シラバス参照

科目名 英語音声学 
担当者氏名

西尾 由里

全開講対象学科 人間学部人間学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-国際・コミュニケーション系 
備考  



準備学習・事後学習
教科書や参考資料を事前に呼んでおくこと。授業は全回出席し、自分なりの課題をもって、授業の活動に積極的に取り組むこと。宿題として、リスニングや発音の練習タスクがあるので、積極的に取り組むこと。毎回、授業時間の2倍の自学自習をすること。 
課題・定期試験に対するフィードバック
授業内で行う課題については、授業時に講評・解説を行う。定期試験については、試験終了後に講評・解説をWebClassに掲載する。 
履修上の留意
なぜ日本人が英語の発音を難しく感じるのか、どのような点を気をつけるとよいかなど、英語の発音や音声について、日頃から気をつけて自分なりの疑問点や解決方法を見つけてみましょう。きっと英語音声がより身近に感じると思います。音声を音響分析を使い、科学的に分析する方法を学びましょう。 
授業の概要と目的
授業の概要は、日本語と英語の違いを理解し、英語の音の体系、調音方法、音の変化のメカニズムを理論的に学びながら、発音練習を行う。音声をIPAで表記し、また、IPA表記の単語及び文を正確に発音するタスクを行う。Audio Clip やAPPなどのICTを使い学習する。英語音声の多様性に関する理解を深める。授業の始めに前回の授業の確認ミニクイズを行う。毎時間後に授業のコメントをWebClassで提出する。
The outline of the class is to understand the differences between Japanese and English and to practice pronunciation while learning theoretically about the English sound system, articulation methods, and mechanisms of sound change. Students will be required to write sounds in IPA and perform tasks to pronounce words and sentences in IPA correctly. Students will deepen their understanding of the diversity of English speech. A mini-quiz will be given at the beginning of each lesson to review the previous lesson. Students will submit class comments via WebClass after each class period. 
アクティブ・ラーニング
ペアワーク、グループワークなどのアクティブラーニングを行う。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP2およびDP2、DP3に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
特になし。 
科目ナンバリングコード
HH11306 
サブタイトル
コミュニケーションのための英語音声の習得 
到達目標
授業の到達目標は次の4点である。(1)日本語と英語の言語構造や音声の違いを理論的に理解し、自然で明瞭な発音を習得する。(2)基本的な音声をIPA(発音記号)で表記できるようになる。(3)基本的な音声をIPA(発音記号)に沿って発音できるようになる。(4)英語音声学の知見を英語指導に活用できるようになる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. オリエンテーション  授業の概要を説明するとともに、この授業の全体的な進め方や評価の方法などを解説します。ITCなどでの音声収録の方法を説明する。 
2. 英語音声の多様性について -World Englishes・社会的個人的要因・書き言葉と話し言葉  英語音声の多様性について、World Englishesなどの考え方や、社会的個人的要因、書き言葉と話し言葉の違いを学ぶ。 
3. 日本語と英語の言語構造・音声の概説、音声と綴りの関係  日本語と英語の言語構造の特徴を概説し、音声の違いを理解する。音声学の専門用語を学ぶ。音声と音の関係を学ぶ。 
4. 音声の生成の仕方、子音と母音のIPA表記  音声を表記するIPAとは何かを解説し、どのように表記するかを学ぶ。子音と母音の具体的な音声を聞き、表記してみる。 
5. 子音(1)閉鎖音、鼻音、摩擦音  英語と日本語音声の子音について説明する。 [p, b] など閉鎖音、[n, m]などの鼻音、[f, v] などの摩擦音の仕組みを理解し、聞き取り、また発音練習を行う。 
6. 子音(2)破擦音・接近音  [ts, dz] などの破擦音、[l, r] [j, w] の接近音の仕組みを理解し、聞き取り、また発音練習を行う。 
7. 母音(1)前舌母音・後舌母音  英語と日本語音声の母音音について説明する。[i]などの前舌母音、[u]などの後舌母音の仕組みを理解し、聞き取り、また発音練習を行う。 
8. 母音(2)二重母音と中舌母音  [ai] などの二重母音や中舌母音の仕組みを理解し、聞き取り、また発音練習を行う。 
9. 英語構造、音節  英語と日本語の音節の違いを理解する。 
10. 子音連続、英語の音のパターン  英語の特徴として、2つ以上の音が影響し合い、リンキング、同化などの音変化が起こる。その仕組みを学び、聞き取り、または発音練習を行う。 
11. アクセント、強形・弱形  日本語と英語の語アクセントの特徴を解説する。強形や弱形の仕組みを理解し、音声の聞き取り、または発音練習を行う。 
12. リズム  日本語と英語のリズムの特徴を解説する。音声の違いを理解し、聞き取り、または発音練習を行う。 
13. 複合語・句ストレス  英語における複合語・句ストレス特徴を解説する。音声の違いを理解し、聞き取り、または発音練習を行う。 
14. イントネーション  英語におけるイントネーションを解説する。音声の違いを理解し、聞き取り、または発音練習を行う。 
15. まとめ  いままでの英語の音声の聞き取りや発音についての知識のまとめと、日本人が一般的に苦手である音声について、再度認識する。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. Discovering English Sounds  Suzanne M. Yonesaka & Hiroya Tanaka  Cengage Learning ISBN: 978-4-86312-240-6 
2. ハンドアウト     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. Speech Sounds Second Edition  Patricia Ashby (2005)  Routledge 
2. English Intonation  John Wells (2006)  Cambridge 
3. Practical Phonetics and Phonology 2nd Edition  Beverley Collins & Inger M. Mees (2009)  Routledge 
4. Pronunciation and Phonetics  Adam Brown (2014)  Routledge 
授業方法の形式
講義(対面授業) 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
授業参加度及び授業コメント(10%)、小テスト(20%)、課題(20%)、定期試験(50%) 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
音声に興味を持ち積極的学習を望みます。 
参考URL
1. 英語発音セルフラーニングシステム 自主学習としての英語発音学習サイト 
画像
ファイル
更新日時 2023/12/21 21:11


PAGE TOP