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科目名 現代企業論 
担当者氏名

瀬川 新一

全開講対象学科 経営学部経営学科
経営学部国際経営学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 他所属部門-他所属他学科科目 
備考  



準備学習・事後学習
毎回の講義の終わりに次回講義の予告をおこなうので,インターネット他によって,キーワート等について事前に予習として調べておくこと(1時間)。また復習として,講義に出てきた用語を調べたり,講義内容をあらためて論理的に理解し,講義ノートをつくり変えておくこと(3時間)。そして1つの講義内容が複数回で完結することがありますので,復習が重要となります。 
課題・定期試験に対するフィードバック
定期試験やレポート等の講評は,追・再試験後に,学務システムの「講義連絡」により受講者に送信する。 
履修上の留意
経営組織論、経営管理論、経営戦略論,等の履修を望む。また,特定の文献をテキストとして使用することはないが,参考文献の関係部分の参照によって講義内容の理解が深まるので,参照を期待する。なお、話しの展開や時間の関係から、講義内容を変更することがある。
初回講義であらためて注意事項ほかを説明するので必ず出席のこと。 
授業の概要と目的
現代の大企業の特質をいかに理解したらよいのか。いわゆる「企業」と呼ばれているものは、多様な側面を持っている。本講義では、諸企業理論を整理・検討したうえで、主に株式会社論の視点からこの問題を考察してゆく。主な題材となるのが、集中と分裂を繰り返す広義の経営組織構造問題です。経営学を深く理解するために,その主な対象である企業理解をおこなう。なお,講義内容を補足し理解を深めるため、適宜、外部講師による講演を実施する場合もある。 
アクティブ・ラーニング
ない 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP2およびDP2に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
なし 
科目ナンバリングコード
経営BB21103、国際BI21303 
サブタイトル
経営学の対象となり,また,コーポレート・ガバナンス問題の前提となる企業の本質・属性を考察してゆく。 
到達目標
本講義の対象は、経営学と経済学の中間領域をなす。経営学的思考と経済学的思考を統合して,現代企業の基本的企業観を獲得し,説明できる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. ガイダンス  講義のねらいと概要 
2. 現代企業と株式会社  「法人」 としての現代企業の今日的課題を概説する。 
3. 企業成長と事業  成長の方向性をキーワードとして,企業成長と経営戦略を概説する。 
4. 企業成長と製品ポートフォリオ  成長と学習をキーワードとして,企業成長と経営戦略を概説する。 
5. 企業成長と経営戦略  競争と利潤をキーワードとして,企業成長と経営戦略を概説する。 
6. 企業成長と経営組織構造  分業と協業,機能・役割分担としての経営組織。 
7. 現代企業と企業理論(1)  組織と個人,新制度学派理論における企業を概説する。 
8. 現代企業と企業理論(2)  組織と取引費用,新制度学派理論における企業を概説する。 
9. 現代企業と企業理論(3)  組織とプロパティー・ライト,新制度学派理論における企業を概説する。 
10. 経営戦略と経営組織構造(1)  企業成長と組織の慣性 
11. 経営戦略と経営組織構造(2)  企業資源・ステークホルダー・経営組織 
12. 経営戦略と経営組織構造(3)  経営組織構造の統合と分散 
13. 現代企業とコーポレート・ガバナンス(1)  現代のコーポレート・ガバナンス論と企業観 
14. 現代企業とコーポレート・ガバナンス(2)  現代のコーポレート・ガバナンス論と企業観 
15. 総括  講義全体の論理展開をしながら講義内容の総括 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 使用しない     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 現代企業経営論  植竹晃久  税務経理協会 
2. 経営戦略の思考法  沼上幹  日本経済新聞出版社 
3. 資本と知識と経営者  亀川雅人  創成社新書14 
4. 現代企業経営のダイナミズム  川上義明  税務経理協会 
授業方法の形式
講義 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
基本的には定期試験の成績によって評価する。
定期試験:100%。単なる記憶力ではなく、講義内容をふまえた思考力を問う。欠席回数が5回を超える場合欠格とする。また授業中の受講態度などが悪質な場合には減点することがある。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
皆さん「古典」と聞くと、古臭い・時代おくれ・役に立たない、などのイメージを持っているかもしれません。しかしながら、時代をこえて生命力を持ったものがあるはずです。それは社会科学にもあります。「古くて新しい問題」という表現があります。時代の節目節目に繰り返し問われる問題です。現在、まさに時代の節目にあります。時間的に余裕のある学生時代、長い時間をかけて「古典」といわれる問題を考えてみてはいかがでしょうか。 
参考URL
画像
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更新日時 2023/02/28 10:16


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