2倍程度の事前・事後学習が必要です 



準備学習・事後学習
講義中に適宜触れるので、行政や政治に関してどのようなことが話題になっているかを新聞やニュースを通じて常に把握しておくこと。
また、各回の内容を事前に把握し、参考文献等を参照してあらかじめ予習・復習をしておくこと。
講義中に学んだことはその後も繰り返し出てくるので、講義後に要点をまとめて理解しておくこと。
中間テストについては後日講義中に解説を行う。 
履修上の留意
・初回の講義で具体的な進行日程や履修上の注意点について説明する。
・中間テストを実施するので必ず受けること。理由なく受験しなかった場合は欠格とする。
・私語禁止等講義を受ける際の最低限のルールを守れないものは出席しないこと。

・履修そのものを条件とはしないが、1年次の「政治学入門」で学んだことを前提として講義を進める。
・同じく後期に開講される「政治過程論」は内容的に重なる点が多く、行政学の理解がより深まるので、並行して履修することを強く勧める。 
授業の概要と目的
行政の歴史、制度、活動などを通じて現代日本における政府の活動(政策)を理解する。
(科目ナンバリングコード:LL21705)本授業はCP2およびDP1に該当する 
サブタイトル
行政から現代政治、そして現代社会を見る。 
到達目標
現代行政に関する事項を的確に説明できる。また、それらの用語を使って行政の様々なトピックスについて論じることができる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. イントロダクション、行政(学)とは何か  この講義の進め方や成績評価などの概要説明

行政学に関連する概念の復習や今後のキーワードの整理 
2. 現代行政の歴史的背景(1)  近代国家の成立から、政府の役割が飛躍的に拡大し、結果として福祉国家化していく歴史的な推移を説明する。 
3. 現代行政の歴史的背景(2)  日本における戦前の行政機構と占領改革を経た戦後のそれを学ぶ。さらに、戦後の日本行政に関するトピックも学ぶ。 
4. 新しい行政の考え方(1)  市場の失敗と政府の失敗という考え方から政府の役割の変化について学ぶ。 
5. 新しい行政の考え方(2)  新自由主義から派生した新公共管理論(NPM)について学ぶ。 
6. 行政学説史  行政学がどのように発展、展開してきたかを理解する。 
7. 執政制度  国(行政)がどのような主体によって運営されているかについて学ぶ。 
8. 政官関係  官僚と政治家の関係である政官関係についての研究を通じて、戦後日本の政官関係をどのように捉えるかについて学ぶ。 
9. 行政の組織と制度(1)  行政組織がどのように編成されるかということについて縦と横の分業関係に焦点を当てて考える。 
10. 行政の組織と制度(2)  我が国の行政組織とその構造について理解する。まず各省がどのような組織で成り立っているかを学ぶ。 
11. 公務員制度(1)  行政組織で働く国家公務員に関する制度のうち、採用段階である国家公務員試験について歴史的な経緯と現在の姿を理解する。 
12. 公務員制度(2)  採用後の国家公務員の昇任の仕方や退職後の天下りの問題についてキャリアシステムを中心に説明する。 
13. 政府の財政(1)  政府の財政がどのような構造を持っているか学ぶ。 
14. 政府の財政(2)  財政の根拠となる予算の仕組みについて学ぶ。 
15. 政府の財政(3)  現場レベルでどのような予算編成とその執行がなされているかを学ぶ。 
16. 前半の総括と中間テスト  前半の内容の総括と理解度の確認を行う。 
17. 行政と政策(1):課題設定と政策決定  政策という概念・定義を整理した上で、政策形成過程における課題の設定と政策の立案がどのように行われているかを、理論的な側面を中心に説明する。 
18. 行政と政策(2):立法過程  法律の制定について、行政の役割やその意思決定プロセスについて学ぶ。 
19. 行政と政策(3):政策実施  形成された政策がどのように実施されるかを主に手段とそれに携わる人々の行動という点から学ぶ。 
20. 行政と政策(4):政策評価  実施された政策を評価する方法とその体制について学ぶ。 
21. 行政責任論  政策過程全般における行政に対する統制という観点から行政責任論について学ぶ。 
22. 中央地方関係  中央政府と地方政府の関係を理論的な側面から整理し、日本についてその歴史的変遷を中心に学ぶ。 
23. 地方自治体(1)  地方自治体の組織について学ぶ。 
24. 地方自治体(2)  地方自治体の財政について学ぶ。 
25. 官民関係(1)  行政指導、規制、護送船団方式、鉄の三角同盟をキーワードに高度成長期の官民関係について学ぶ。 
26. 官民関係(2)  規制緩和、金融ビッグバンをキーワードの1980年代以降の日本の官民関係について学ぶ。 
27. 官民関係(3)  政府が行う事業(公共事業)についてその変化や現代のトピックスについて学ぶ。 
28. 戦後日本行政の組織と政策(1):国土交通省の組織  今まで学んできた行政学における諸概念や用語を実際の行政に当てはめる。その例として、国土交通省を取り上げて、その組織編成、キャリアパスを観察する。 
29. 戦後日本行政の組織と政策(2):国土交通省の政策  国土交通省の政策形成について、一般会計当初予算の変化と政策形成スタイルの分類と実際の政策事例を学ぶ。 
30. 講義の総括  講義のまとめを行う。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. なし、レジュメを配布する。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. はじめての行政学  伊藤正次ほか  有斐閣 
2. 行政学  真渕勝  有斐閣 
3. 政治学 補訂版  久米郁男ほか  有斐閣 
4. その他、講義中に適宜紹介する。     
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
中間テスト(30%)と定期試験(70%)
理由なく中間テストを受けなかった場合は欠格とする。
授業中の私語は厳禁。授業態度が成績評価に反映されることもある。 
受講生へのメッセージ
本講義では現在の日本社会の有り様を考えるための基礎となる知識を提供したいと考えている。
公務員試験を目指す学生は、直接の試験対策というよりは、その公務員が実際にどのように組織され、行動しているのか、政策はどのように作られるのかという点を学んで欲しい。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2020/01/29 16:37


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