シラバス参照

科目名 知覚情報と脳の働き 
担当者氏名

酒井 順哉

全開講対象学科 都市情報学部都市情報学科
年次 3年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門部門-情報・数理系 
備考  



準備学習・事後学習
毎回のシラバス項目名とその内容を確認し、あらかじめどのようなことを学習するかを把握してほしい。また、わからない用語がある場合はgoogle検索などで調べることが望ましい。毎回、講義時間の2倍の自学自習をすること。 
課題・定期試験に対するフィードバック
毎回の講義終了後にWebClassで確認テストと課題レポートを課し、次回の授業の開始時に設問の解説と正解とともに正答率を示す。また、定期試験については、講評、解説等を纏めたペーパーを、追・再試験終了後に研究室前に掲示する。 
履修上の留意
講義の出欠および遅刻は教室入口横のICカードリーダでチェックするので、学生証を必ず持参し、入室時に必ずタッチすること。講義サブノートはWebClass「資料」で講義日2日前からダウンロードできるので、講義には各自印刷して持参すること。
講義内容の理解度を評価するため、講義日にWebClass「テスト」に確認テストを掲載するので、「5者択一問題」は講義日を含め3日以内、「記述問題」は講義日を含め5日以内に解答すること。これらの内容を合計して出席点として評価する。
また、講義内容全体の理解度を確認するため、定期試験で実施する。 
授業の概要と目的
本講義では、人間の五感の機能と情報獲得の限界を理解するとともに、大脳皮質の5つの連合野との関係を修得する。また、記憶や本能的会場を生み出す扁桃核、海馬などの大脳辺縁系の機能を理解し、人間が快適に生活するための科学的実践法について修得する。
カリキュラムポリシーの②およびディプロマポリシー②に該当し、ディプロマポリシー③にも関係する。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業は、CP1およびDP1に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
UU31513 
サブタイトル
五感の情報認知と行動・情緒を決定する脳 
到達目標
人間の五感の機能限界を理解し、ビジネスや日常生活で快適環境をデザインする力を持つとともに、人間の行動や情緒を安定させる力を獲得することを目標とする。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 人間を支える生体恒常性(ホメオスターシス) (外的環境と内的環境の調和)  人間に与える環境因子として、外的環境と内的環境があり、そのバランスをホメオスターシスで制御できる時、人間は正常な行動ができることを理解する。ヒポクラテスの治療法、アリストテレスの生物観、クロード・ベルナールの内部環境固定論などを通し、人間の環境因子へのかかわりを学ぶ。 
2. 脳の構造と大脳皮質の働き  約140億個の神経細胞からなる大脳皮質の構造を5つの連合野に分け、各連合野の働きを理解する。また、右脳・左脳の働きを考える上で、交叉支配の原則があり、言語機能に優れる左脳と図形機能に優れる右脳が役割分担をしていることを学ぶ。 
3. 記憶と本能を決定する大脳辺縁系  大脳の内側にある大脳辺縁系には扁桃核、海馬などがあり、記憶を決定するととに、満足感や恐怖など本能的感情を生み出すことを学ぶ。また、どうすれば記憶を長期的に保つことができるかを理解する。 
4. 知らないうちに働く小脳・脊髄  小脳は人間が意識しない間に平衡感覚を保ち、さらには姿勢を保ち、瞬間的に反応できる処理対応から複雑な骨格筋の協調動作を助ける働きがあることを理解する。また、脊髄は脳からの命令を体の各部に伝えるとともに、運動感覚情報を集める役割とともに、脊髄だけで働く脊髄反射があることを学ぶ。 
5. 感覚刺激と知覚・認識・情緒  人間の感覚には、五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)、平衡感覚、内臓感覚があることを知り、これらの情報は脳・神経系によって制御されていることを学ぶ。また、感覚刺激による心理反応として、感覚・知覚・認識・情緒が生じることを理解する。 
6. 眼球の構造とその役割  眼球の構造と共同運動から、近見反射、瞳孔の役目、まばたきの役目を理解する。また、網膜の視細胞が杆体・錐体の分布に依存し、色と明暗の認識を行っていることを学ぶ。 
