シラバス参照

科目名 卒業研究 
担当者氏名

加鳥 裕明

菅 章紀

菅野 望

鈴木 昌弘

仙場 淳彦

相馬 仁

中島 公平

西村 尚哉

早藤 英俊

前川 明寛

宮田 喜久子

村尾 達也

山崎 彬人

横谷 靖

大藏 信之

全開講対象学科 理工学部交通機械工学科
年次 4年次 
クラス  
講義学期 通年 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-交通機械工学専門教育科目 
備考  



準備学習・事後学習
指導教員から事前に指示のあった専門科目等を十分に予習しておくこと。

定期的に研究進捗状況を報告し、指導教員から受けた指導内容を復習し研究に反映させること。
毎回、研究の半分の自学自習 が求められます。 
課題・定期試験に対するフィードバック
技術的課題についてはテーマごとに内容も異なってくるので,個別に質問対応を行う. 
履修上の留意
ゼミナールを履修し、卒業研究着手条件を満たしていること。

指導教員の下で卒業研究に携わる時間として年間460時間以上の時間を確保すること。

ワープロソフト、図形描画ソフト、表計算ソフトを習熟していること。 
授業の概要と目的
卒業研究は、交通機械工学に関するテーマ、エネルギー問題、環境問題などの解決に役立つ諸技術に関する研究テーマを通じて、文献調査、研究方針の立案、研究方法の計画、実験装置の設計・製作、実験・計測・観察、理論解析、各種数値解析、データ処理、考察等を行い、技術者として必要な具体的な問題解決のための工学的・工業的研究の進め方(計画性、実行力)を身につける。卒業研究では、課題追求のみならず、研究室での生活を通して、他人と協力しながら結論に達する協調能力を養いつつ、多面的に物事を考える能力をつけ、社会規範および技術者としての社会的責任についての育成を目的とする。研究室毎の概要と目的は、指導教員から別途配布されるので、各自確認すること。 
アクティブ・ラーニング
本授業ではディスカッション、グループワーク、プレゼンテーション、実習などを適宜行う。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP2・3・4およびDP3に該当する 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
TT41107 
サブタイトル
社会において課題・問題解決のできるデザイン能力を身につけた自立した技術者を育成する。 
到達目標
1.今までに学んだ知識や理論を使い、卒業研究に必要な装置・ソフトウェア等の設計・製作ができる。 2.今までに学んだ知識や理論を使い、現象やデータを分析することができる。 3.研究テーマ遂行に際しての多面的考察能力・問題解決能力を育成できる。4.研究成果を卒業研究論文や技術論文としてまとめることができる。 5.資料、パワーポイント、OHPなどを準備し、わかりやすく発表ができる。 6.質疑応答では、質問の意味を正確に把握し的確な応答ができる。以上のようなデザイン能力とコミュニケーション能力を身につける。研究室毎の到達目標は、指導教員から別途配布されるので、各自確認すること。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 研究生活  卒業研究の意義、研究室の運営方法、研究テーマ決定資料の紹介、教育目標、達成目標、指導教員の指導の下で行った達成時間の計上方法についての共通認識を持ち、協同して研究を行う素養を養う。○卒業研究を実行するために必要な項目、スケジュールが理解できる。 
2. 研究テーマの選択1  指導教員および過去の卒業研究論文等に示されている種々のテーマから、環境問題、エネルギー問題等、社会との関わりを意識し、デザイン能力の向上を実現するためのテーマを選択、決定する。主要研究テーマを示す。

