準備学習・事後学習
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広く植物の栽培、微生物の取り扱い、分子生物学的研究手法の基礎を題材とするため、「履修上の留意」に示す関連科目について関連内容を広く理解する必要がある。毎回、授業時間の2倍を目安に自主学習、技術復習および実験ノートの記録を行うこと。
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課題・定期試験に対するフィードバック
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提出物に対する採点結果および要改善点のフィードバック、あるいは修得が不十分な実験技術を随時個別指導します。
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履修上の留意
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受講に必要あるいは参考となる既習科目または関連科目:生物学実験、微生物学、植物病理学、生物資源学実験、農業環境微生物学、農薬学、植物感染制御学
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授業の概要と目的
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植物病理学に関わる基本的実験技術を習得するとともに、レポート作成による論理的思考能力および研究者倫理を身につけることを目的とします。
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アクティブ・ラーニング
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該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
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実務経験と授業内容の関係
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科目ナンバリングコード
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サブタイトル
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到達目標
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主に植物病原菌を題材とし、微生物の取り扱い、顕微鏡操作、病害診断、生態生理、薬剤作用機作、遺伝子操作および植物の栽培管理技術を習得します。
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授業計画
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【項目欄】
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【内容欄】
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1.
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実験ノートの作成法(ガイダンス)
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研究者倫理に基づく実験ノートの記録、データ管理、学術論文の引用等について解説する。微生物の培養や植物の育成に必要となる実験器具・装置の取り扱いを行う。
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2.
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培地の作成
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目的に応じた微生物用培地の種類を理解し、オートクレーブ滅菌を利用した真菌培養用の基本培地の作成を行う。
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3.
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培地への植菌
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クリーンベンチによる無菌操作の基本を理解し、微生物の培養を行う。
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4.
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微生物の生育量調査
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各種分離菌株の培養特性を調査し、生育速度や生育可能温度域の評価を行う。
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5.
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植物病害の診断1
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罹病植物の組織断面を観察するため、徒手切片によるプレパラートを作成し、顕微鏡観察を行う。
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6.
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病原菌接種用植物の管理I
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イネ育成用ポットの準備、種子消毒、播種を行う。
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7.
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植物病害の診断2
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罹病植物の組織に存在する病原体の感染構造を確認し、顕微鏡観察像のデジタル画像記録や病原体の分離を行う。
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8.
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病原菌接種用植物の管理II
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各種イネ品種の苗をポット定植し、栽培管理を行う。
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9.
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蛍光顕微鏡による核観察
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DAPI染色法と蛍光顕微鏡による、菌糸細胞内の核の観察を行う。
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10.
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培養菌体からのゲノムDNA抽出
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純粋培養した植物病原体あるいは罹病植物の組織からDNA抽出を行う。
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11.
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PCRによる遺伝子増幅
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Polymerase Chain Reaction法により、DNAを鋳型とする標的遺伝子の増幅反応を行う。
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12.
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核酸の電気泳動
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PCRにより増幅したDNA断片の電気泳動およびサイズ評価を行う。
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13.
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植物病害の遺伝子診断
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各種植物病原菌に特異的なプライマーによるPCRまたはDNA増幅断片の塩基配列解析により病原体の遺伝子診断を行う。
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14.
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イネに対する病原菌の接種検定
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ポット栽培した各種イネ品種に対する植物病原菌の接種実験により、植物の抵抗性あるいは病原菌の病原性検定を行う。
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15.
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本実験のまとめ
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これまでの本実験で学んだことについて、総括を行う
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テキスト
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参考文献
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【書籍名】
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【著者】
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【出版社】
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1.
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土壌微生物実験法 第3版
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日本土壌微生物学会 編
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養賢堂
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授業方法の形式
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授業の実施方法
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成績評価方法
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全ての授業への参加、欠席の場合は補修授業への参加を原則とし、各種実験手法の習熟度25%、論理的考察能力25%、実験ノートの記録内容25%、随時課されるレポートの内容25%を総合的に評価する。C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要です。
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成績評価基準
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実験手法の習熟度25%、論理的考察能力25%、実験ノートの記録内容25%、レポートの内容25%の総合計を100点満点として算出するため、60点以上が単位認定基準となります。
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受講生へのメッセージ
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本授業で行なう実験内容は、いずれも卒業研究を行なう際、必ず習得しておかなかればならない基本的手法である。実験授業全てに共通することだが、カリキュラムで定められた時間以外にデータ採取や準備、後片付けを行なう必要がある。ただ授業に参加するのではなく、自ら研究活動を実施する姿勢で各実験メニューに取り組んで頂きたい。
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参考URL
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画像
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ファイル
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更新日時
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2024/02/28 11:24
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