シラバス参照

科目名 国際文化論 
担当者氏名

加藤 昌弘

全開講対象学科 人間学部人間学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-国際・コミュニケーション系 
備考  



準備学習・事後学習
授業中に発言する機会が多い。対象となるテーマについて毎回の予習を要求する。自主学習用の参考文献は、担当教員ウェブサイト内の授業ページに掲載している。毎回、授業時間の2倍の自学自習をすること。 
課題・定期試験に対するフィードバック
履修上の留意
WebClassを使用する。受講生の能動的な参加を前提とする授業である。授業中に近くの人と意見交換したり、挙手をして発言するといった機会が頻繁にある。授業外で提出する課題についても、各自の提出内容を受講生内で共有する。質問や意見については、授業内で公表してコメントする。 
授業の概要と目的
本科目はCP2およびDP2、DP3に位置する。

この講義では、ポピュラーカルチャーの特徴や分析方法について講義する。1年次から受講できる専門科目なので、文化研究やメディア研究を志す初学者向けの内容である。まず、カルチュラル・スタディーズにおける主要な概念の整理をおこない、ポピュラーカルチャーにおける物語の重要性を論じる。その後、若者文化、特にサブカルチャーを題材にしながらマイノリティ(社会的な弱者/少数者)による文化の意義について論じる。(科目ナンバリングコード:HH11302) 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
現代のポピュラーカルチャー(大衆文化)からグローバル化を考える 
到達目標
(1) グローバル化の文化的側面について、ポピュラーカルチャーの具体例を用いて説明できる。 (2) 文化研究の諸概念を用いてポピュラーカルチャー作品を分析できる。 (3) 講義への参加と発言によって全体での意見共有と討議に寄与できる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. はじめに  授業の概要と進めかたについて説明する。 
2. ポピュラーカルチャーとは何か?  ポピュラーカルチャーは、かつて低級文化とされ、芸術等の高級文化に劣るものとして考えられていた。サブカルチャーとあわせて概念の整理をする。 
3. 物語の構造を見抜く  世界的に知られる『スター・ウォーズ』や「ハリー・ポッター」を例に、物語の構造分析の基礎を学ぶ。 
4. 現代の英雄物語の起源を探る  物語の構造分析における神話学と民話学からのアプローチを学び、応用できるようになる。 
5. プリンセス物語の構造を知る  世の中に存在する無数の物語は、いくつかの類型に分類することもできる。構造主義の観点から、ディズニー・アニメのプリンセス物語の構造を考える。 
6. 作品のリメイクにどんな意味がある?  映画で、小説で、コミックスで、ゲームで、何度も時代を超えて語り直される物語がある。童話『シンデレラ』を事例に「リメイク」の意義を考える。 
7. なぜ男の子と女の子で物語が違う?  ヒロインとヒーロの差はなんだろうか。過去のアニメ作品から『美少女戦士セーラームーン』までを手掛かりに考える。 
8. 英雄とプリンセスは融合する?  平成の「仮面ライダー」、そして「セーラームーン」以降の「プリキュア」シリーズから、現代の物語について考える。 
9. マイノリティの視点に立つ  ヨーロッパのイソップ物語『ウサギとカメ』を題材に、主にアメリカ黒人社会における物語の伝播と変容の意味を考察する。 
10. 落書きは犯罪か文化か?  アメリカにおける黒人奴隷の歴史を振り返り、ラップやグラフィティなどヒップホップ文化における「抵抗」の姿勢を理解する。 
11. なぜ日本語でラップするのか?  アメリカで生まれたヒップホップ文化は、世界中で受け入れられた。特に日本のヒップホップ文化、ラップ音楽を題材に考える。 
12. なぜ若者は演歌を聞かないのか?  演歌は誰のための音楽なのか。土地や町・女や酒といったテーマを歌う演歌を検討し、近代社会における意義を論じる。 
13. 作品を「誤読する」自由とは?  作品舞台を旅行する「聖地巡礼」を題材に、複数の「読み」がせめぎあう状況を理解する。 
14. ファン(私たち)に接近する  ファンとは「受け手」や「消費者」にすぎないのか? アニメやマンガといったポピュラーカルチャーを事例に最後に考えます。 
15. まとめ  ポピュラーカルチャーの具体例を用いながら、物語の重要性、抵抗するという態度についてまとめる。ほか、筆記式で実施する定期試験について説明する。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 指定しない。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 全訂新版 現代文化を学ぶ人のために  井上俊 編  世界思想社 
2. よくわかるメディア・スタディーズ 第2版  伊藤守 編  ミネルヴァ書房 
3. 知の教科書 カルチュラル・スタディーズ  吉見俊哉 編  講談社選書メチエ 
4. カルチュラル・スタディーズ入門:理論と英国での発展  グレアム・ターナー  作品社 
5. 他、授業ウェブサイトに60冊ほど掲出している。     
授業方法の形式
講義。アクティブ・ラーニング(ディスカッション)を実施。 
成績評価方法
60%を学期末に実施する定期試験、40%を平常点(1~15回の授業内外での課題の取り組み)で評価する。到達目標を最低限で満たしたものをC、平均的な理解を示すものにB、より応用的な知識の展開を示せたものにAを与える。課題や試験に対するフィードバックはWebClass内と授業内で継続的におこなう。授業回数の3分の2以上の出席に満たない場合は欠格とする。授業運営の方法と授業スケジュールは、受講生に対して事前に十分な説明をした上で変更する場合がある。C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
受講生へのメッセージ
シラバスをよく読み理解したうえで受講登録すること。日本でもよく知られる作品を対象に、ポピュラーカルチャーを研究する手法も具体的に解説していく。卒業研究で文化研究に取り組む意欲のある学生は必ず受講して欲しい。 
参考URL
1. 加藤ゼミのウェブサイト 受講の参考にすること。 
画像
ファイル
更新日時 2021/01/30 14:33


PAGE TOP