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科目名 情報産業組織論【経営学科】 
担当者氏名

大西 幹弘

全開講対象学科 経営学部経営学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 選択必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-経済学・法学部門 
備考  



準備学習・事後学習
サーチエンジンを利用したwebsiteの検索等により、各講義テーマについて大まかなイメージを掴んでおいてください(各回につき2時間以上)。また講義中に紹介した企業について各社website の IR コーナーにアクセスし、業績データを確認・分析して下さい(各回につき2時間以上)。 
履修上の留意
ミクロ経済学、産業組織論、経営学、会計学の基礎知識を身に付けることが望まれます。また国家資格や各種情報関連資格の取得を目指す方は、あわせて、情報処理実習科目の履修を勧めます。前半の「現代産業組織論」も併せて履修することを推奨します。 
授業の概要と目的
当科目はカリキュラムポリシーの(2)に位置する。Broad Band 化の進むインターネットの発展と携帯・スマホ・タブレットに象徴される Mobile 化の進行は、いつでも・どこでもテキストデータから動画まで自由にやり取りできるUbiquitousネットワーク時代の到来を告げています。本講義ではここ迄に至る情報化の歴史と情報産業の発展、それらが企業経営や産業組織に与えた影響を跡付け、併せて今後予想される経済活動の変容についても展望します。当講義の履修により「情報化」および「情報産業」に関する高度の専門性と幅広い知識の習得が可能となります。講義内容を補足し理解を深めるため、適宜、外部講師による講演を実施する場合もある。(科目ナンバリングコード:経営BB21502、国際BI21602) 
サブタイトル
情報通信網の発展と拡大が企業経営や企業間競争に及ぼす影響について考察します。あわせて半導体やコンピュータ技術の発展についても解説します。 
到達目標
半導体、コンピュータ、通信等のIT産業のコア技術への理解が深まり、各種情報資格の取得ができる。また企業経営へのITの効果について認識が深まり、ITあるいはICTを用いた経営戦略の立案ができる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 情報化の経済分析 (概論)  本講義の対象領域と課題、ならびに要点について、産業構造・産業組織・取引費用の観点から概説します。情報化の定義から始まり、情報の産業化、産業の情報化、産業融合、産業再編について解説します。 
2. 情報産業部門の定義と趨勢  情報産業の定義をコンテンツアプローチとメディアアプローチに分けて考察します。また近年の情報産業部門の成長をGDP比率、就業者数比率、主要製品生産高推移等で確認し、同比率の日米間比較も行います。 
3. 半導体産業 (1)  半導体の物性について解説します。電気抵抗率による定義に始まり、真性半導体、不純物半導体、PN接合、PNP接合等を説明し、個別半導体と集積回路(IC)の相違やICによる製品の軽薄短小化を考察します。 
4. 半導体産業 (2)  半導体産業の歴史と現在の製品ラインについて説明します。半導体に先行する真空管の開発から、BBSトリオによるトランジスタの発明、キルビーとノイスによるICの開発、DRAMやMPUの登場を概説します。 
5. 半導体産業 (3)  日本および世界の半導体産業の現状について考察します。半導体の市場規模や成長率、企業別売上高を概観した後、日・米・欧・アジア各地域の市場動向やインテル・サムスン等主要企業の業績・財務状況を分析します。 
6. コンピュータ産業 (1)  コンピュータの動作原理を説明します。入力・記憶・制御・演算・出力の5大機能を解説した後、2進数による演算、論理演算と論理回路、論理回路を用いた加算回路、トランジスタによる回路設計について概説します。 
7. コンピュータ産業 (2)  コンピュータ開発の歴史を概観します。ライプニッツ・バベッジによる機械式、ホレリス・エイケンによる電気式、ノイマン・エッカート・モークリーによる電子式について考察した後、パソコンの開発史に触れます。 
8. コンピュータ産業 (3)  コンピュータ産業の現状について考察します。 日本およびアメリカにおける市場規模や売れ筋の変化、最近のマーケットシェアの動向、新製品の開発状況、ならびにIBM・HP・DELL等主要企業の業績・財務状況について検討します。 
9. 電気通信産業 (1)  電気通信の原理について説明します。音声電話の原理から始めて、アナログ方式とデジタル方式、回線交換とパケット交換、一般電話回線接続、ISDN・ADSL・FTTH、フレームリレー、IP電話等について解説します。 
10. 電気通信産業 (2)  近年の日本および米国の電気通信産業の歴史について概説します。日本については1985年の電電公社民営化と電気通信自由化から今日に至るプロセスを、米国については1984年のAT&T分割以降を取り上げます。 
11. 電気通信産業 (3)  わが国電気通信産業の現状について考察します。まず市場規模を固定網・移動網、 音声伝送・データ伝送の諸側面から概観し、ガリバーNTTの経営状況を分析します。また携帯やスマホ、タブレット等の動向についても検討します。 
12. 電子商取引の概念と発展プロセス  電子商取引を、商流・物流・金流の諸側面から考察し、電子化の誘因として取引コスト節減や取引機会拡大等について説明します。また企業内から特定企業間、不特定企業間へと拡大する電子化のプロセスも解説します。 
13. 電子商取引の現状と今後の展望  わが国における電子商取引の市場規模を、BtoB・BtoCそれぞれについて産業連関表により推計します。また政府やシンクタンクによる調査結果を分析し、産業別の電子化状況と今後の展望について検討を加えます。 
14. 情報ネットワーク化の進行と企業組織の変容  情報通信網の発展・拡大が伝統的企業組織に及ぼしつつある影響について考察します。まず水平分業・垂直分業による企業組織の編成原理を論じ、それら分業への情報ネットワークの効果についてBPRを軸に検討します。 
15. 情報化とナレッジ・マネジメント  経営情報化の新しい手法として注目を集めるナレッジ・マネジメントについて概説します。データ・情報・知識・知恵の階層構造、暗黙知・形式知、知識創造のSECIモデル、情報通信網との関連について説明します。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 毎回、 資料を配布します。      
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 講義中に適宜指示します。      
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
全講義回数の2/3以上の出席があり、かつ定期試験を受験した場合にのみ単位認定の対象とします。配点は原則として次の通りです。出席して質疑に参加:50%、定期試験:30%、レポート:10%、本学キャリアセンター主催のインターンシップへの参加:10%、なお全講義回数の1/3以上の無断欠席がある場合には欠格とします。また定期試験の答案は、成績発表後に各受講者に返却する予定です。 
受講生へのメッセージ
講義に出席し講義内容に関する質疑への参加と積極的な発言を重視します。また講義では出来るだけホットでクールな話題を提供し、受講生の皆さんの知的好奇心に応えたいと思います。 
参考URL
1. 日本KM学会東海部会 情報化と企業経営に関する専門サイト 
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更新日時 2019/01/21 11:30


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