シラバス参照

科目名 基礎演習Ⅰ 
担当者氏名

冨岡 徹

全開講対象学科 外国語学部国際英語学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-ゼミナール科目群 
備考  



準備学習・事後学習
全回の授業に出席し、演習に関して事前に出された課題は必ず取り組んで授業に臨むこと。授業中におけるチームごとの多様なアクティビティやタスクには積極的に取り組むこと。授業で学んだ「チームで課題を解決する方法」については自主的に振り返りをおこない、スキルの実践となる事後の課題には積極的に取り組み、企業向けプレゼンテーションを行うとともに成果報告をまとめること。毎回、授業時間の2倍の自学自習をすること。 
課題・定期試験に対するフィードバック
毎回の授業終了後のリフレクションシートについては、次回の授業でコメントによりフィードバックする。 
履修上の留意
外国語学部で開講されるすべての「基礎演習I」は、以下に示すような共通の授業内容・形式で行われます。いずれの演習でも、企業から与えられる2つの課題にチームで取り組み、チーム活動と企業担当者向けのプレゼンテーションを2回のサイクルで実践します。1回目の失敗を内省し、不足していた知識やスキルを自覚して、2回目の課題に挑戦することが重要です。社会のリアルな課題に触れるため、担当する教員は、企業担当者(複数回の参加)と協同で授業を進めますが、実際の授業の進め方に関しては、最初の授業での教員による説明をよく聞いてください。 担当する教員の役割は、知識や答えを与えることではなく、あくまでも参加型学習をうながすことですので、受講生一人ひとりが協調性と責任感を持って取り組み、チームで結果を出してください。
本授業では、WebClassを用いて教材配布や課題提出を行います。 
授業の概要と目的
高校までの受け身の勉強から、大学での主体的な学びを身につけ、大学生としての自覚を持つように、与えられた課題を解決する学習プログラム(FSP)に取り組みます。学習の時間管理、自己管理能力を身につけ、望ましい学習習慣の形成はもとより、ノートの取り方、資料の探し方、チームでの話し合いにより解決策を見出すやり方など、大学において必要となる基礎的なスキルを修得することを目的としています。

