シラバス参照

科目名 現代に生きる 
担当者氏名

池 沙弥

岩井 眞實

WICKING PAUL DAVID

呉 大煥

鈴村 裕輔

冨岡 徹

豊田 周子

西尾 由里

萩藤 大明

藤原 康弘

Max Praver

宮崎 新

宮下 大夢

柳沢 秀郎

津村 文彦

全開講対象学科 外国語学部国際英語学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 教養教育部門-基軸科目 
備考  



準備学習・事後学習
事前学習:各トピックに関する情報を、書籍やインターネットなどを通じて事前に確認すること。
事後学習:不明な事項について各自で調べ、配付資料に追記すること。
 ※毎回、授業時間の2倍の自学自習をすること。 
課題・定期試験に対するフィードバック
課題・レポートについては、WebClassにて講評を提示する。 
履修上の留意
毎回の授業後にリアクションペーパーの提出を行う。
資料や課題の提示はWebClassを用いて行う。 
授業の概要と目的
現代について正しく理解することは、将来の自分のあり方を見出す手がかりとなる。本講義は、社会科学、人文科学、自然科学の分野における現代社会が直面している様々な課題について学ぶことを通じて、参加学生の学習への動機づけを促し、自ら学ぶ意欲を醸成するとともに、外国語学部の教養教育の導入として、基礎的なものごとの捉え方や考え方を身につけ、主体的な学びの礎を養うことを目的とする。
A proper understanding of the modern world provides clues to finding one's way in the future. This lecture, one of an introduction to liberal arts education aims to provide to motivate students to learn and foster their desire to learn by learning about various issues facing modern society in the fields of social sciences, humanities, and natural sciences. It can also help students acquire a basic understanding and thinking, develop a foundation for independent learning, and cultivate the foundations for independent learning. 
アクティブ・ラーニング
グループワーク 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業は、CP1およびDP1に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
特になし。 
科目ナンバリングコード
FE10001 
サブタイトル
到達目標
現代社会における様々なトピックを取り上げながら、(1) 英語をめぐる学び、(2) 身体・個人・社会、(3) 世界と日本の3つの学びを通じて、多様な現代社会における理解を高める。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. グローバルコミュニケーターとしての英語とは—正確さか通じやすさか(西尾由里)  日本での英語教育の歴史的変遷から、英語学習の意義、また世界での英語の位置づけを概説します。さらに、コミュニケーションにおいて重要となる英語の発音に関して、何が正確で何が通じやすい要因となるかを考えていきましょう。 
2. World Englishes and English as a Lingua Franca(池沙弥)  英語がどのように世界中に広まったのか、そして現在どのように各地域で使われているのかを理解し、英語の所有権について考えます。自分にとっての英語の役割を見つめなおしましょう。 
3. 文学の本質と物語の働き(柳沢秀郎)  文学の起源と本質、および物語の働きについて理解し、それらが今日の実生活やグローバルな文学研究にどのように結びつくかについて学びます。 
4. 聖書が世界をどのように変えたのか(ポール・ウィキン)  聖書は世界史に社会、科学、芸術の全ての分野で大きな影響を与えてきた。本講座では聖書とは何か、そして、どの様に世界を変えてきたのかを広く概説する。 
5. 英語学習・教育におけるコーパス・AI の活用(藤原康弘)  コーパス(corpus)とは、実際に話されたり、書かれたりした言語のデータを大量に集めて、コンピュータに保存したものです。このコーパスを基にして、生成AIは動いています。コーパスとAIの英語学習・教育における活用法をお話しします。 
6. Exercise, Nutrition, and Sleep(マックス・プレーバー)  In order to maintain overall good health, this interactive class will provide data explaining why humans need to balance and give equal attention to the three core pillars of wellbeing: exercise, nutrition, and sleep. Students will be encouraged to consider and reflect on their own healthy and unhealthy habits. 
7. スポーツにおける科学的研究成果の応用(冨岡徹)  スポーツにおいて、勝利のため様々な科学的研究成果が活用されています。「速い球を投げる動き方」など物理学の研究成果をはじめ、医学、生理学、心理学などさまざまな研究分野からの応用例を学び、スポーツを見る楽しみを深めましょう。 
8. 私たちの「コミュニケーション」について考える(宮崎新)  日常的なコミュニケーションを「自己と他者の関係性」という視点から考えていきます。対人関係や外国語学習に加えて、私たちが何を「あたりまえ」としてコミュニケートしているのか考えていきます。 
9. 妖怪という民俗的想像力(津村文彦)  「妖怪」「お化け」「幽霊」などの様々な怪異に焦点を当て、そこに日本の民俗的心性の一側面を見出す。日本人は、何をいかに恐れ、また楽しんできたのかを考察します。 
10. 韓流という「ソフトパワー」(呉大煥)  グローバル化している「韓流」の意味・発展経緯・影響力などから見られる韓国の今について、ソフトパワーの観点から検討します。身近になった韓国文化を理解するための知識を深めます。 
11. 台湾の魅力を探る(豊田周子)  アジア初の同性婚合法化やITを駆使したコロナ対策などで注目を浴びる台湾。その社会包摂力や柔軟性と台湾の歴史とは無関係ではありません。多元文化社会台湾の魅力を、日本との関わりのなかで探ります。 
12. 21世紀世界における平和と開発(宮下大夢)  「持続可能な開発目標(SDGs)」をキーワードとして、貧困、格差、武力紛争、難民問題、感染症、気候変動、環境問題などの国境を越える問題に関する基礎的な理解を深めます。そして、日本に暮らす私たちとの関わりを踏まえて、どのような取り組みが必要かを考察します。 
13. 政治外交史の世界(萩藤大明)  歴史は、新史料の発見・新解釈によって常に書きかえられています。このことを踏まえたうえで現代を生きるために、政治外交史を学ぶことの意義を考えていきます。 
14. 「鎖国」の時代の自然科学―江戸時代における科学技術のあゆみ(鈴村裕輔)  江戸時代は、日本の独自の機械工学である「からくり」や数学の「和算」が生まれるとともに、西洋の科学技術も導入された時代でした。今回の講義では、外国との交流が制限された江戸時代の日本で科学技術がどのように発達したかを学びます。 
15. 日常の演技と伝統芸能(岩井眞實)  人間は、あらゆる生物の中で唯一「演技」のできる生物です。「真似る」「ふりをする」「役割を演じる」といった演技の要素をすべて持っているのが人間という生物なのです。さらに言うならば、私たち人間は常に演技をしています。このことを確認した上で、私たちが現代に生きるために、日本の伝統芸能の知恵を拝借する術を伝えます。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特になし。必要に応じて適宜資料配布します     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特になし。     
授業方法の形式
15名の講師が、リレー形式で講義を行います。 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
(a) リアクションペーパー40%、(b) レポート60%をもとに評価を行う。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
本授業は、外国語学部の教員15名によるオムニバス授業です。
特に1年生の皆さんにとっては、外国語学部における知の広がりを概観することのできる機会となるでしょう。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2023/12/21 21:07


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