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科目名 生物生産経営学 
担当者氏名

平児 慎太郎

全開講対象学科 農学部生物資源学科
年次 2年次 
クラス A・B 
講義学期 前期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-専門教育科目群必修 
備考  



準備学習・事後学習
この講義の履修にあたり、食品経済学、農政学、生物資源経済学などの関連科目を履修し(または履修する予定である)、当該領域を体系的に修得しようとすることが望ましい。
毎回、講義時間の2倍程度の自学自習が求められている。
そこで、準備学習、および事後学習として要点整理などに時間を割く必要がある。
それぞれ具体的に取り組むべき事項として、例えば
準備学習:
事前に前回までの内容を確認し、WebClassにて講義資料を取得する。
事後学習:
内容の整理を行う必要がある(これが準備学習のベースになるため、事後学習と事前学習が循環する仕組み)。
本講義は前回の内容に積み上げていく展開になることが多く、準備学習と事後学習がシームレスに繋がっているため、平素から地道に学習する習慣づけが求められる。 
課題・定期試験に対するフィードバック
全体で情報を共有すべき場合は[学生ポータル]→[講義連絡]等を利用する。 
履修上の留意
講義に対するモチベーションを維持しつつ、講義内容を深く理解するため、農家や農企業(アグリビジネス)の実態に関心を持つとともに、その経営管理、経営計画や経営設計に高い関心を持っていることが望ましい。

講義後半ではPCにインストールしたRを用いた経営計画モデルの推計を行う。
そのため、生物資源統計学などを通じてRの操作に慣れておくとともに、Rのlibraryを操作する際に不明な点はUsage(英文)を読む必要がある。 
授業の概要と目的
農業経営や農企業(アグリビジネス)を対象とした経営管理から経営計画に関心を持ち、その手法修得を目指す。
開講年次やカリキュラム全体に占める位置づけなどを勘案し、特にbasicな内容を積極的に盛り込む。 
アクティブ・ラーニング
特になし。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本科目はDP2、CP2に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
国立の研究機関にて農業経済分野の研究者として所属した。
政策実務や研究実務のスキルを活かし、政策や実態、研究遂行を踏まえて講義する。 
科目ナンバリングコード
AA21502 
サブタイトル
農業経営分析論 
到達目標
農業経営の枠組みと経営管理や軽計画、経営設計に至る経営分析の枠組みについて体系的な理解を深める。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. イントロダクション  この講義で扱う対象、使用するテキストの概要について触れ、「生物生産経営学」のパラダイムを整理する。
また、予め経済学に対してどの程度の基礎知識を持っているか、ヒアリングや小テストを行う場合がある。 
2. 経営資源と管理  本講義のkeywordのひとつでもある“経営資源”の概念とその管理について整理する。 
3. 費用構造  費用論的な接近(1)として、費用構造について整理する。 
4. 収益と利潤  収益と利潤の概念について整理する。 
5. 家族農業と労務管理  わが国の農業を考える上で多数を占める家族経営の特徴、その労務管理問題について整理する。 
6. 経営管理と経営計画  経営管理と経営計画について整理する。 
7. 経営計画と経営設計  経営計画を元に経営設計について整理し、さらに経営評価の枠組みまで言及する。 
8. 線形計画法  線形計画法の枠組みについて解説する。 
9. 線形計画法の適用  線形計画法の枠組みをさらに理解するため、ケースメソッドを用いて解説する。 
10. 線形計画法の応用  線形計画法の応用的な問題について言及する。 
11. 整数計画法  整数計画法の枠組みについて解説する。 
12. 整数計画法の適用  整数計画法の枠組みをさらに理解するため、ケースメソッドを用いて解説する。 
13. 確率計画法  確率計画法の枠組みについて解説する。 
14. 確率計画法の適用  確率計画法の枠組みをさらに理解するため、ケースメソッドを用いて解説する。 
15. 総括  これまでの講義内容について総括し、学習効果を確かめる。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特になし。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 「農業会計の新展開」  松田藤四郎・稲本志良  農林統計協会 
2. 「線形計画法による農業経営の設計と分析マニュアル」  農林水産省農業研究センター  農林統計協会 
3. 「農業経営発展の会計学」  稲本志良・小野博嗣・四方康行・横溝功・浅見淳之  昭和堂 
授業方法の形式
スライドを使った講義形式 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
定期試験のスコアを重視(100%)する。
小テストを実施する場合がある。
出席は受験資格をチェックするために用いる。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
開発された農業技術や生産された農産物は、市場、ひいては社会に受け入れられる必要がある。
つまり、技術の経営評価や費用を確実にpay可能な収益構造、利潤というものの獲得がなければならない。
また、わが国の大多数が家族経営であるが故に、労務管理も含めた経営管理が厳密性を失っているとも言われる(要するに「ザル勘定」)。
こうしたことを徹底的に克服するための枠組みとして経営計画や経営設計がある。
多くのケースメソッドを通じ、経営管理の実務的な問題について考究する機会としたい。 
参考URL
1. 特になし   
画像
ファイル
更新日時 2024/01/16 17:57


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