シラバス参照

科目名 農政学 
担当者氏名

平児 慎太郎

山端 直人

飯場 聡子

全開講対象学科 農学部生物資源学科
年次 3年次 
クラス A・B 
講義学期 前期集中 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-専門教育科目群選択 
備考  



準備学習・事後学習
この講義の履修にあたり、食品経済学、農生物生産経営学、生物資源経済学などの関連科目を履修し(または履修する予定である)、当該領域を体系的に修得しようとすることが望ましい。
毎回、講義時間の2倍程度の自学自習が求められている。
そこで、準備学習、および事後学習として要点整理などに時間を割く必要がある。
それぞれ具体的に取り組むべき事項として、例えば
準備学習:
事前に前回までの内容を確認し、WebClassにて講義資料を取得する。
事後学習:
内容の整理を行う必要がある(これが準備学習のベースになるため、事後学習と事前学習が循環する仕組み)。
本講義は前回の内容に積み上げていく展開になることが多く、準備学習と事後学習がシームレスに繋がっているため、平素から地道に学習する習慣づけが求められる。
フィードバック:
個別対応が必要な場合は演習の途中で随時対応するとともに、全体で情報を共有すべき場合は[学生ポータル]→[講義連絡]等を利用する。 
課題・定期試験に対するフィードバック
履修上の留意
講義に対するモチベーションを維持しつつ、講義内容を深く理解するため、食料・農業・農村を取り巻く実態と諸問題に高い関心を持っていることが望ましい。 
授業の概要と目的
農業政策の特質と課題を明らかにすることを目的とする。農業政策の体系はその対象により(1) 食料政策、(2) 農業政策、(3) 農村政策に大別されて扱われるが、3名の講義担当者の専門性、および他の講義との兼ね合いを考慮し、1日目を総論、2日目を各論1、3日目を各論2、4日目を各論3とし、それぞれ「日本農業が直面するhot issueとそれへのsolutionとしての農業政策」という構成で説明する。また、学部ならびに学科の教育課程編成方針(CP)第2項に定める「自ら学ぶ力の養成」に該当する。本科目はCP2、DP2に該当する。(科目ナンバリングコード:AA31504)
(実務経験と授業内容との関連)平児 慎太郎:国立の研究機関にて農業経済分野の研究者として所属した。政策実務や研究実務のスキルを活かし、政策や実態、研究遂行を踏まえて講義する。山端 直人:農林水産省、および三重県農業研究所への勤務経験を活かし、実践的な視点からの教育を行う。飯場 聡子:三重県庁、および三重県農業研究所への勤務経験を活かし、現場に近い目線から実践的、実務的な教育を行う。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
農業政策 
到達目標
食料・農業・農村を取り巻く諸問題とその解決手法としての農業政策の体系的な理解を深める。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. イントロダクション(平児)
政策体系(1):食料政策(平児) 
農業政策の枠組みのうち、食料政策の今日的なissueについて整理する。 
2. 政策体系(2):農業政策(平児)
政策体系(3):農村政策(平児) 
農業政策の枠組みのうち、農業政策、および農村政策の今日的なissueについて整理する。 
3. 政策研究に見る今日的な問題点(平児)  食料政策、農業政策、農村政策を相補的に再度整理した後、今日的な政策課題も含めたissueとそれらに対するsolutionとして農業政策に要請される事項を概観する。 
4. 各論1:日本の農業構造問題(飯場)  担い手施策の前提となる農業構造の特徴や諸問題について概観する。 
5. 農業の生産組織と経営(飯場)  家族経営体、農業法人など生産組織の変遷と、それらの経営状況や後継者育成などの問題について学ぶ。 
6. 食料・農業・農村基本法下の担い手施策(飯場)  新基本法に基づく担い手政策の内容、展開過程を学ぶ。 
7. 各論1の総括(飯場)  現行の農業政策、生産組織の現状などを踏まえながら、担い手支援に関しディスカッション等を行い、理解を深める。 
8. 各論2:現代中山問題と獣害(山端)  農村の大きな問題になっている中山間農業地域の鳥獣害問題に焦点を当て、農業政策の課題とその対策、評価手法などを概観する。 
9. アクションリサーチの方法(山端)  農業をはじめとする地域の課題を改善するための「地域政策」について学ぶとともに、課題解決のための提案とその評価、改善の手法としてのアクションリサーチの考え方を学ぶ。 
10. アンケート、インタビューの方法と質的データ分析法(山端)  農業・農村の課題解決の方法には種々のアプローチ方法が存在する。
集落住民の意識や意欲等を把握する方法としてアンケートとインタビューの基本を理解する。
同時に、インタビューで得た質的な情報を分析するためのテキストマイニングの基本なども学ぶ。 
11. 各論2の総括:政策課題把握演習(山端)  都道府県の農林業の課題を抽出し、その背景、課題、改善方法を検討することで、具体的な農業政策とその立案方法を演習する。 
12. 各論3:農村環境政策の枠組みと今日的なissue(平児)  農村政策のうち、特に農村環境分野を中心に今日的なissueやその解決の枠組みを整理する。 
13. 生態系サービスと農業の多面的機能‐棚田を中心に‐(平児)  棚田保全活動やその法律的な枠組みを中心に生態系サービスと農業の多面的機能の重要性について考え、何が問題となっているか、その解決策として何が求められているのかを整理する。 
14. グリーン・ツーリズムの枠組みとその限界(平児)  グリーン・ツーリズムの視点から、農業、農村(農村環境)と地域振興の今日的な到達点について検証する。 
15. 総括(平児)  各論3の内容を発展的に整理する。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特になし。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 「農業経営学術用語辞典」  日本農業経営学会 農業経営学術用語辞典編纂委員会編  農林統計協会 
2. 「改革時代の農業政策‐最近の政策研究レビュー‐」  生源寺眞一編著  農林統計出版 
授業方法の形式
スライドを使った講義形式 (一部ワークショップなどのアクティブラーニングを実施する可能性がある) 
成績評価方法
小テスト、レポート等のスコアを重視(100%)する。出席は受験資格をチェックするために用いるが、私語をやめないなどの妨害行為、代返が発覚した場合には失格などの厳しい罰則を科す。C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
受講生へのメッセージ
今年度は農業経営政策(飯場)、農村政策(中山間地域農業と獣害)(山端)と農村環境政策(平児)の各論から成るオムニバス講義である。各分野の専門家の知見や問題意識、その分析の深め方などを確り学んでいただければ幸いである。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2021/02/10 13:40


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