準備学習・事後学習
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各回の一つ前の授業の配布資料に目を通し、復習しておくこと。疑問に思ったことは自ら調べる癖をつけること。準備学習・事後学習として、参考文献や授業中に紹介する本を読むなど、講義時間の2倍の自学自習をすること。
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課題・定期試験に対するフィードバック
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履修上の留意
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講義の内容については、順番を変更する可能性がある。受講生の理解を深めるため、適宜、映像等も用いる。実際にあった事件を紹介する際などには、暴力的・残虐的な行為に関する言及がどうしても含まれてしまうため、各自の適性を十分考慮した上で受講してほしい(公認心理師科目のために受講したいけれど、暴力的・残虐的行為に関する言及に耐えられる自信がない人は、事前に相談にくること)。
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授業の概要と目的
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本科目はCP2およびDP2、DP3に位置する。進化的観点から犯罪を考える機会を提供した上で、生物学的・心理学的・社会学的アプローチに基づく犯罪研究を概説することによって、多角的な視点から犯罪について理解を深める。また、テロリズム、ストーカーを取り上げて、犯罪心理学的観点からどういった考察ができるかを紹介する。犯罪者のアセスメントや犯罪者治療の実際についても触れることで、心理系専門職の実務を知る。(科目ナンバリングコード:HH31102)
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該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
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実務経験と授業内容の関係
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科目ナンバリングコード
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サブタイトル
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到達目標
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1)犯罪心理学の理論や研究知見を理解し、説明できる 2)犯罪者の支援について自分なりに考察できる。 3)実際に起きた犯罪事件について、授業内容をふまえた考察ができる。
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授業計画
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【項目欄】
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【内容欄】
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1.
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オリエンテーション
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司法・犯罪心理学とは、法律と職種
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2.
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進化的観点から犯罪を考える
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スティーブン・ピンカーの主張、暴力の進化、少年犯罪の背景にあるもの
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3.
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犯罪研究の生物学的アプローチ(1)
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犯罪者の脳、虐待がもたらす影響
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4.
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犯罪研究の生物学的アプローチ(2)
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サイコパスの脳画像研究、行動遺伝学研究、エピジェネティクス研究
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5.
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犯罪研究の心理学的アプローチ(1)
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自己統制・自己制御の問題、集団で行われる非行・犯罪
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6.
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犯罪研究の心理学的アプローチ(2)
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犯罪・非行の発達パターン、縦断的発達研究から見えること
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7.
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犯罪研究の心理学的アプローチ(3)
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愛着障害と犯罪、サイコパシー研究
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8.
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犯罪研究の心理学的アプローチ(4)
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レイプ神話、なぜ性犯罪被害者が責められるのか
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9.
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犯罪研究の社会学的アプローチ(1)
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社会構造に焦点化した理論
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10.
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犯罪研究の社会学的アプローチ(2)
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社会過程に焦点化した理論
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11.
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テロリズムについて考える
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なぜテロリストになるのか、テロリズム発生のメカニズム
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12.
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ストーカーについて考える
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恨みの中毒症状?、普通の人が豹変する?
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13.
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犯罪者のアセスメントと治療効果
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リスクアセスメント・ツール、犯罪者の治療効果研究
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14.
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犯罪者治療の実際
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認知行動療法、マインドフルネス、性犯罪者治療
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15.
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まとめ
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これまでの授業の総括
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テキスト
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【書籍名】
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【著者】
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【出版社】
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1.
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授業中に資料を配布する。
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参考文献
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【書籍名】
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【著者】
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【出版社】
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1.
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非行・犯罪心理学
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松浦直己
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明石書店・ISBNコード 9784750341880
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2.
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司法・犯罪心理学
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太田信夫・桐生正幸
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北大路書房・ 9784762830617
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3.
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入門 犯罪心理学
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原田隆之
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ちくま新書・ISBN-13 : 978-4480068248
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4.
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情動と犯罪
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岡田尊司・福井裕輝
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朝倉書店・ISBN-13 : 978-4254106992
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5.
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犯罪心理学
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大渕憲一
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培風館・ISBN-13 : 978-4563058838
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授業方法の形式
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成績評価方法
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授業への参加度(小課題および受講態度)20%,定期試験80% ※3分の1以上欠席した場合は欠格とする。 C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。
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成績評価基準
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受講生へのメッセージ
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普段から新聞、TV、インターネット等で報道される犯罪事象に目を向け、授業内容と関連付けて理解できるよう努めてほしい。受身的に授業を受けるのではなく、積極的に考え、自ら調べ、自分の意見を持つよう心がけてほしい。
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参考URL
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画像
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ファイル
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更新日時
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2021/02/03 14:59
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