The students will engage in the Future Skills Project (FSP) designed to shift from passive studying in high school to proactive learning in university, fostering a sense of awareness as university students. In this course, students will develop time management and self-management skills, not only to establish desirable study habits but also to acquire fundamental skills necessary for university. This includes learning how to take notes, search for resources, and find solutions through team discussions, with the ultimate goal of empowering students to solve assigned tasks effectively. 
アクティブ・ラーニング
・教員・学生間でディスカッションを行う。
・グループワークを取り入れて講義を進める。
・適宜、学習成果をプレゼンテーションする。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業は、CP3およびDP5に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
特になし 
科目ナンバリングコード
FE11501 
サブタイトル
大学で必要とされる基礎的スキル及び課題発見・解決能力の修得 
到達目標
・課題にチームで取り組む基礎力を身に付けることができる
・資料の検索と収集をする基礎力を身に付けることができる
・課題解決のための基礎力を身に付けることができる
・データ収集と分析をする基礎力を身に付けることができる
・討論の基礎力を身に付けることができる
・口頭発表(プレゼンテーション)の基礎力を身に付けることができる 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 授業のオリエンテーション  授業の全体的な進め方や評価の方法などを解説します。特に、大学での学びにおける「問題を発見し解決することのできる力」の重要性(テキスト第1章)を理解したうえで、この授業で取り組む Future Skills Project (FSP) について、基本的な考え方やルールについて学びます。チームを編成し、自己紹介を行います。 
2. 授業の概要とチーム演習の方法  課題とは何かを学びます。ディスカッションの目的や方法について具体的に学びます。 
3. アカデミックスキルズの基本  企業からの課題解決、グル-プ活動に向けてアカデミックスキルズの基本について学びます。 
4. 課題 1の解決に向けたチーム活動  チームごとに、各自が収集した情報を踏まえた簡単な発表をし、課題に関する基礎知識や基本情報を共有したうえで、KJ法(テキスト5章)などを用いて議論を深めながら課題解決プランを構想していきます。次週の一次提案に向けて、プレゼンテーションの準備を行います。 
5. 課題 1の解決に向けたチーム活動  チームごとに、各自が収集した情報を踏まえた簡単な発表をし、課題に関する基礎知識や基本情報を共有したうえで、KJ法(テキスト5章)などを用いて議論を深めながら課題解決プランを構想していきます。次週の一次提案に向けて、プレゼンテーションの準備を行います。 
6. 課題1の一次提案  企業の担当者を前に、各チームが課題解決プランのプレゼンテーションを行います。チームが提示したプランに対して、企業担当者から指摘を受けます。 
7. 課題1の最終プラン作成に向けたチーム活動  企業の指摘を受けて、再度チーム活動を行います。指摘された改善すべき点を再確認します。チーム力を結集させ、最終プランを立案するためのチーム活動を行います。次週の最終提案に向けて、プレゼンテーションの準備を行います。 
8. 課題1の最終提案  企業の担当者を前に、各チームが課題解決プランを上司に提案するという形でプレゼンテーションを行います。チームが提示した最終プランに対して、企業担当者から講評を受けます。 
9. 前半の振り返りと新チーム結成  プレゼンテーションを振り返り、チームで自己評価を行います。課題解決で求められる「考え方」として、批判的かつ論理的思考(critical and logical thinkings)の重要性を理解します。さらに、2つ目の企業に向けて新チームを結成します。 
10. 企業からの課題提示 2  新たな企業の担当者が、新たな課題を提示し、事例の説明を行います。新たなチームに分かれて、課題に取り組むにあたっての役割とゴールを決めます。次週のチーム活動に向けて、調査の分担を決めたうえで、前半で学んだ情報収集方法をも用いて、各自で情報収集を行います。 
11. 課題2の一次提案  企業の担当者を前に、各チームが課題解決プランのプレゼンテーションを行います。チームが提示したプランに対して、企業担当者から指摘を受けます。 
12. 課題2の一次提案  企業の担当者を前に、各チームが課題解決プランのプレゼンテーションを行います。チームが提示したプランに対して、企業担当者から指摘を受けます。 
13. 課題2の最終プラン作成に向けたチーム活動  企業の指摘を受けて、再度チーム活動を行います。指摘された改善すべき点を再確認し、引き続き強調する点などを明確にしながら、討論を通じてプランの立て直し策を練っていきます。 
14. 課題2の最終提案  企業の担当者を前に、各チームが課題解決プランを上司に提案するという形でプレゼンテーションを行います。チームが提示した最終プランに対して、企業担当者から講評を受けます。 
15. 全体の振り返り、今後の学びと目標設定  授業全体を振り返り、学んだことをチーム単位で話し合います。チームごとにプレゼンテーションを自己評価し、最終課題への反省を発表します。今後の大学での学びの目標を立てます。基礎演習I 全体での総括も行います。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. Project Support Notebook  (株)ベネッセコーポレーション  (株)ベネッセコーポレーション 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. プロジェクト学習の基本と手法  鈴木 敏恵  教育出版 
2. グループ学習入門 学びあう場づくりの技法  新井和弘・板倉杏介  慶應義塾大学出版会 
3. データ収集・分析入門  西山敏樹・鈴木亮子・大西幸周  慶應義塾大学出版会 
4. 資料検索入門 レポート・論文を書くために  市古みどり・上岡真紀子・保坂睦  慶應義塾大学出版会 
5. 実地調査入門:社会調査の第一歩  西山敏樹・常盤拓司・鈴木亮子  慶應義塾大学出版会 
授業方法の形式
演習 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
平常点・提出物(40%)と課題遂行・発表・報告(60%)の合計で評価する。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
基礎演習Iでは、高校までの知識修得を重視した学びから、答えのない問題への解決策を見出す能動的な学びへと意識を変えることが求められます。失敗を恐れず、失敗から自分の力不足を自覚し、その不足を補うことが大学での学びの目的であることを体験を通して学んでください。課題に取り組む中で、大学で必要となるアカデミックスキルも学ぶことになりますので、修得した知識やスキルを大学での4年間の学びに活かしていってください。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2024/02/04 14:21


PAGE TOP