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科目名 租税法 
担当者氏名

伊川 正樹

全開講対象学科 法学部法学科
年次 3年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育科目-公法部門 
備考  



準備学習・事後学習
 事前に提示された教科書の該当箇所等を事前に読み、課題に取り組んでおくこと(1時間程度)。
 また、授業後は内容を復習し、各回の資料に掲載した「確認問題」を解いて、次の講義に備えること(1時間程度)。 
履修上の留意
 課税問題はさまざまな法律問題を前提としているので、憲法、行政法、民法をなどの科目を履修済みないし履修予定であることが望ましい。
 また、新聞、テレビニュースなどで報道される税金問題に常に関心を払っておくこと。
 なお、講義中に適宜、アクティブ・ラーニングの要素を取り入れる。そのため、該当箇所について予習をしておくこと。
 講義資料は、ポータルサイト内のWebClassからダウンロードして用意しておくこと。そのため、初回を除き、講義時には一切の資料を配布しない。取得方法等については、初回の講義で説明する。 
授業の概要と目的
 「難しい」「数字は苦手」とのイメージで敬遠される租税法。しかし、アルバイトの給料にかかる税金や消費税など、私たちの身近なところに多くの税金問題が潜んでいます。また、税のあり方や使われ方が大きな議論を呼んでいます。
 税について断片的に知っていても正しい知識を身につけない限り、「増税反対!」とやみくもに叫ぶだけになってしまいます。税金に関する「なぜ」を知り、それに対して「どのように」考えるかを追求し、深く学んでいきます。そして、税を知ることで社会に対する関心を高めることを目的とします。
 より深い学びを目指して、学期の途中で理解度の確認を行います。(科目ナンバリングコード:LL31305) 
サブタイトル
税の世界に触れ、正しく理解し、法的に考えることのできる納税者に! 
到達目標
税法の基本を全般的に理解し、税に関するニュースを自分で理解できるようになること。
正確な知識に基づいて正しい判断を下すことのできる「健全な納税者」になること。
また、税務に携わる専門家を目指すための素地をつくること。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. オリエンテーション
税とは何か 
「租税法」で何を学ぶか、法律学としての「租税法」、最近の税金に関する話題の紹介、税とは何か 
2. 租税法律主義1  税法の基本原則・総論 
3. 租税法律主義2  税法の基本原則・各論 
4. 租税回避  節税、脱税と「租税回避」 
5. 税と人権・憲法1  応能負担原則(社会の格差と税のあり方) 
6. 税と人権・憲法2  課税の公平 
7. 所得税法1  所得概念(賭博と税金) 
8. 所得税法2  納税義務の範囲(誰が日本で納税義務を負うのか?) 
9. 所得税法3  所得分類1(プロ野球選手の年俸と所得税) 
10. 所得税法4  所得分類2(馬券の払戻金と所得税) 
11. 所得税法5  給与所得課税(サラリーマンの不満と憧れ) 
12. 所得税法6  所得の帰属時期(契約地主と反戦地主の差) 
13. 所得税法7  所得控除(「103万円の壁」問題・パート・アルバイトと税、所得控除と税額控除) 
14. 所得税法8  課税単位(夫婦・家族と税金) 
15. 所得税法9  所得税の計算構造(累進税率と比例税率) 
16. 所得税のまとめ  所得税の内容をおさらいし、理解度を確認する。 
17. 法人税法1  法人税法の根拠(個人経営と会社はどちらが得?) 
18. 法人税法2  法人税法の計算のしくみ(無償譲渡と無利息融資) 
19. 消費税法1  消費税の基礎(「消費税」還元セールの謎) 
20. 消費税法2  「消費税」のしくみ(「消費税の生命線」) 
21. 消費税法3  逆進性の緩和策(軽減税率で問題が解決するのか) 
22. 酒税法  酒税のしくみ(最も税金が高い酒は?) 
23. 相続税法1  相続と相続税、相続税と贈与税(なぜ相続に税が課せられるのか) 
24. 相続税法2  相続税の課税方式、しくみ(礒野家の相続) 
25. 地方税制  地方自治と地方税、地方分権と課税自主権、地方独自の取り組みなど 
26. 租税手続法1  税額確定手続(申告を間違えたらどのように訂正するのか) 
27. 租税手続法2  税務調査(任意調査と「マルサ」の調査) 
28. 租税処罰法  脱税と制裁 
29. 租税救済法  税務争訟(課税処分をどのように争うか) 
30. 総まとめ  総まとめ 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. よくわかる税法入門(第13版)  三木義一  有斐閣 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 日本の納税者  三木義一  岩波書店(新書) 
2. 租税法  金子宏  弘文堂 
3. 税法基本講義  谷口勢津夫  弘文堂 
4. 租税判例百選(第6版)  別冊ジュリスト  有斐閣 
5. 演習ノート租税法(第3版)  中村芳昭・三木義一  法学書院 
授業方法の形式
講義 
成績評価方法及び評価基準
・定期試験80%(講義の内容の理解度を確認する)、講義レポート20%(加点レポート)。
・出席は取らないが、授業中に発言した者には、若干の加点を行う。
・これ以外の「お願い」は考慮しない。
・レポートは提出すれば加点し、提出しないからといって減点することはない。
・試験は、講義の内容を理解できているかを判定することを目的とし、きちんと理解できていれば合格点をつけるが、丸暗記的な理解は評価しない。試験のみでの単位取得は可能だが、相当の努力を要することを覚悟すべきである。 
受講生へのメッセージ
 講義を一方的に聴くだけでなく、常に自分で考えて講義に参加するようにしてください。プリントをもらい書き写すだけでは勉強になりませんし、試験にも太刀打ちできないでしょう。講義では基礎的な内容を取り上げますので、さらに深く知りたいと思ったことや疑問に思ったことは、直接またはEメールなどで質問してください。なお、講義を受ける最低限のマナーは守ってください。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2019/02/07 17:08


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