準備学習・事後学習
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松尾秀雄著『市場と共同体』を中心にして、経済学の広義化を目指す。 期間中に2回のレポートを要求する。このレポートの出来は、授業中に講評し、優秀なレポートについては紹介する。
毎回、授業時間の2倍の自学自習が必要です。
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課題・定期試験に対するフィードバック
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レポートを回収したうえで、私に対する質問事項が明記されている場合がある。その時は、講義の時間を割いて、その質問に答える。
レポートには、基本的には、コメントをつけて返却することを予定している。
定期試験についての質疑などがあれば対応する。
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履修上の留意
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毎回には、講義の冒頭に、講義テーマを設定し、問題を立てる。その問題を解き明かそうと講義するので、どのような論理で講義が進んだのかを各自、復習してほしい。
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授業の概要と目的
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純粋資本主義社会という方法の発生根拠と、純粋ではない複雑な社会の現実の乖離をどのような理論で理解すればよいか。
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アクティブ・ラーニング
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該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
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実務経験と授業内容の関係
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科目ナンバリングコード
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サブタイトル
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市場と共同体をめぐる理論と広義の経済理論の試みを具象化する。
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到達目標
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経済学の基本文献が読みこなせる程度まで基礎知識を増やしたい。
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授業計画
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【項目欄】
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【内容欄】
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1.
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講義の全体像
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この講義では、資本主義対社会主義の発想法の欠陥が出発点の問題意識であり、人間と人間の相互行為・贈与交換の理論の構築が終点の到着点であることを理解してもらう。
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2.
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カール・マルクスの考えた経済学方法論
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『資本論』のなかの純粋資本主義の仮定について、紹介したい。
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3.
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市場と共同体の調和
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どのような社会でも、共同体を基礎にして、市場が交換の場として、共同体で生きる人間を補完しているという構造である、ということを認識する。
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4.
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市場と共同体の鬩ぎ合い
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ギリシャ哲学から現代に至る歴史のなかで、経済学はどのような発展をみせたか。1回目。
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5.
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市場と共同体の鬩ぎ合い
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ギリシャ哲学から現代に至る歴史のなかで、経済学はどのような発展をみせたか。2回目。
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6.
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純粋資本主義
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狭義の経済学の理論はなにを前提にした理論なのか。
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7.
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宇野弘蔵の理論
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宇野弘蔵の三段階論を紹介する。
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8.
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市場と共同体ー広義の経済学
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人間は共同体を形成して生き、市場を利用する。
どちらかの行動様式に一面かできないという事実を理論的に把握する。
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9.
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様々な先行する諸理論
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今村仁司の理論の紹介
玉野井の理論の紹介
杉浦の理論の紹介
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10.
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社会主義対資本主義
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いままで、私たちは、社会主義対資本主義という構図を前提にしてきた。この点を考え直す。
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11.
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市場行動のアプローチ
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資本主義の理解を、価値増殖という資本理解でおこなうか、資本家という行動主体でおこなうか、この問題を考察してみたい。
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12.
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労働価値説 一回目
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労働価値説はどのような理論か。
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13.
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労働価値説 二回目
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社会の全体を想定した上で、労働価値説を厳密に証明する。
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14.
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山口重克のブラックボックス理論
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原論体系のなかで、不純な要素がどのように処理されてきたのかを考察する。
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15.
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贈与とポトラッチ
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人間は群れる。これを贈与論を通して考えてみたい。
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テキスト
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【書籍名】
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【著者】
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【出版社】
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1.
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市場と共同体
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松尾秀雄
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ナカニシヤ出版
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参考文献
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授業方法の形式
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授業の実施方法
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成績評価方法
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定期試験が80%、レポートの提出が10%、平常点(講義に対する質問や参加態度など10%)で評価を実施する。 ただし、6回以上欠席した場合は欠格とする。
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成績評価基準
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C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。
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受講生へのメッセージ
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参考URL
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画像
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ファイル
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更新日時
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2024/02/15 10:02
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