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科目名 薬学卒業研究1(薬剤学) 
担当者氏名

灘井 雅行

加藤 美紀

風岡 顯良

全開講対象学科 薬学部(6年)薬学科
年次 5年次 
クラス  
講義学期 集中 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 薬学アドバンスト教育部門-薬学研究科目群 
備考  



準備学習・事後学習
薬物動態学についての広範囲な知識を習得しておくこと。 
課題・定期試験に対するフィードバック
課題等へのフィードバックは、随時行う。 
履修上の留意
研究を進めるためには薬剤学、 臨床医学、 製剤学、 薬理学、 生化学、 生理学など、 広範な知識が必要である。 また、 研究に興味を持ち、 自らの力を最大限発揮して取り組む姿勢が望まれる。 
授業の概要と目的
実験研究としては、疾患時の薬物療法をより適正に行うための情報として、様々な薬物の体内動態(吸収、分布、代謝、排泄)の規定因子を明らかにするとともに、疾患や併用薬物が、薬物体内動態に対して、どのような機序で、どのような影響を及ぼすのかを解明するため、実験動物を用い、生物薬剤学的手法、生化学的手法、分子生物学的手法、薬物速度論的手法を駆使して研究を行う。また、ナノマテリアルであるカーボンナノチューブの安全性の評価、薬物輸送担体への応用性について研究を実施する。調査研究としては、薬剤師として有効かつ安全な薬物治療を実践する能力を身に付けるため、疾患とその治療薬に関する最新の情報を収集し、医療現場で活用できるようにまとめる。 
アクティブ・ラーニング
研究テーマに関連する学術論文を精読し、医療における研究の意義や位置づけを把握するとともに、自らの切り口で研究を発展できるよう努める。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP④およびDP④、⑤に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
PP51701 
サブタイトル
薬物療法や薬物投与計画を立案するときに必要な考え方や知識を研究を通じて習得する。 
到達目標
薬学卒業研究のGIO:薬学•医療の進歩と改善に資するために、研究を遂行する意欲と問題発見•解決能力を身につける。
○医療人としての科学的視点を有し、論理的思考をするための基礎を身につける。
○薬学および生命科学研究を実施するための手法を修得し、得られた結果を適切に整理できる能力を身につける。
○薬学・医療の進歩に対応するために、医療と医薬品を巡る社会的動向を調査する手段を修得する。
〇専門分野における国際学術文献を自身の研究に引用する技能を修得する。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 実験研究(1)
[G(1)(2)(3)] 
薬物の肝臓における代謝の機序および代謝に影響を及ぼす因子の解明 
2. 実験研究(2)
[G(1)(2)(3)] 
薬物の肝外組織における代謝の機序および代謝に影響を及ぼす因子の解明 
3. 実験研究(3)
[G(1)(2)(3)] 
薬物体内動態に対する各種トランスポーターの役割の解明 
4. 実験研究(4)
[G(1)(2)(3)] 
消化管障害における薬物体内動態の変化とその機序の解明 
5. 実験研究(5)
[G(1)(2)(3)] 
腎障害における薬物体内動態の変化とその機序の解明 
6. 実験研究(6)
[G(1)(2)(3)] 
肝障害における薬物体内動態の変化とその機序の解明 
7. 実験研究(7)
[G(1)(2)(3)] 
薬物の膜透過における薬物相互作用とその機序の解明 
8. 実験研究(8)
[G(1)(2)(3)] 
薬物の血漿タンパク結合における薬物相互作用とその機序の解明 
9. 実験研究(9)
[G(1)(2)(3)] 
薬物の肝および小腸での代謝における薬物相互作用とその機序の解明 
10. 実験研究(10)
[G(1)(2)(3)] 
薬物の腎排泄における薬物相互作用とその機序の解明 
11. 実験研究(11)
[G(1)(2)(3)] 
カーボンナノチューブの安全性および薬物輸送担体への応用性の評価 
12. 調査研究(1)
[G(1)(2)(3)] 
代表的な疾患の病因、治療法、治療薬に関する調査研究 
13. 調査研究(2)
[G(1)(2)(3)] 
疾患時および生理的状態が変化した時の薬物動態に関する調査研究 
14. 調査研究(3)
[G(1)(2)(3)] 
薬物相互作用に関する調査研究 
15. 調査研究(4)
[G(1)(2)(3)] 
製剤の特性と評価に関する調査研究 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特になし     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特になし     
授業方法の形式
実験および調査研究(対面授業) 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
研究に取り組む態度の醸成、研究技能の修得、研究成果の纏めと発表、問題解決能力の醸成等の観点から、ルーブリック評価を行う。3分の2以上の出席がない場合は欠格とする。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
研究を通して薬物動態学、 製剤学、 薬理学、 生化学、 生理学、分子生物学などをより深く理解するとともに、問題を解決する能力を身に付け、医師や他のコメディカルと協力して患者のための薬物治療が実践できる薬剤師になることを目指して欲しい。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2023/12/04 18:00


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