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科目名 欧米文化論1 
担当者氏名

山本 恵

全開講対象学科 理工学部材料機能工学科
理工学部応用化学科
理工学部機械工学科・機械システム工学科
理工学部交通機械工学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 総合基礎部門-総合基礎科目 
備考 本授業では、100点満点中60点以上を合格とする。本授業の対応する学習・教育到達目標 Z科:F2 



準備学習・事後学習
毎回、講義時間の2倍程度の自学自習が求められます。その時間を利用して、授業前であれば参考文献を読んだり、図書館で関連する本(話題になった文字の使われていた時代の歴史についてなど)を探して手に取ってみたり、インターネットを利用して講義で話された土地や文字資料などの画像や映像を検索してみたりしてください。授業後であれば、配布資料に目をとおしながら授業ノートの整理を行ったり、授業前に手に取った本をさらに読み進めるなどしてみてください。 
課題・定期試験に対するフィードバック
コメントペーパーや小レポートに対するフィードバックは、翌週の授業にて行います。 
履修上の留意
授業を受けるうえでの基本的なルールを守り、遅刻・欠席ゼロを目指して参加してください。
遅刻・欠席は、やむを得ない場合を除いて事前に、もしくは翌週までに報告してください。無断での遅刻や欠席は減点対象となる場合があります。(教員への口頭ないしメールでの欠席連絡、または教室入り口の学生証読み取りのいずれかで確認が取れない場合は、無断欠席とみなします。)や無得ない場合を除き、連絡の有無にかかわらず6回以上の欠席で欠格となります。
また、この授業では講義を聞きノートを取るトレーニングもしてほしいのでノートを1冊必ず用意しておいてください。ルーズリーフでも構いません。iPadなどのノートアプリは不可です。
提示した資料は配布しますので、録音・録画・撮影などは禁止とします。 
授業の概要と目的
この講義では、「文字」が情報や感情伝達のためのツールとして壁画や図形から発展してきたという側面と、(一部の文字は)祈りや占いに用いられるなかでいわゆる神秘的なイメージを帯び独特な魅力で人々を惹きつけるようになったという側面の両者について、学問的な理解ができるようになることを目的とします。
文字の歴史的・文化的な側面に入る前に、まずは文字がどのように認知され処理されているのか、から講義はスタートします。そして、各地における文字の誕生や発展からアルファベットの発明までを概観しながら本題へと進んでいきます。次にゲルマン文化にシフトしてルーン文字の誕生から発展の歴史、そして現代にまで及ぶルーン文字の受容に関する基礎知識を学びます。続いてルーン文字と密接な関係にある北欧神話の世界に触れつつ、身近な物語や映画に見られるその片鱗を検証します。最後は、20世紀においてヨーロッパを中心に流行したルーン文字占いを例に、人々が文字に見出した魅力とその影響力を古との比較から分析します。また、文字や神話をベースにつくり上げられたナチスの人種的イデオロギー(第12回)にも触れる予定です。 
アクティブ・ラーニング
特になし 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業は、Z科:CP1・4DP1 O科:CP1・4DP1・3 M科:CP1・4DP3 T科:CP1・4DP1 に該当する 
実務経験と授業内容の関係
特になし 
科目ナンバリングコード
Z科:TZ20013 O科:TO20013 M科:TM20013 T科:TT20013  
サブタイトル
文字論入門―ABCの発明と不思議なだけじゃないルーン文字と北欧神話の魅力 
到達目標
文字論に関する基本的な知識を身につけることに加えて、広くヨーロッパ文化のベースに息づくルーン文字と北欧神話に対する理解を深めることを目標とします。
また、これらを通して多面的、かつ論理的に物事を考える能力を涵養します。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 文字がある・使えるのは当たり前?
日常使っている/目にする文字について考える 
講義へのウォーミングアップ
文字の誕生まで 
2. 文字が「わかる・読める」プロセス(1)  脳科学からみた文字認知、失語症・識字障害(学習障害) 
3. 文字が「わかる・読める」プロセス(2)  応用言語学からみた文字認知、視覚・音声・形態・意味の認知プロセス
第1回~第3回レベル:認知の側面から文字を捉え、文字への意識を喚起する。 
4. 文字の発達(1)  アルファベット以前の文字(メソポタミア、エジプト、中国を例に) 
5. 文字の発達(2)  表意文字から表音文字への発展 
6. 文字の発達(3)  アルファベットの誕生、伝播


第4回~第6回レベル:文字論の基礎を理解する 
7. ルーン文字(1)  ルーン文字の誕生、その起源・種類 
8. ルーン文字(2)  9世紀~11世紀頃、ルーン文字を日常に活用したバイキング
16~17世紀、ルネサンス期におけるヨーロッパ人のアイデンティティのよりどころとしてのルーン文字 
9. ルーン文字(3)  19世紀、ロマン主義における北欧やドイツの言語学および宗教学からのルーン文字に対する関心
第7回~第9回レベル:ルーン文字の基礎と各時代の受容について理解する 
10. 北欧神話(1)  北欧神話の概観
登場する神々の紹介 
11. 北欧神話(2)  ゲルマン民族と北欧神話
神話の一部の紹介 
12. 北欧神話(3)  神話の一部の紹介つづき
映像や文学、アニメ作品等を用いた現代への影響の検証
第10回~第12回レベル:北欧神話の概観を理解し、そのモチーフを現代作品に見いだせる 
13. 利用された文字と神話  ナチスによる「ドイツ民族」のイデオロギー形成プロセス
神聖化されたルーン文字

第13回レベル:ナチスの民族主義思想について理解する 
14. ルーン文字占い(1)  20世紀以降のルーン文字を用いた占いの流行
古の占いとの比較による分析 
15. ルーン文字占い(2)  占いの流行の背景
ルーン文字は特別か
第14回~第15回レベル:ルーン占いに関心が集まる背景について考察できる 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特になし(資料を配布予定)     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 世界言語文化図鑑  バーナード・コムリー他 編  東洋書林 
2. 文字論  河野六郎  三省堂 
3. 北欧神話と伝説  V. グレンベック  講談社 
4. 北欧の神話  山室静  ちくま学芸文庫 
5. ナチス・ドイツの社会と国家  南利明  勁草書房 
授業方法の形式
講義 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
コメントペーパー、小レポート、ノート提出40%、定期試験 60%
締め切りを過ぎた提出物は、考慮すべき理由のない限り受け付けません。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要です。 
受講生へのメッセージ
ルーン文字や北欧神話というWordを聞いたことがありますが?はい、という人は、過去に見た映画やアニメ、今まさに熱中しているゲームなどのモチーフとして何となく知っている、という人がいることでしょう。そこでのルーン文字や神々はどんな風に描かれていて、どんなイメージを持ちましたか?いいえ、という人は、
私達の生活は文字にあふれていますが、それらのストーリーに思いを馳せる機会はそう多くありません。各回の講義を聞いてノートを取ったり、コメントペーパーを書いて自分の考えや印象をまとめたりしながら、みなさんのイメージと実際の文字や神話に関する学問的な世界を往復し、不思議なだけにとどまらないそれらの魅力をそれぞれが見出してみてください。
ノート提出はWebClassにノートの画像をアップしてもらいます。パワーポイントの内容を、授業中にすべて書き写す必要はない(=ノート整理は復習で事後に行えばよい)ので、話を聞きながらノートを取る感覚を身につける練習ととらえて取り組んでください。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2024/02/13 13:52


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