シラバス参照

科目名 日本経済史1 
担当者氏名

大瀧 真俊

全開講対象学科 経済学部経済学科
経済学部産業社会学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-歴史・政策・金融部門 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習は必要としないが、各回で示す参考文献をもとに事後学習を進めること。毎回、授業時間の2倍の自学自習が必要です。 
課題・定期試験に対するフィードバック
・課題(各回のチェックテストおよびレポート)については、授業内で解説・講評を行なう。
・定期試験については、追・再試験終了後にWebClassや学務システムで講評・解説等を送信する。 
履修上の留意
・講義はプロジェクターを用いて行なう。またそれをプリントしたものを配布する。
・出席はIC出欠確認システムで管理する。
・公欠・病欠などについては講義の前後に連絡すること。
・事後学習の1つとして、講義内容に関するレポート(A4で1枚)を1回実施する。
・講義中はスマホの使用禁止! 
授業の概要と目的
この講義では、戦前(明治維新からアジア太平洋戦争まで)において日本の産業・経済がどのように発展を遂げてきたのかについて解説する。特に(1)現在の産業・経済問題とのつながり、(2)各時代の世界経済(特にアジア)との関係の2つに重点を置くことによって、グローバル化時代である現在の産業・経済問題を考えるためのヒントを提供する。 
アクティブ・ラーニング
特になし 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はDP2/CP2に関連する。 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
経済EE21401、産社EI21401 
サブタイトル
戦前日本の産業と経済 
到達目標
現在の日本の産業・経済がもつ特徴や問題が、どのような歴史的経緯から生まれてきたのかを理解すること。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. ガイダンス  担当者の紹介、なぜ経済史を学ぶのか?、講義の進め方、講義計画 
2. イエ・ムラと近代の経済発展  E.トッドの家族制度類型、日本の家族制度:イエ、日本の村落共同体:ムラ、中国・韓国との比較 
3. 明治維新  開国とグローバル化、地租改正、廃藩置県、「日本」の誕生 
4. 産業革命(1)  金融制度の確立、企業勃興の開始 
5. 産業革命(2)  紡績業(綿)、製糸業(絹)、炭鉱業・鉄鋼業、社会の変化 
6. 日清・日露戦争  日清戦争、日露戦争、経済に対する影響、両戦争をどう捉えるか? 
7. 地域のなかの軍隊  軍事施設の概要、豊橋・浜松の比較、陸軍城下町・金沢、軍港・舞鶴 
8. 第一次世界大戦の影響(1)  第一次世界大戦、資源論の登場、資源政策の展開 
9. 第一次世界大戦の影響(2)  日本の参戦と軍縮、大戦前後の経済動向、大正デモクラシー 
10. 帝国日本の植民地経営  各植民地の概要、朝鮮、台湾、帝国の南北端 
11. 昭和恐慌  金融恐慌、昭和恐慌 
12. 満洲事変  昭和恐慌の諸相、農村の危機、「満洲国」と満鉄 
13. 日中全面戦争  国家総動員体制、軍需と重工業、1940年体制 
14. アジア太平洋戦争  開戦までの道のり、軍需工業の拡大、経済統制の強化 
15. まとめと定期試験対策  講義のまとめ、定期試験について 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. プリントを配布する     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 歴史はくり返すか:近代日本経済史入門  市川大祐  日本経済評論社 
2. その他は講義の中で随時紹介する     
授業方法の形式
講義 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
レポート30%、定期試験70%、その他に平常点による加減あり、出席回数10回以下は欠格 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
日本の産業・経済は、敗戦を契機としてかつての「戦争」(軍事)を中心とした構造から大きく生まれ変わりました。しかし現在の産業・経済のあり方が、戦前のそれと全く無関係というわけではありません。戦後70年を経過した今もなお、企業の形態や金融の仕組み、アジア各国との関係などの中には、戦前の名残りが根強く残っているからです。こうしたことから、戦前の経済史を学ぶということは、現在の経済問題を考える上でも重要な手掛かりを与えてくれるでしょう。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2023/12/14 18:30


PAGE TOP