シラバス参照

科目名 水域環境工学 
担当者氏名

谷口 義則

溝口 敦子

吉田 奈央子

原田 守博

全開講対象学科 理工学部社会基盤デザイン工学科
年次 3年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-防災・環境系科目群 
備考 本授業では、100点満点中60点以上を合格とする。本授業の対応する学習・教育到達目標 F

本授業はCP2およびDP2に該当する 



準備学習・事後学習
水理学Ⅰ・Ⅱ,水文・水資源工学,河川工学の講義内容を復習しておくとともに,毎回の授業に対する予習・復習を計60時間以上行うこと.



受講レポートや小テスト等については,授業内で解説と質問対応を行います.

定期試験に関する講評や質問は,追・再試験終了後に研究室で個別に対応します. 
課題・定期試験に対するフィードバック
履修上の留意
授業中に出される課題や次回の授業に向けレポートが課された場合は,必ず実施し,指定期日までに提出すること. 
授業の概要と目的
河川や湖沼,海岸等の水域において,水辺景観,水量や水質,生態系のそれぞれを保全することが求められています.これらの環境要素は相互に係わりをもっていることから,全体を通じて理解することが必要です.本科目では,水質の評価指標および水道や下水道の基礎から,水域における生物挙動と生態系,河川の物理環境,流水中の溶質の移流拡散,さらには地下水汚染の原因と対策など各種の環境保全策についても講述します.(科目ナンバリングコード:TC31405) 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
水域における景観・水量・水質・生態系の役割と保全対策 
到達目標
水域環境とその保全対策に関する基礎項目について,正しい認識と理解をめざす.



■基本到達目標



(1) 水環境保全の必要性と水質測定指標について説明することができる.



(2) 水道と下水道などの水処理技術について説明することができる.



(3) 水域における生態系について基本事項を説明することができる.





■応用到達目標



(1) 河川の物理環境と生態系の関係について説明することができる.



(2) 水域における溶質濃度の支配機構について説明することができる.



(3) 地下水汚染の要因と対策技術について説明することができる. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. はじめに  水域の物理環境および水辺景観の保全,水質の保全,水辺生態系の保全と修復について学ぶ.水域の環境を考えるための「水理」「水質」「生態系」という3つの視点について理解する. 
2. 水域の水質1  公共用水域の水質保全のための法規制ならびに水質の評価指標ついて学ぶ.環境基準と排水基準の考え方,濃度と負荷の考え方,水質指標の測定方法の基本を理解する. 
3. 水域の水質2  水道工学の基礎を学ぶ. 水道計画の基本的な考え方, 水処理(凝集・沈殿・ろ過)の機構の基本について理解する. 
4. 水域の水質3  下水道工学の基礎を学ぶ.下水道の役割(雨水排除と汚水処理)、下水道計画の指標、汚水処理(標準活性汚泥法・嫌気無酸素好気法)、汚泥処理の基本について理解する. 
5. 水域の生態系1  生態学の基礎,生物の多様性と進化について学ぶ.個体群レベルの決定機構,メタ個体群等について理解する. 
6. 水域の生態系2  動物の様々な繁殖様式と種間関係について学ぶ.絶滅危惧種と外来種の問題について理解する. 
7. 水域の生態系3  水域における生態系の成り立ちと変遷について学ぶ.集水域で起きている栄養塩減少,森と川と海の関係,河床の粗粒化等の環境問題について理解する. 
8. 水域の生態系4  河川の物理環境と生態系の関係について学ぶ.川の連続性,瀬,淵,ワンド,河畔植生等の物理環境と魚類,水生昆虫等の生物との関係について理解する. 
9. 水域の生態系5  地球温暖化がもたらす生物の分布変化,河川生態系の保全と修復について学ぶ.キーストーン種,ダイヤモンドの6原則を理解する. 
10. 河川環境1  河川地形,物理環境の成り立ちについて学ぶ.また,河道内植生が河道に及ぼす影響についても学び,理解する. 
11. 河川環境2  河道変遷と総合土砂管理について学ぶ.特に,ダム下流河道で起きている現象について学び,河道内物理環境に関する理解を深める. 
12. 環境水理1  流水中の物質濃度の支配機構について学ぶ.溶存酸素の変化過程や溶質の移流拡散現象に係わる理論を理解する. 
13. 環境水理2  地下水や湧水の水質特性について学ぶ.名水百選等を例にとり,水質のグラフ表示法とその解釈について理解する. 
14. 環境水理3  地下水汚染の原因と形態について学ぶ.帯水層における移流拡散解析,地下水・土壌汚染の修復技術について理解する. 
15. 総括  授業内容のまとめと重要ポイントの復習 
テキスト
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 水環境工学  松本順一郎  朝倉書店 
2. 身近な水の環境科学-源流から干潟まで-  日本陸水学会東海支部会編  朝倉書店 
授業方法の形式
講義 
成績評価方法
レポート・小テスト10%,定期試験90%
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
受講生へのメッセージ
水環境に係わる現象と課題を理解するには,川の流れや湖沼,水田や海岸など,身の回りの水辺に興味をもつことが大切です.また,水質や生態系の保全など社会的な課題に関心をもつことによって,講義の内容が有機的なものになると思います. 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2021/11/22 16:16


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