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科目名 育種学 
担当者氏名

寺田 理枝

全開講対象学科 農学部生物資源学科
年次 2年次 
クラス A・B 
講義学期 後期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-専門教育科目群選択 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習;前期遺伝学プリントと「Essential細胞生物学」の復習を十分にしておくこと.事後学習;講義内容のプリントで復習を行い「植物育種学」 文永堂出版を読み込むこと. 毎回,講義時間の2倍程度の予習と復習の時間を確保すること.小テストは返却し,解答の解説を行います. 
課題・定期試験に対するフィードバック
履修上の留意
高校教科書の生物学で,遺伝学,植物生理,生態環境に関しての基礎知識を持ち,「Essential細胞生物学」の遺伝学用語が基礎的に理解できている. 
授業の概要と目的
本科目は生物資源学科の学位授与方針のDP2及びCP2の遺伝・育種科目に位置する. 食糧および多様な生物資源, エネルギー資源は,長年の育種によって改良された農作物から得られる.講義では主要な農作物の起源, 交配育種法, F1雑種の利用, 組換え育種法, ゲノム編集法について説明する.生物資源と環境問題,食糧問題について関心を高め深く考察できるようにする.講義スライドの内容を理解し食品や生活物資がどのように生産されているかに関心を持ち理解を深める様にする.
(教員の実務経験;国立の研究機関でのバイテク育種技術の開発経験を活かして育種学で遺伝子組換え作物の応用に関する実践的教育を行う.)

(科目ナンバリングコード:AA31304) 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
作物の遺伝子機能の改良と意義,展望 
到達目標
育種による品種の創出と遺伝子の関係を理解できる.交配育種法やヘテロシス,植物遺伝子の特徴を利用した育種,遺伝子組換え育種,ゲノム編集法とターゲティング分子育種のそれぞれについて,遺伝的原理,技術,特徴,応用及び利点,欠点について理解して,発想の幅を広げることができるようにする.農作物資源に係わる社会活動への関心を持ち自ら情報を集めて問題発掘や解決を考察する能力を身につける. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 履修ガイダンス  本講義の履修にあたっての注意,試験および評価について説明する. 
2. 農耕の起源と主要作物の由来-1  狩猟・採集から農耕への変遷、食料と生活資材の供給源である作物の進化・栽培化の歴史を概説し、パンコムギの由来を説明する. 
3. 主要作物の由来と特徴-2  トウモロコシ光合成の特徴を概説する.重要穀物類の物質生産機能の特徴と育種利用,栽培化の歴史を概説する. 
4. 主要作物の由来と特徴-3  イネ栽培化の歴史,地域分布,栽培化の促進遺伝子と特性について概説する. 
5. 遺伝子と交配育種法-1  交配育種法における育種目標,交配法,自殖性と他殖性の植物の特徴等について概説する. 
6. 遺伝子と交配育種法-2  系統育種法・集団育種法の具体例,世代による遺伝子のホモ型固定の変動について説明する. 
7. 遺伝子と交配育種法-3  交配育種法における世代促進のための花成誘導法の原理、戻し交配法ついて説明する. 
8. 遺伝子と交配育種法-4  マーカー育種法におけるPCRの原理,戻し交配法への応用を説明する. 
9. ヘテロシス育種  植物の雑種強勢現象とヘテロシスの分子機構ついて説明する. 
10. 生殖隔離と植物進化  被子植物の自殖性と他殖性の特徴,有利点・不利な点などを概説し,人工交配と授精の原理を説明する. 
11. 倍数性育種  倍数性の農作物の利点,作出法を説明する.同質倍数性,異質倍数性,異数体における農作物の変化を説明する. 
12. 突然変異育種  突然変異の分子機構,高エネルギーによる変異誘導の実例を紹介する. 
13. 遺伝子水平伝搬とトランスポゾン  易変性の遺伝子変異がトランスポゾンによって生じてくる仕組み,実例を概説する. 
14. 遺伝子工学と育種  植物組織培養の技術と遺伝子改変技術を利用した遺伝子工学(バイオテクノロジー)と組換え農作物の現状,ゲノム編集を概説する. 
15. イネ遺伝子ターゲティング法  植物遺伝子塩基配列の情報に基づくイネ遺伝子ターゲティング法の開発と最前線の技術,育種への応用について概説する. 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 「植物育種学」  西尾剛  文永堂出版 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 「植物育種学」上 基礎編,下 応用編   藤巻宏 鵜飼 保雄 山元 皓二 藤本 文弘  培風館 
2. 「Essential細胞生物学」     南江堂 
授業方法の形式
講義 
成績評価方法
理解度確認の小テスト(10%)、定期試験(90%)で評価します.授業回数の2/3以上の出席に満たない場合は欠格とする.C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
受講生へのメッセージ
近年の環境変動と人口増加の状況下で次世代育種法の高度化と食の供給保証の重要性が急速に増大している.講義内容は生活の身近な問題と関わっていることを十分理解するよう努力すること.質問や意見等はいつでも受け付けます. 
参考URL
1. 特になし   
画像
ファイル
更新日時 2021/02/10 13:39


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