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科目名 日本法制史 
担当者氏名

代田 清嗣

全開講対象学科 法学部法学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分  
学期・曜日・時限  
部門 専門教育科目-基礎法学部門 
備考 学生便覧に基づき全体として講義時間の2倍程度の事前・事後学習が必要です 



準備学習・事後学習
 準備学習 : 授業計画欄で指定した教科書の範囲を読んでおくこと。

 事後学習 : 講義内容を元にノートを作成し,課題に取り組むこと。

 課題については提出締切後,定期試験については試験終了後に,WebClass上で解説と採点基準を公表する。 
履修上の留意
 特になし。 
授業の概要と目的
 毎回の配布資料に沿って前近代の日本における法の歴史を概観し,各時代における法の構造・機能を考える。
 (科目ナンバリングコード:LL21202)本授業はCP2およびDP2に該当する。 
サブタイトル
 前近代の日本における法と社会 
到達目標
 前近代日本における伝統法の歴史について専門的基礎知識を備えるとともに,これを当時の社会・文化と関連付けながら文章化して論じることができるようになる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 日本法制史の意義   法制史の法学の中での位置づけ,役割,研究のあり方を理解する。講義初回のため,併せて本講義の進め方や成績評価についても説明する。 
2. 学説史と時代区分   日本法制史がこれまでどのように研究されてきたかを概観するとともに,法制史的見地による時代区分を理解する。 
3. 原始日本法 (1)   律令法継受以前の日本を概観し,その統治システムの特徴を理解する。
 教科書pp.3-18。 
4. 原始日本法 (2)   律令法継受以前の日本における法の在り様を,統治システムと関連付けながら理解する。
 教科書pp.19-28。 
5. 律令法 (1)
 継受・統治機構 
 律令法の継受・編纂に関する基礎知識を確認したうえで,日本型律令制の特徴を論ずる。
 教科書pp.28-36。 
6. 律令法 (2)
 人と土地の支配 
 律令法制下における人事法・租税法について概観する。
 教科書pp.37-55 
7. 律令法 (3)
 刑事法・裁判制度 
 体系的な刑法典としての律や,実現手段としての裁判制度の特徴を論ずる。
 教科書pp.56-68。 
8. 公家朝廷法 (1)
 統治システムの変容 
 律令制の変容過程を概観するとともに,その結果生じた公家朝廷法の特徴を把握する。
 教科書pp.69-81。 
9. 公家朝廷法 (2)
 検非違使と死刑 
 嵯峨朝における「死刑停止」の実態を,検非違使の存在とともに論ずる。
 教科書pp.82-84。 
10. 荘園制度 (1)
 荘園の歴史 
 律令制の変容から荘園公領制の成立までを,国衙領と荘園との対立を軸に概観する。
 教科書pp.84-89。 
11. 荘園制度 (2)
 荘園の内部構造 
 荘園公領制の確立した中世荘園を中心に,荘園の内部構造について論ずる。
 教科書pp.89-91。 
12. 中世法 (1)
 中世法の基本構造 
 中世の法状況を把握するとともに,武家法の特徴や封建制について理解する。
 教科書pp.103-111。 
13. 中世法 (2)
 親族・相続法 
 中世封建制を支える家制度をはじめとする,当時の親族・相続法に理解する。
 教科書pp.118-123。 
14. 中世法 (3)
 裁判制度 
 中世における裁判制度の特徴を,武家社会の制度や思想と関連付けながら理解する。
 教科書pp.124-132。 
15. 中世法 (4)
 刑事法・民事法 
 中世における刑事法・民事法の特徴を,武家社会の制度や思想と関連付けながら理解する。
 教科書p.111-113,132-143。 
16. 戦国・織豊政権期の法   戦国・織豊政権期を,中世から近世(徳川幕府)への過渡期と位置づけ,法の特徴について論じる。
 教科書pp.148-163。 
17. 近世法 (1)
 武家の身分秩序 
 近世身分社会の中核たる武家の身分秩序を概観し,近世法理解の前提を身につける。
 教科書pp171-173,185。 
18. 近世法 (2)
 中央職制 
 徳川幕府の中央職制を概観し,その体系を理解する。
 教科書pp.166-169。 
19. 近世法 (3)
 地方統治機構 
 幕府の地方統治機構と,町や村といった「自治組織」を概観し,その体系を理解する。
 教科書pp.169-171,173-175。 
20. 近世法 (4)
 法源その一 
 幕府制定にかかる諸法度や単行法令について概観し,その特徴を論ずる。
 教科書pp.175-178。 
21. 近世法 (5)
 法源その二 
 公事方御定書をはじめとする幕府制定にかかる諸法典について,その特徴を論ずる。
 教科書pp.178-179,226-227。 
22. 近世法(6)
 法源その三 
 徳川幕府の法曹法,藩法,民衆法について概観し,その特徴を論ずる。
 教科書pp.180-182,227-228。 
23. 近世法 (7)
 裁判制度総説 
 幕府法における裁判制度の概要を,近世法の全体構造と関連付けながら理解する。
 教科書pp.222-226。 
24. 近世法 (8)
 出入筋とその周縁 
 出入筋について概観し,関連する問題として相対済令,内済,身代限などについて論ずる。
 教科書pp.234-240。 
25. 近世法 (9)
 取引法 
 取引法と訴訟法との関連や,大坂法の特徴について論ずる。
 教科書pp.199-201,240-248。 
26. 近世法 (10)
 親族法 
 親族法,特に離婚に関する諸問題から,婚姻観について論ずる。
 教科書pp.201-212。 
27. 近世法 (11)
 吟味筋とその周縁 
 吟味筋を概観するとともに,関連する問題として拷問について論ずる。
 教科書pp.228-234。 
28. 近世法 (12)
 実体刑法 
 実体刑法を概観し,その特徴を社会・文化的背景と関連付けながら論ずる。
 教科書pp.212-214。 
29. 近世法 (13)
 行刑法その一 
 徳川幕府の行刑について概観し,その特徴を理解する。
 教科書pp.214-215。 
30. 近世法 (14)
 行刑法その二 
 近世の行刑における特別予防的側面にふれ,近代法との接続について考える。
 教科書pp.215-216。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 『日本法制史』  浅古 弘 ほか編  青林書院 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 『日本法制史概説』  石井良助  創文社 
2. 『江戸の罪と罰』  平松義郎  平凡社 
3. この外,適宜提示する。     
授業方法の形式
 講義 
成績評価方法及び評価基準
 理解度確認のための課題30%,定期試験70%。 
受講生へのメッセージ
 講義では教科書の内容に限らず, 多様な情報を提供する。 試験は持込原則可であるが, 講義で提供した情報を前提に出題するので, 教科書の内容を書き写しても得点にはならない。 
参考URL
1.  なし   
画像
ファイル
更新日時 2020/01/28 11:18


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