【エネルギー・流体工学】ビークルエンジン研究室

中島公平:エンジンのフリクション低減と冷却向上、燃料電池の発電特性向上

○教員の研究テーマが理解できる。 
3. 研究テーマの選択2  主要研究テーマを示す。

【エネルギー・流体工学】航空工学Ⅱ研究室

菅野望:航空機用および自動車用燃料の着火反応モデル

○教員の研究テーマが理解できる。 
4. 研究テーマの選択3  主要研究テーマを示す。

【エネルギー・流体工学】鉄道工学研究室

鈴木昌弘:鉄道車両の空力特性解析

○教員の研究テーマが理解できる。 
5. 研究テーマの選択4  主要研究テーマを示す。

【エネルギー・流体工学】流体工学研究室

大藏信之:物体まわりの流れの制御と抵抗低減

早藤英俊:車両の空気力学

○各教員の研究テーマが理解できる。 
6. 研究テーマの選択5  主要研究テーマを示す。

【材料・構造工学分野】材料・加工研究室

菅章紀:乗り物に関連した機能性材料の開発

○教員の研究テーマが理解できる。 
7. 研究テーマの選択6  主要研究テーマを示す。

【材料・構造工学分野】構造力学研究室

加鳥裕明:有限要素法を中心とする構造解析技術の向上

○教員の研究テーマが理解できる。 
8. 研究テーマの選択7  主要研究テーマを示す。

【材料・構造工学分野】材料力学研究室

西村尚哉:自動車を主とした構造運動体の衝突安全性評価

○教員の研究テーマが理解できる。 
9. 研究テーマの選択8  主要研究テーマを示す。

【材料・構造工学分野】航空工学Ⅰ研究室

仙場淳彦:航空機の性能向上および宇宙構造物の特性

○教員の研究テーマが理解できる。 
10. 研究テーマの選択9  主要研究テーマを示す。

【制御・システム工学分野】マン・マシンシステム研究室

相馬仁:自動運転およびITS運転支援システムのヒューマンファクタ

山崎彬人:画像認識・機械学習を用いた運転支援・自動運転技術の開発。

○各教員の研究テーマが理解できる。 
11. 研究テーマの選択10  主要研究テーマを示す。

【制御・システム工学分野】ビークル制御研究室

前川明寛:乗り物の自動運転や機械システムの運動制御

村尾達也:ビークル駆動の運動制御や振動制御

○各教員の研究テーマが理解できる。 
12. 研究テーマの選択11  主要研究テーマを示す。

【制御・システム工学分野】自動車工学研究室

横谷靖:ドライバ特性に基づいた自動車における情報化と運転支援

○教員の研究テーマが理解できる。 
13. 研究テーマの選択12  主要研究テーマを示す。

【制御・システム工学分野】航空宇宙機システム研究室

宮田喜久子:小型宇宙機システムの設計開発と制御

〇教員の研究テーマが理解できる。 
14. 研究計画  計画・実行力向上、チームワーク力、自発的に学習する能力の習得を考慮して、卒業研究を遂行する研究計画を立てる。○研究計画の立て方が理解できる。 
15. 研究背景  学習・研究のテーマが社会とどのような関わりを持ち、社会からの要求は何であるか、どのように社会貢献できるかを考慮した問題設定を行う。○研究背景が理解できる。 
16. 技術者倫理、環境倫理  交通が社会・環境・安全に及ぼす影響を考慮し、交通を通して社会に貢献する素養を養う。○卒業研究を進めるにあたり、その社会的意義が理解できる。 
17. 安全教育  卒業研究を進めるにあたり、装置製作や実験を安全に実施できるよう危険予知も含め説明する。○安全を第一とし実施する意義が理解できる。 
18. 前期中間発表会  研究計画、研究方針を主体にした中間発表での前刷り作成、研究報告事項の発表を行い、図表現や文言の妥当性、実際のものづくりに繋がることを意識する素養を育成する。○研究内容をプレゼンするために必要なポイントが理解できる。 
19. 専門知識の習得  今までに学んだ知識の応用として、卒業研究テーマの遂行のために必要な専門知識を習得する。○専門知識の習得に必要な内容を理解できる。 
20. テーマ探求  習得した知識、文献調査で得た知識や理論を使い、テーマを遂行するのに必要な装置・ソフトウェア等の設計・製作をする。○装置やソフトウェア等の設計・製作内容が理解できる。 
