シラバス参照

科目名 分析化学 
担当者氏名

前林 正弘

全開講対象学科 農学部応用生物化学科
年次 1年次 
クラス C・D 
講義学期 後期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-専門教育科目群必修 
備考  



準備学習・事後学習
高等学校での学習内容と1年次前期に専門基礎科目として開講される化学を踏襲した形で展開します。物理や数学の内容も踏まえ,これまでの化学で扱った内容より少し高度な考え方なども盛り込みながら進めていく予定なので,濃度,電離,溶解度,反応速度について各自予習と復習をして望むとより大きな効果が出ると思われます。 予習と復習の時間配分については,高校化学と1年前期開講の化学1と化学2の習熟の程度を勘案して各自でバランスをとり,合計として4時間の実施を望みます。

課題レポートについての講評については,可能であれば講義内にて行い,それが不可能であればWebClassに掲載します。 
課題・定期試験に対するフィードバック
履修上の留意
農学部で扱う対象は生体や食品などに関連する物質で,複雑な混合物が多いと言えます。つまり生体や食品中での反応は様々で複雑な反応が起きていると言えますが,一つ一つの反応は比較的単純に扱うことができるでしょう。それに先立って,この講義では単純な化学反応の速度や平衡状態について扱い,反応物と生成物の定量評価の基礎について触れていきます。さらに,現象と理論との関係をイメージしやすくなるように,同時期に開講されている化学実験とできるだけ対応させながら進めていきます。そのため,化学実験をとともに履修することをお勧めします。 
授業の概要と目的
化学変化で消費あるいは生成する物質について定量的な取り扱いができるように,化学反応の定量分析を中心に説明します。この講義では化学反応の速度や平衡にある系の量的取り扱いの基礎を理解し,専門的学識として基本的な解析技術を身につけることを目的としています。
本科目はDP2とCP2に対応しています。

(科目ナンバリングコード:AB11401) 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
化学反応についての定量分析 
到達目標
分析化学における基本的な概念である濃度や化学平衡を理解し,定量分析のために必要な計算能力と解析に必要となる基本的な知識と能力を身につける。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 講義概要

溶液とその濃度1 
本講義の目的等の解説

SI単位系と物理量,物質の濃度の表し方についての復習を行う。 
2. 溶液とその濃度2  様々な状態における物質の濃度とその表しかた,および濃度が示す量について解説する。 
3. 精度と確度  分析データの有効数字と桁数,正確さと精度,正確さなどの表現方法について解説する。 
4. 中和滴定法  中和滴定での酸と塩基の量的関係について,化学実験の内容を踏まえて復習する。 
5. 中和とイオン濃度  中和滴定におけるイオン濃度の変化について解説し,滴定曲線と電離定数との関係を説明する。 
6. 化学平衡と質量作用の法則  化学平衡とルシャトリエの法則について復習する。 
7. 反応速度と化学平衡  反応速度と物質の濃度,および平衡状態との関係について解説する。 
8. 化学平衡  化学反応の速度と平衡定数との関連について解説する。 
9. 反応速度1  化学反応の速度と物質の量的変化について解説する。 
10. 反応速度2  一般的な化学反応のモデルについて,化学反応の速度と物質の量的変化の数学的記述方法を解説する。 
11. 物質の溶解度と溶解度積  化学実験の内容を踏まえて溶解度積と沈殿生成量の関係について解説する。 
12. 沈殿の生成とその定量  溶解度積と沈殿生成量の関係,およびそれを利用した定量分析について解説する。 
13. 酸・塩基の平衡1  強酸、弱酸、強塩基、弱塩基などの電解質の無機化合物を主体に,電解質溶液の性質について解説する。 
14. 酸・塩基の平衡2  前回の内容を踏まえて,緩衝溶液の特性について解説し,溶液内での化学平衡との関係を示す。 
15. まとめ  これまでの講義の総括を行う。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 講義にて指示する     
2. 適宜プリントを配布する     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 高等学校の化学の教科書     
2. 各種定量分析の書籍     
3. その他については講義にて指示する     
授業方法の形式
講義 
成績評価方法
評価方法:定期試験80%,レポート20%。定期試験では,濃度,電離平衡,溶解平衡,反応速度に対する基礎知識と計算能力について評価を行う。レポートはそれらの中から一項目についてより詳細に調査報告を行うものとする。課題レポートを点数化し,定期試験成績と合わせて評価する。C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
受講生へのメッセージ
本講義は本講義以降の科目として位置づけられている各種実験や講義を受講する際に必要とされる定量分析法のなかでも化学反応における物質の定量について習得することを目的としています。本講義開始までに1学年前期にある化学などを通して高校化学の内容を十分に復習しておいてください。また,化学実験の内容とリンクしながら進める予定です。これらの科目を通して,目で見た反応とその機構との関係についてのイメージが持てるようになってください。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2021/02/10 13:38


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