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科目名 生物制御化学 
担当者氏名

濱本 博三

全開講対象学科 農学部応用生物化学科
年次 3年次 
クラス C・D 
講義学期 後期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-専門教育科目群選択 
備考  



準備学習・事後学習
各回の授業計画で指定した範囲について、関連する生物有機化学、植物生命科学、香粧品化学、農薬科学1、農薬科学2の講義内容を見直しておくこと(準備学習)。また、講義で課す小課題について考え方や関連事項を解説するので課題内容を中心に、講義の補足プリントを活用して復習すること(事後学習)。本講義では、事前学習には講義時間の半分、事後学習には講義時間の1.5倍の自学自習を必要とする。 
課題・定期試験に対するフィードバック
小課題の解答は講義中に解説し、結果や質問等に対するフィードバックは次回以降の講義でおこなう(ただし、最終回の講義における小課題に対するフィードバックは必要に応じてWebclassによりおこなう)。前半確認課題の解答の解説と結果に対するフィードバックは次の回の講義中におこなう。定期試験終了後に、Webclassまたは掲示により、定期試験の解答のポイントや補足説明(フィードバック)をおこない、問題に対する質問事項の受付方法なども伝達する。 
履修上の留意
本科目は生物有機化学、植物生命科学、香粧品化学、農薬科学1、農薬科学2の内容に関連するため履修していることが望ましい。小課題および前半確認課題の実施結果により受講生の到達度や理解度が低いとみられる内容があれば、講義進行速度や講義順序を調整する場合もある。 
授業の概要と目的
これまで、生体内で起こる現象、生物間で起こる現象を含む「生命現象」を制御する数多くの物質が発見されてきた。本講義では、化学的な視点から、それらの物質がどのように生合成され、どのような機能(作用)をもち、その機能を人はどのように利用してきたかについて解説する。これらにより、生理活性物質と生物制御、昆虫・植物・微生物への生物制御、人への生物制御に関する基本的な概念や考え方を理解することを目的とする。 
アクティブ・ラーニング
各講義回の小課題に疑問点や意見を記入できる欄(ディスカッションコメント)を設け、次の講議回もしくはWebclassでフィードバックすることにより学生と教員間でディスカッションをおこなう。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本科目は、CP2およびDP2に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
特になし 
科目ナンバリングコード
AB31507 
サブタイトル
生命現象を制御する物質とその利用 
到達目標
この科目の履修により、受講者が1)化学的視点から生理活性物質の生成の仕組みと働きについて説明でき(知識)、2)昆虫・植物・微生物への生物制御、人への生物制御について関連項目も含め説明でき(知識)、3)生物制御に関わる物質の活用法を列挙して説明ができる(知識・技能)ようになることを到達目標とする。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 生物制御における有機化学的基礎(1)  生物の制御に関わる物質の構造的な性質を考えるために必要な有機化学的基礎知識の確認をおこない、生理活性物質を題材としてその性質について議論する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
2. 生物制御における有機化学的基礎(2)  生物の制御に関わる物質の反応を考えるために必要な有機化学的基礎知識の確認をおこない、生理活性物質を題材としてその反応性について議論する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
3. 生理活性物質の生合成(1)  生理活性物質の生合成に関与する酵素を分類し、各酵素群の特徴について学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
4. 生理活性物質の生合成(2)  生理活性物質の生合成における代表的な炭素-炭素結合形成反応を分類し、各反応のしくみや特徴について生合成反応の例を題材として学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
5. 生理活性物質の生合成(3)  生理活性物質の生合成における代表的な環骨格形成反応を分類し、各反応のしくみや特徴について生合成反応の例を題材として学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
6. 生理活性物質の生合成(4)  生理活性物質の生合成における代表的な官能基変換反応を分類し、各反応のしくみや特徴について生合成反応の例を題材として学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
7. 生理活性物質の生合成(5)  主要なテトラケチド、ペンタケチド、ヘキサケチド、ヘプタケチドとその関連化合物についてについて、生合成機構の特徴を学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
8. 生理活性物質の生合成(6)  主要なオクタケチド、ノナケチド、デカケチド、ドデカケチド、マクロライドとその関連化合物について、生合成機構の特徴を学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
9. 生理活性物質の生合成(7)  生合成過程におけるフェノール類の形成機構とその反応特性や分子性質について学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
10. 生理活性物質の生合成(8)  フェニルプロパノイド、フラボノイドとその関連化合物について、生合成機構の特徴を学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。第1~10回講義で学習した知識の応用的な活用法を確認するための「前半確認課題」を課す。 
11. 生物制御のしくみ(1)  受容体に作用する生物制御物質について、基本事項とその作用のしくみについて学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
12. 生物制御のしくみ(2)  酵素の制御に関わる生物制御物質について、基本事項とその作用のしくみについて学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
13. 食品の抗酸化性成分(1)  大豆やカカオ豆に含まれる主要なフェノール性成分について分類し、生合成機構、加工過程における成分変化、代謝機構について学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
14. 食品の抗酸化性成分(2)  コーヒーや茶葉に含まれる主要なフェノール性成分について分類し、生合成機構、加工過程における成分変化、代謝機構について学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
15. 医薬成分による生物制御  植物に含まれる抗炎症性物質や抗炎症薬を題材とし、抗炎症性成分が生体内で作用するしくみについて学習する。講義の理解度を確認するための「小課題」を課す。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 講義の補足プリントを配付する。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 「植物成分の生合成」  柴田承二、山崎幹夫  東京化学同人 
2. 「創薬化学」  北 泰行、平岡哲夫  東京化学同人 
3. 「マクマリー生物有機化学 生化学編」第3版   J.マクマリー 他 / 菅原 二三男(監訳)  丸善出版 
4. 「マクマリー  生化学反応機構」  J.マクマリー 他 / 長野哲雄(監訳)  東京化学同人 
5. 「生合成の化学」  大岳 望  大日本図書 
授業方法の形式
講義(前半確認課題として発表をおこなう場合がある) 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
小課題(30%:知識の到達度評価)、前半確認課題(20%:知識と技能の到達度評価)、定期試験(50%:知識と技能の到達度評価)により評価する。正当な理由の無い遅刻、不必要な携帯電話の使用、居眠り等の受講にふさわしくない行為を、小課題評価の減点対象とする。授業回数の3分の2以上の出席に満たない場合は欠格とする。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
生物資源を活用した医薬品・農薬・食品開発の開発においては、生物制御の仕組みに対する理解が重要になります。本講義の受講を通じて、生物制御化学的視点により生命現象見極め、生物資源の効果的な活用法を導く力を養っていただきたい。 
参考URL
1. 適宜指示する   
画像
ファイル
更新日時 2024/01/16 17:58


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