7. 視覚の基本機能と高次機能  明暗の知覚として、光覚閾、スペクトル光に対する感度差、明順応・暗順応、光の強度差の弁別感度、視力に影響することを知る。また、色感覚として、ヤング・ヘルムホルツの三色説、へーリングの反対色説、段階説、発達説について学ぶ。 
8. 視覚における運動知覚・図形知覚の魔術  視覚の運動知覚として、実際運動、仮現運動、誘導運動、自動運動があり、現実とは異なる錯覚を生じることがある。また、図形知覚として、マッハ効果、ブロッカ・ザルザー効果、クレイク・オブライエン効果、主観的輪郭現象、対比現象、群化、分節などが生じることを学ぶ。 
9. 眼精疲労とその対策  眼精疲労の原因を屈折・調整力障害、ドライアイ、緑内障などの病的原因に分類し、環境温度やDVT作業によるまばたき回数の変化を理解する。また、長時間のVDT作業やパソコンゲームによる眼精疲労やドライアイを防ぐ方法について学ぶ。 
10. 聴覚と平衡感覚の中枢:耳の構造  耳の役割として、音の認識と平衡感覚があり、外耳から超神経までの音の伝わりについて学ぶ。特に、蝸牛において、高い音は前庭窓に近い側で、低い音は前庭窓に遠い側で最大振幅となることを理解する。 
11. 音の物理的知覚と心理的知覚  聴覚は、周波数に対する聴力変化隠蔽作用、聴覚におけるOhmの法則、楽音に対する聴覚、弁別閾、協和騒音によって左右され、音の大きさ・高さ・音色と不協和音・協和音・音楽性によって、心理的知覚を受けることを学ぶ。 
12. 音楽による知覚・感情心理学  音楽は、人間生活において、知覚操作、感情操作、意味表現、社会性維持、機能回復に役立っていることを理解する。特に、音楽療法で期待できるヒーリング効果のある音楽には、1/f ゆらぎがあることを学ぶ。 
13. ニオイを科学する  鼻は、ニオイを感じる嗅覚器と空気を取り入れる呼吸器の役割があり、嗅覚に関する主な学説として、原臭説と原受容サイト説があることを理解する。また、誘引物質フェロモンが異性情報、集合情報、害敵来襲情報の伝達に役立っていることを学ぶ。 
14. 香りを科学する  香りの決定条件は、年齢・性別・職業・使用目的・使用場所・香りの経験度によって変化することを理解する。香りの種類には、花香調、幻想調に大別され、香りのイメージは濃厚さ・調和・新しさで決定されることを学ぶ。 
15. 味を感じるメカニズム  味は舌の上皮にある味蕾で甘み・旨味・塩味・酸味・苦味の五味を感じるだけでなく、鼻からの嗅覚、食べ物の色・形状など総合的に影響されている味を感じていることを学ぶ。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 毎回サブノートを配布し、対応する。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 生体情報システム論  福田忠彦  産業図書 
2. 快適科学(人間側からみた商品づくり)  長町三生編  海文堂 
3. 感性情報処理  原島博監修  オーム社 
4. コンピュータ化オフィスの人間工学  エティヌ・グランジャン  啓学出版 
5. 脳の探検  フロイド・E・ブルーム他  講談社 
授業方法の形式
PowerPointおよびサブノートを利用した講義 
成績評価方法
成績は確認テストと課題レポートを50%、定期試験を50%として評価する。
WebClassによる全15回の確認テスト(100点換算)と定期試験(100点換算)との平均が60点以上の者を合格とする。なお、確認テストの提出がない場合、「欠席」として扱い、欠席回数が全体の1/3以上の場合は「欠格」として扱う。
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
確認テスト・課題レポート(50%):毎回の講義内容から理解度を確認する。
定期試験(50%):講義内容の基礎的五者択一問題60点、応用的説明問題40点で出題し、学修達成度を評価する。
出席は加点要素とはしないが、授業回数の3分の2に満たない場合は欠格とする。
なお、確認テスト等と定期試験の平均が60点となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
21世紀で人間が社会を快適かつ安全に生き抜くために必要な情報をこのカリキュラムに凝縮しました。受講者から「聴講して今後の生活に役立った」、「面白い授業だった」との声が多いようです。医療・介護関連に興味を持つ学生は、是非、受講して下さい。 
参考URL
1. 必要に応じて授業で案内する   
画像
ファイル
更新日時 2022/03/06 09:33


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