シラバス参照

科目名 EU経済論 
担当者氏名

山本 いづみ

全開講対象学科 経営学部国際経営学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-国際経営・経済学部門 
備考  



準備学習・事後学習
・事前学習:各回の終わりに、次回までの準備学習について指示する(2時間)。
・事後学習:各回の授業の終わりに,今回の復習について指示する(2時間)
・準備学習と事後学習を済ませて出席していることを前提に,授業を進める。 
課題・定期試験に対するフィードバック
・本講義における課題レポートや定期試験などについての講評は、追・再試験終了後に、学務システムを通じて受講生に送信する。 
履修上の留意
1)ガイダンス(第1回)では重要連絡をするので、必ず出席すること。
2)テキストを持参して授業を受講すること。テキストが手元にあることを前提に、授業を実施する。
3)テキストにない部分も扱う場合がある。必要に応じて資料プリントを配布する。しかし、その回の出席者にしか配布しないので、自分で責任を持って確保に努められたい。
4)進行中の重要事項についても取り扱いたい。その場合、ここで示される授業計画の順序・内容を変更することになるが、ご了承願いたい。  
授業の概要と目的
・欧州経済統合のもとで展開されているEUの共通政策の中から、主要な経済政策をとりあげて学ぶ。
・講義内容を補足し理解を深めるため、適宜、外部講師による講演を実施する場合もある。 
アクティブ・ラーニング
なし 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
・本科目はCP2およびDP2に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
なし 
科目ナンバリングコード
BI21108 
サブタイトル
欧州経済統合の現段階 
到達目標
・EU経済統合に関する基礎知識を身につけ、その成果と問題点を把握し、欧州統合に関する自分の見解を説明できる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 前半:ガイダンス
後半:EU発足までの歴史、
    EUの現局面 
・講義の進め方、評価方法、履修上の注意などについての説明・連絡。
・ECSC、EEC、EC、EU発足までの歴史。
・EU経済統合の現局面:①Covid-19とEU、②Brexit 
2. EUの制度と歴史  EUの主要機関、EU財政制度、EUレベルの経済政策 
3. 市場統合戦略①:1980年代後半まで  EECとは、関税同盟、ユーロペシミズム、域内市場計画、単一欧州議定書 
4. 市場統合戦略②:1980年代後半から現在まで  市場統合プログラム、単一市場発足、「東への拡大」の影響、発足後の市場統合戦略、Brexit後の単一市場 
5. EUの農業政策  CAP(共通農業政策)の歴史と展開、CAP改革、課題と展望 
6. EUの競争政策  競争政策の内容、歴史と展開、課題と展望 
7. EUの地域政策  域内地域格差の現状、地域政策の背景と展開、課題 
8. EUの財政ガバナンス  EMUにおける加盟国財政、EU財政ガバナンスの内容と必要性 
9. EUの金融市場  EU金融市場の現状、金融危機と以後の課題 
10. ユーロシステム  ユーロシステムとは、ユーロシステムの金融政策、金融危機以後の課題 
11. EUの雇用政策  EUにおける失業の現状、欧州雇用政策の歴史と展開、欧州雇用政策の現段階 
12. EUの労働移動
  
EU労働移動の現状と意義、域内労働移動の歴史と展開、「東への拡大」と域内労働移動の課題 
13. EU海外直接投資と域内生産ネットワーク  日本企業の対EU直接投資、EU域内における海外直接投資の展開 
14. EUの通商政策  EU共通通商政策の歴史と展開、対先進国通商政策、対途上国通商政策 
15. まとめ、今後の欧州経済統合の展望  本講義全体のまとめ、covid-19とEU経済統合、Brexit後のEU経済統合、今後の展望 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 『EU経済入門 (第2版)』  本田雅子・山本いづみ(編)  文眞堂、2022年3月 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 『現代ヨーロッパ経済 第6版』(有斐閣アルマ)2011年11月  田中・久保・長部・岩田 編著  有斐閣、2022年3月 
2. 『危機の中のEU経済統合』  嶋田・高屋・棚池(編)  文眞堂、2018年3月 
3. 『ヨーロッパ経済の基礎知識』  川野 祐司  文眞堂、2021年4月 
4. 各項目ごとの参考文献については、その都度紹介する。     
授業方法の形式
・講義形式 
授業の実施方法
・対面授業 
成績評価方法
1)2年次生および3年次生と、4年次生以上では評価方法が異なるので、注意されたい。
  ・2年次生および3年次生の受講生=定期試験(100%)で評価する。
  ・4年次生以上の受講生=前期末レポート課題(30%)と定期試験(70%)を総合的に評価する。
2)評価のポイント
  ・定期試験(全受講生)=設問に則した内容であるか。専門用語や概念の適切な理解と利用、全体の論旨や内容の深い理解があるか。
  ・前期末レポート(4年次以上の受講生にのみ、定期試験に加えて課す)=課題テーマに則した内容であるか、考察が深められているか。
3)レポート課題については、6月末の講義でアナウンスする。
4)期限までにレポート課題未提出の場合は、「欠格」として処理され、追・再試験の受験資格がなくなる。
5)レポート内容が「コピペ」である場合は、不正行為とみなされ、本科目の単位取得は認められない。さらに、それが経営学部により「不正行為」と認定された場合、今学期の登録科目すべてが0点となる。 
成績評価基準
◎C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
・毎日、EUに関する報道に接し、関心を高めよう。
・ウェッブサイトを単に参照するだけにとどまらず、図書館所蔵の活字文献も積極的に読み、欧州経済統合とそれが世界や日本に与える影響について、自分の頭を使って学習・考察しよう。 
参考URL
1. EUROPA 欧州連合サイト(外国語表示) 
2. 欧州連合-EU-駐日欧州連合代表部 駐日欧州連合代表部(日本語・英語) 
3. その他のURLについては必要に応じて指示する   
画像
ファイル
更新日時 2023/02/14 15:12


PAGE TOP