準備学習・事後学習
|
|
実験に先だち「生物資源学実験テキスト」の関連項目によく目を通しておくこと。毎回、実験・実習の半分の時間(90分程度)が自学自習に求められる。実験終了後、実験課題ごとに実験結果を取りまとめたレポートの提出が必要となる。論点をよく整理してレポートを作成すること。
|
|
|
課題・定期試験に対するフィードバック
|
|
レポートは指摘事項を添えて返却する場合がある。その場合にはコメントをよく確認して、今後のレポート作成に活かせるようにすること。質問等は直接あるいはメール等を活用し、積極的に行うこと。また、書き直しを指示された場合は速やかに対応し、スキルアップするよう努めること。
|
|
|
履修上の留意
|
|
生物資源学実験1は3・4限目に開講されるが、4限目終了時までに実験が終了しない場合もあるため、必ず5限目以降の時間も予定を空けておくこと。実験の授業は原則として欠席・遅刻は一切認めておらず、すべての実験に出席しなければ欠格となる。ただし、忌引きや課外活動による公欠、感染症などでの病欠は認める場合があるので、その場合は欠席する旨を担当教員に事前に連絡し、事後にはそのことを証明できる書類を提出すること。また、出席をしていても期日までにレポートの提出がなかった場合には欠格となるので注意をすること。一部の実験課題は、並行して開講される「農場実習Ⅰ」と連携して実施されるので、農場実習Ⅰも同様に欠席をしないこと。
|
|
|
授業の概要と目的
|
|
生物生産・遺伝育種・生物保護・生命科学に係わる基礎的な実験技術と理論を習得することが目的である。そのため、実際に栽培植物を育成し、また農業現場から解析試料を採取して解析することで、学生が主体的に技術・理論を学ぶことができるように実験課題が設定されている。実験結果はレポートとしてまとめるが、その際に科学者として心得ておくべき倫理についても習得することを目的とする。
|
|
|
アクティブ・ラーニング
|
|
|
|
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
|
|
本科目はCP2、DP2学系共通およびDP3に該当する。
|
|
|
実務経験と授業内容の関係
|
|
|
|
科目ナンバリングコード
|
|
|
|
サブタイトル
|
|
生物生産・遺伝育種・生物保護・生命科学に係わる基礎実験
|
|
|
到達目標
|
|
生物資源の生産、開発ならびに利用に関する基礎的な解析手法を習得し、さらに、実験によって得られた結果を正しく評価して図表にまとめて、文章で説明できる能力を身につける。
|
|
|
授業計画
|
|
| |
|
【項目欄】
|
【内容欄】
|
|
1.
|
実験ガイダンス(太田垣、武藤)
|
生物資源学実験を履修するにあたっての注意点、成績評価方法およびレポートの作成方法を説明する。また、研究を遂行する上での倫理についても解説する。
|
|
2.
|
試薬の調整法1(兒島)
|
生物資源学実験を行うにあたって必須である、微量定量機器について、色素液を用いて基本的操作を行うことにより、その使用方法を習得する。
|
|
3.
|
試薬の調整法2(兒島)
|
実験で頻繁に使用する緩衝液について、トリスを用いてその調製方法を習得するとともに、特徴と使用方法を理解する。
|
|
4.
|
植物生理学実験1(太田垣)
|
液体浸漬法を使ってジャガイモ塊茎組織の水分量および溶液の密度の変化を調べ、組織の水ポテンシャルを測定する。
|
|
5.
|
植物生理学実験2(太田垣)
|
色素液を満たしたシリコンチューブをアジサイの葉に繋ぎ、単位時間当たりの色素液の移動度を測定することで、気孔閉鎖処理が蒸散速度に与える影響を測定する。
|
|
6.
|
分離・分析実験1(太田垣)
|
様々な植物組織より植物色素液を抽出して薄層クロマトグラフィーにより分離することで、それぞれの組織の着色に寄与する植物色素を推定する。
|
|
7.
|
作物の生育調査1(イネ)(黒川)
|
農場にて、窒素肥料を含む、もしくは含まない条件で栽培したイネを用いて、地上部と地下部の生育を比較する。
|
|
8.
|
昆虫形態学実験(武藤)
|
「噛む口」をもつバッタ目の頭部のスケッチ・解剖を通して、昆虫類の頭部形態の基本体制を理解する。また、「吸う口」をもつカメムシ目や「舐める口」をもつハエ目の頭部の観察も行い、昆虫類の口器の系統進化を考察する。
|
|
9.
|
作物の生育調査2(トマト)(太田垣)
|
農場にて2つの条件で栽培したトマトを用い、栽培条件と果実品質との関係を調査・考察する。
|
|
|
|
テキスト
|
|
| |
|
【書籍名】
|
【著者】
|
【出版社】
|
|
1.
|
生物資源学実験テキスト
|
生物資源学科教員
|
|
|
|
|
参考文献
|
|
|
|
授業方法の形式
|
|
|
|
授業の実施方法
|
|
|
|
成績評価方法
|
|
レポート:80%、実験の実施態度:20% なお実験の欠席・遅刻は原則として一切認めない。正当な理由なく欠席・遅刻をした場合には欠格となる。
|
|
|
成績評価基準
|
|
レポート(80%):レポート内容を評価し、理解度とプレゼン能力を評価する。 授業の実験態度(20%):実験解説に望む態度、班内での実験に望む姿勢、協調性、ディスカッションでの発言姿勢を評価する。 C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。
|
|
|
受講生へのメッセージ
|
|
実験授業中は積極的に実験操作や測定に取り組むようにし、傍観者にならないようにすること。また、必ず実験ノートを準備すること。実験ノートについては内容確認のため提出を求める場合があります。レポート内容を重視した成績評価を行うため、レポート作成の際は他人にわかりやすく結果や意見を示すことを意識すること。なお基準に満たないレポートが提出された場合には、再提出を求めたり、期限内に提出されても60点未満の点数を付けたりする場合がある。
|
|
|
参考URL
|
|
|
|
画像
|
|
|
|
ファイル
|
|
|
|
更新日時
|
|
2024/01/16 17:57
|