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科目名 生物学実験 
担当者氏名

荒川 征夫

上船 雅義

黒川 裕介

鈴木 康生

平野 達也

藤原 和樹

塚越 啓央

津呂 正人

全開講対象学科 農学部生物資源学科
年次 1年次 
クラス
講義学期 前期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-基礎教育科目群必修 
備考  



準備学習・事後学習
高等学校における「生物」を復習しておくこと。実験前日までに配布した「生物学実験」テキストの実施回をよく読んでおき、事前に予習しておくこと。実験後は内容を的確なレポートにまとめ、期限までに担当教員に提出すること。以上の準備学習と事後学習により、実験時間の半分に相当する自学自習を行うこと。 
課題・定期試験に対するフィードバック
レポートは指摘事項を添えて返却する場合があります。その場合にはコメントをよく確認して、今後のレポート作成に活かせるようにすること。また、書き直しを指示されている場合は、速やかに書き直しに応じ、スキルアップするよう努めるようにすること。 
履修上の留意
高校時代に「生物基礎」ならびに「生物」を履修済みであるか、もしくは1年生前期の生物学1・2を履修中であること。1回の実験は2時限連続で実施し,前期を通してAクラスとBクラスに対して順番を変えて同時開講する。 
授業の概要と目的
農学部の専門実験につなげるための基礎として、顕微鏡の使用法を習得し、植物・菌類・動物の形態と機能の観察により生物の多様性や生活様式について理解する。生殖器官や細胞分裂などの観察を通して生命の連続性について理解する。また、植物ホルモンに対する植物の応答やDNAの抽出といった生理学・分子生物学の基礎的実験も経験する。さらに、実験結果のまとめ方やレポートの書き方を学習し、研究を行う上での倫理を身につける。 
アクティブ・ラーニング
実験であるため、班員並びに教員と随時議論しながら進める。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本科目は生物資源学科の教育課程編成方針(CP)の第2項、学位授与方針(DP)の第2項に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
特になし 
科目ナンバリングコード
AA11003 
サブタイトル
農学部の学習での基盤となる生物学をより深く理解するための実験 
到達目標
各種生物の形態と機能を理解するとともに、顕微鏡の操作技術、スケッチの方法および基本的な実験器具の使用法など、生物資源学分野の研究で必要な基礎的手法を見につける。実験結果のまとめ方やレポートの書き方を習得する。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 実験ガイダンス・研究者倫理(上船、荒川、黒川、藤原、鈴木、平野、津呂、塚越)
Aクラス:4月17日
Bクラス:4月17日 
実験を行う上での安全対策,実験倫理,機器と薬品の取り扱い方,環境対策,レポートの書き方,などを指導する. 
2. 植物組織の
観察1(鈴木)
Aクラス:4月24日
Bクラス:5月1日 
果樹における種子と果実の構造の観察 
3. 微生物の観察1(荒川)
Aクラス:5月1日
Bクラス:4月24日 
菌類の基本的構造である菌糸を顕微鏡で観察し,その生育速度を測定する. 
4. 光合成色素の吸収波長の測定と定量(津呂)
Aクラス:5月15日
Bクラス:5月8日 
植物の葉に含まれる光合成色素の吸収波長を測定し,クロロフィルとカロチンの定量を行う.分光光度計の使用方法を習得する. 
5. 植物のDNA抽出(平野)
Aクラス:5月22日
Bクラス:5月29日 
植物を材料とした簡便なDNA抽出法と関連する実験器具の使用法の習得 
6. 植物組織の観察2・生物顕微鏡の使い方(塚越)
Aクラス:5月29日
Bクラス:5月22日 
植物の葉と花の観察 
7. 植物ホルモンに対する応答(黒川)
Aクラス:6月5日
Bクラス:6月12日 
ジベレリン、サイトカイニン、アブシシン酸などの様々な植物ホルモンに対する植物(イネなど)の応答性を観察する。 
8. 微生物の観察2(藤原)
Aクラス:6月12日
Bクラス:6月5日 
植物の罹病組織に形成された病原菌の胞子を顕微鏡で観察する. 
9. 染色体の観察(上船)
Aクラス:6月26日
Bクラス:6月19日 
ユスリカ類の唾液染色体の観察 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 担当教員が作成した生物学実験テキスト(非売品)     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 必要に応じて紹介します.     
授業方法の形式
実験 
授業の実施方法
対面で実験を実施 
成績評価方法
毎回レポートの提出が義務付けられています。各担当教員が課したレポートの点数を集計し、その平均を100%として成績を評価します。なお、欠席は原則として認められません。ただし、公欠・忌引き・病気(医師による診断書が必要)など正当な理由がある場合には、欠席が認められる場合があります。 
成績評価基準
ガイダンスにおいて説明したレポート作成の要点を十分に理解して作成されたレポートは高く評価される。それに加えて、各課題でのレポートの評価ポイントは各担当回において教員が説明する。C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
皆さんは、生物に限らず実物に触ることが少なく、これまでは本の中の図や写真で学んできた人が多いと思います。実物には、硬い、柔らかい、厚い、薄い、ツヤの有り無し、匂い、味など、写真ではわからない重要な情報がたくさんあります。実験を通して、仮想現実とは異なる現実の世界を勉強してください。 
参考URL
1. 特になし   
画像
ファイル
更新日時 2024/01/19 16:42


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