21. テーマ遂行  テーマ遂行において、学んだ知識や理論を使い現象やデータを分析する能力を育成する。○テーマ遂行のために必要な内容が理解できる。 
22. 問題解決  テーマ遂行において、発生する問題点を解決する能力や多面的考察能力を育成する。○問題解決するために自ら行わねばならない内容が理解できる。 
23. 地域のものづくり産業への貢献  地域のものづくり産業に役立つことを考慮して、デザイン能力を身につけ、自立した技術者となるための実践能力を養う。○デザイン能力とは何かということが理解できる。 
24. コンピュータ援用機器・ツールの活用  ワープロソフト、表計算ソフト、図形描画ソフト、インターネット活用ソフト、理論解析ソフト、各種数値解析ソフト、データ処理ソフト等の援用の下にテーマを遂行できる素養を養う。○各種数値解析ソフト、データ処理ソフトの扱い方が理解できる。 
25. 実験データ等の解析  研究で得られた結果を、図やグラフ等で見える形に表現する。○わかりやすく説明ができ、特徴量が抽出できるよう結果の解析の仕方が理解できる。 
26. 実験データ等の考察  解析した結果から、次の段階に進むアイディアを構築し、自ら積極的にテーマを探求する。○結果の考察の仕方が理解できる。 
27. 問題解決策の提案  与えられたテーマ遂行上得られた問題点に対して、具体的に解決策を自ら示す。○発生した問題を解決する対処策が理解できる。 
28. 問題解決策の実行  示した問題解決策に対し、期限内に結論を見出す等の総合的能力を発揮する素養を育成する。○期限の重要性、処理の優先順位が理解できる。 
29. 後期中間発表会  発表前刷り作成においての日本語による論理的記述、発表、討論を行い、急速な技術革新に柔軟に対応するための自主的・継続的・自発的に学習する能力を身につける。○研究内容を論理的に記述・説明するための要点が理解できる。 
30. 卒業論文作成および卒業研究発表会  卒業研究テーマを遂行する過程で得られた成果を論文としてまとめ、考察・結論を述べ、かつ今後の研究課題の提案を行い、研究発表資料を作成する。また、各研究室の固有のテーマを通して得られた結果、問題解決手法とその実行などについて、他の人が十分に理解できるように発表・説明する。○研究結果のまとめ方および発表の仕方が理解できる。 
テキスト
参考文献
授業方法の形式
講義、演習、実験・実習(対面授業) 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
1.前期中間発表、後期中間発表、卒業研究発表の3回の発表を行っていること。2. 研究テーマ遂行の過程における計画性、実行性、事象に関する実験・データ処理・考察能力、問題解決能力、研究室での定例発表会での他の学生との議論など、研究室内での研究に対する一年間の取り組みを70%(中間発表20%、卒業論文50%)として評価する。3.卒業研究発表会における他教員(該当研究指導教員は参加しない)による審査結果で30%の評価をする。以上の3点での評価とする。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
3年次後期に、卒業研究の進め方や各研究室の研究分野等に関する説明会を開き、これに基づいて研究室への配属を決め、4年次開始時点で卒業研究着手条件を満たしている場合に研究室での卒業研究が着手できる(ただし、各研究室の配属学生数は定員内とする)。

希望する研究室への配属が叶わなくとも、各研究室には、一年間を通して卒業研究に熱中するに値する興味ある研究テーマが並んでいる。各自が、その研究室で楽しみ熱中できる研究テーマを見つけ、それに意欲的に取り組むことを期待する。その結果、諸君は、社会の求める、計画力・実行力・問題自己解決力・協調性の富んだ素養を身に付けることができる。 
参考URL
1. 交通機械工学科ホームページ 学科紹介 
画像
ファイル
更新日時 2023/01/27 13:08


PAGE TOP