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科目名 国際協力論 
担当者氏名

加茂 省三

全開講対象学科 人間学部人間学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-国際・コミュニケーション系 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習:国際協力とは、単に支援する側の都合のよいときに現地へ出かけていき、一時的な活動を行うことによって、「よいことをした」という支援する側の満足感を満たすことではありません。国際協力の主人公は援助される側です。援助される側の国や人々のことをよく理解しなくてはなりません。そのために普段あまりメインニュースになりにくいそれらの国々や人々の情報についてできるだけ吸収してくること。授業開始時に前回授業の振り返の内容でディスカッションを行うので、下記事後学習を済ませたうえで授業に臨むこと。 事後学習:授業で学んだ国や地域に関しては改めて確認するとともに、ノートをまとめるなどして復習し理解を深めること。毎回、講義時間の2倍の自学自習をすること。宿題等の課題に関しては、授業内で適宜、解説、講評、質問対応等を行う。 
課題・定期試験に対するフィードバック
履修上の留意
本科目の履修にあたっては国際関係論の履修が望ましい。 
授業の概要と目的
本科目はCP2およびDP2、DP3に位置する。世界を見渡すと、我々の住んでいる日本のような先進国と違い、開発途上国と呼ばれる貧困状態からなかなか抜け出せない国や地域が多く存在します。そのような国や地域で暮らす人々に対して我々が行う支援を国際協力と呼びます。本授業では、我々がどのような国際協力をすることができるのかに関して考察することを目的とします。授業では、授業では、毎回の授業冒頭に前回の内容を振り返るためのディスカッションを行い、コメントペーパーによる理解度の確認や宿題を適宜課します。(科目ナンバリングコード:HH21302) 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
開発途上国をみる 
到達目標
国際協力を募金や寄付活動のようなものと考えるのは単純過ぎます。本授業では国際社会がこれまで取り組んできた国際協力のあり方を学び、世界はいまどのような協力を必要としているのかを考えることによって、将来NGO等の国際協力分野での活動を希望するみなさんが基礎的な知識や考え方を養い、国際協力について正確に説明できるようにします。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. ガイダンス  授業の進め方を紹介し、国際協力論の対象となる開発途上国について学びます。 
2. 国際協力とは  国際協力という考え方の起源:国際協力はいつから行われるようになったのか、その起源と歴史的経緯を紹介します。 
3. 国際協力の仕組み(1)  政府開発援助(ODA):政府による国際協力であODAの仕組みを紹介し、現状を明らかにします。 
4. 国際協力の仕組み(2)  国際組織:現在の国際協力にとって重要な役割を果たしている世界銀行や国際通貨基金(IMF)といった国際組織を紹介します。 
5. 国際協力の現場  アフリカにおける国際協力活動の現場を紹介し、実際の活度を通して国際協力への理解を深め、考察します。 
6. 国際協力とNGO  草の根レベルからの協力、アドヴォカシー活動、フェアトレード等、NGOの活動は現在の国際協力において不可欠の存在です。NGOの果たしている役割を紹介し、その意義を考察します。 
7. 国際協力のアプローチ(1)  経済成長重視のアプローチ:国際協力では様ざまなアプローチで、開発途上国の発展を支援してきました。まずは60年代のアプローチから始め、その歴史的変遷を明らかにします。 
8. 国際協力のアプローチ(2)  人間中心のアプローチ:1990年代から、国際協力のアプローチは大きな変化を迎えます。それはベーシック・ヒューマン・ニーズを軸とする人間を中心におく考えです。アマルティア・センの考えを紹介し、明らかにします。 
9. 国際協力のアプローチ(3)  21世紀のアプローチである、ミレニアム開発目標(MDGs)と持続可能な開発目標(SDGs)について学びます。 
10. 国際協力のトピックス(1)  教育(1):教育開発は、人間を中心とする国際協力の柱となっている分野の一つです。そこで国際教育開発の現状と課題を明らかにします。 
11. 国際協力のトピックス(2)  教育(2):教育開発に関する具体的な事例を学び、考察します。 
12. 国際協力のトピックス(3)  保健衛生:保健衛生もまた教育と並び、人間を中心とする国際協力の柱となっている分野の一つです。保健衛生に関する具体的な事例を学び、考察します。 
13. 国際協力のトピックス(4)  マイクロクレジットとソーシャルビジネス:ムハマド・ユヌスによって提唱されたマイクロクレジットとソーシャルビジネスは、援助に依存しない開発の手法です。その概要を紹介し、課題を考察します。 
14. 国際協力のトピックス(5)  ボトムアップ・アプローチ:開発途上国の人びとが開発に主体的に参加し、その担い手となることを支援するボトムアップ・アプローチの重要性を紹介し、実際の事例から考察します。 
15. 国際協力の課題と展望  これまでの授業で学んだことや現在進行中の持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえ、より適切な国際協力の在り方を考察します。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特になし     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 国際協力 第3版 その新しい潮流  下村恭民他著  有斐閣 
2. 貧困の克服  アマルティア・セン  集英社新書 
3. 貧乏人の経済学  A.V.バナジー、E.デュフロ  みすず書房 
4. 援助じゃアフリカは発展しない  ダンビサ・モヨ  東洋経済新報社 
5. 貧困の終焉  ジェフリー・サックス  早川書房 
授業方法の形式
講義 
成績評価方法
定期試験(レポート)(70%)に平常点(課題提出)(30%)を加味して評価する。C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
受講生へのメッセージ
海外は日本と違ういろいろな面を我々にみせてくれます。それはアメリカやヨーロッパ諸国のような先進国でも感じることができますが、開発途上国ではより大きな違いを感じ取ることができるでしょう。普段はあまり接する機会のないかもしれない開発途上国の現状を学び、より広い視野で世界をみる目を養ってください。 
参考URL
1. 授業中に適宜紹介   
画像
ファイル
更新日時 2021/01/30 14:37


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