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科目名 計算機科学3 
担当者氏名

許斐 豊

全開講対象学科 理工学部数学科
年次 3年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-数学専門教育科目 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習:各回に関連する計算機科学I, IIの 数学的な内容の復習.
事後学習:講義内容を復習し, 毎回の小テストについても復習すること. 定期試験後は必要に応じて専任教員の研究室で別途対応する.
毎回、最低でも講義時間の2倍の自学自習が求められます。 
課題・定期試験に対するフィードバック
課題の講評等については学科計算機システム(Classroom 等)にて適宜対応する. 
履修上の留意
本講義は計算機科学4とのセットにして行うので, 計算機科学4の講義も履修すること. 
授業の概要と目的
情報端末の多様化などによる IoT(物のインターネット)の急速な進展に対応できる情報処理技術者の育成が急務と言われている. しかし, 何より大切なものは基本的な考え方である. 本講義では, 「基本情報技術者試験」の出題範囲の中から,数学と関連のある題材を選び計算機科学の基礎理論を習得すると同時に,「数学が情報科学分野でどのように利用されているか」について理解することを目的とする. また, 実際にハードウェアを見たり, ソフトウェアを操作することで理解を深める. 適宜プログラミング実習も行う. 
アクティブ・ラーニング
実習,反転授業を取り入れて講義をする. 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP2・4およびDP1・2に該当する 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
SS31127 
サブタイトル
基本情報技術者試験知識(コンピューター科学基礎分野概論) 
到達目標
基本情報技術者試験における「コンピューター科学基礎分野」の基本知識と技能に係る内容について説明できる. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. OS の概論と仮想コンピューター  OS の役割、種類、仮想コンピューターについて学習する
特に, 数学科実習室で利用できる OS とソフトウェア について解説する. 
2. コンピューター科学基礎(1)  記数法(整数と小数)
記数法の復習と定着をはかる 
3. コンピューター科学基礎(2)  数値の表現(固定小数点と浮動小数点,計算機の誤差) 
4. コンピューター科学基礎(3)  数字(ゾーン10進数など)および文字(JIS漢字コードなど)の表現 
5. コンピューター科学基礎(4)  論理演算と特性関数 
6. コンピューター科学基礎(5)  シフト演算およびブール代数 
7. コンピューター科学基礎(6)  論理回路とブール代数(ブール式とカルノー図表) 
8. ハードウェアの構造(1)  コンピュータの5大機能, CPU



※適宜, 機器を見たり, 触れたりして確認する. 
9. ハードウェアの構造(2)  記憶装置, ROM, RAM
※対面講義が実現できた場合は, 適宜, 機器を見たり, 触れたりして確認する. 
10. ハードウェアの構造(3)  補助記憶装置
※対面講義が実現できた場合は, 適宜, 機器を見たり, 触れたりして確認する. 
11. アルゴリズムとデータ構造(1)  リスト構造 
12. アルゴリズムとデータ構造(2)  スタック構造, キュー構造, 木構造 
13. アルゴリズムとデータ構造(3)  2分木の探索方法
2分木による探索アルゴリズムについて考察する 
14. ネットワーク技術  通信と誤り訂正(通信速度, HDLCの基本) 
15. 総括と演習  いままでのまとめを行い, 適宜, 計算機による簡単なプログラミング実習を行う. 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 適宜資料を配布する.     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 適宜指示する.     
授業方法の形式
講義 
授業の実施方法
遠隔授業 
成績評価方法
平常点(小テスト)30%と定期試験70%による総合評価.
平常点は毎回の小テストおよび取り組みなどについて評価し, 提出状況から担当教員が総合的に判断する.
なお, 社会状況等により成績評価方法に変更を加えることもある. 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
計算機についてさらに知識や能力を身につけたい場合や,基本情報技術者試験を考えている場合は受講するとよい.
あわせて, 情報科学 III を受講するとよい. 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2023/04/28 11:16


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