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科目名 反応性ガス力学特殊研究2 
科目名(英字) Advanced Research in Reactive Gas Dynamics Ⅱ 
担当者氏名

松田 淳

対象研究科・専攻 理工学研究科機械工学専攻-博士後期課程 
講義学期 後期 
単位数



準備学習・事後学習
修士論文研究での実験結果をよく整理しておくこと.専門分野および関連分野の文献に目を通し,研究の出発点となるような課題を探す努力をすること.事後においては,博士論文研究をさらに発展させるような研究に関して,継続的に検討を行い,更なる研究に結びつける努力をすること.授業時間相応以上の研究従事時間を確保すること.また,論文作成や成果発信のための準備等,十分な時間を確保すること.
毎回、特殊研究の半分の自学実習が求められます。 
授業の概要と目的
反応性ガス力学特殊研究は,気体力学及び衝撃波に関する研究内容について,与えられた博士論文テーマの遂行に必要な実験技術・手法を体系的にあるいは必要時に実施する.正しい機械工学の知識・考え方・情報を基に研究を計画し,正しい技法で実験あるいは解析を行い,その結果を正しく考察して論文を作成する.これにより,気体力学に関する高度な専門知識のみでなく,問題解決のための高度な分析能力を身につける.また,独創的な課題設定ができ,それを解明・展開できる力をつける.得られた成果を学術論文として発表するなど,情報発信能力を身につけることを目的とする.また,同時に研究倫理を身につける.本科目は大学院博士後期課程(機械工学専修分野)のリサーチワーク科目に属する. 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP1.2.3.4およびDP1.2.3に該当する。 
科目ナンバリングコード
特になし 
到達目標
与えられたテーマを通じての研究成果により,機械工学および関連学問分野の発展に寄与する.そのために学会での発表や学会誌への原著論文の発表をする.成果をまとめて博士論文を作成する. 
授業内容
番号 【項目欄】 【内容欄】
1. ガイダンス  実験・解析の目的と安全管理:研究に即した実験・解析の目的を確認する.安全に実験を遂行できるような安全管理に留意する.また,研究倫理に関する説明も,併せて行う. 
2. 実験・解析計画1  研究目的に沿った実験計画を立案する.必要な実験手法を調べる. 
3. 実験・解析計画2  立案した実験計画を教員とディスカッションし,実験・解析を具体化する. 
4. 実験・解析の準備  実験に必要な機器や解析に必要な手法等を確認し,必要に応じて新規購入あるいは手法の勉強等を行う. 
5. 実験・解析の準備  実験機器の設定準備あるいは解析用のプログラミング等の必要な準備を行う. 
6. 実験・解析手法の修得  文献情報,習熟者からの指導等に基づき,実験・解析をデザインし,手法を修得する.予備実験,予備解析を行うことで,実験・解析条件を検討する. 
7. 実験・解析1  計画に沿った実験・解析:実際に実験・解析を行い,データを取得する.うまくいかない場合は,原因を探り,実験条件を再検討する. 
8. 実験・解析2  実験計画に沿った実験:引き続き,実験・解析を行いデータを取得する. 
9. 実験・解析3  実験計画に沿った実験:さらに,再現性を確認するための実験や解析の検証を行う.データをまとめ,プレゼンテーションに活用する. 
10. 学会発表の準備指導  実験・解析で得られたデータをもとに結果をまとめ,あらたな知見や概念を研究成果として情報発信できるようにする. 
11. 学会発表の準備  学会等での発表のストーリーを考える.学会に使用できるプレゼンテーション資料をつくる.発表の練習を行い,発表に向けた準備を行う. 
12. 投稿論文の準備指導  実験で得られたデータをもとに結果をまとめ,あらたな知見や概念を研究成果として論文等に発表できるようにする. 
13. 投稿論文の準備指導  論文のストーリーを考え,図表の作成をしてみる.教員とのディスカッションで修正しつつ,投稿論文を書いてみる. 
14. 投稿論文の準備指導  博士課程の集大成として,これまでの実験結果をまとめ,考察をする.教員とのディスカッションにより,議論をより,堅牢で深いものにしていく. 
15. 博士論文の作成指導  特別演習等で調べた先行研究をまとめて序論を作製し,自分の研究結果を本文にまとめる.さらに,関連の研究と照らし合わせて,考察をまとめる. 
授業方法の形式
研究方法の個人指導および研究結果の討論 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
研究内容(50%),研究遂行能力(30%),研究成果発信能力(20%) 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
その他(履修条件・関連科目など)
修士課程の関連講義レベルの気体力学に関する専門知識を有していること. 
テキスト
参考資料文献等
番号 【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. Modern Compressible Flow  John D. Anderson  McGraw Hill Higher Education 
2. Hypersonic and High Temperature Gas Dynamics  John D. Anderson, Jr.  McGrow-Hill Book Company 
参考URL
画像
ファイル
更新日付 2024/01/26 13:07


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